松田プロ、京滋オープン2位タイでした。

 昨日(8月9日)所属の松田高明プロから出場していた2017年京滋オープンゴルフ選手権(於・甲賀CC)「32、33の65でホールアウト。今、現在トップタイです」と報告があり、その後すぐに「64が出ました」ということで結局惜しくも2位タイで終ったとのこと。

 送られてきた成績表を見ると優勝が伊藤誠道(31、33、64)で2位タイには松田ほか上平栄道、片岡大育、今井陽介の4人。6位に上井邦裕がはいるなどツアーで活躍するプロが並んでいました。

 ローカルトーナメントとはいえ、この時期ツアーがないせいか河井博大、山下和宏、久保谷健一、谷口力也、平塚哲二といった選手も出場していました。

団塊シニアに依存するゴルフ業界。

 わが国の人口減少と高齢化は産業界のみならずゴルフ業界においても深刻な問題となってます。

 レジャー白書によると1992年のわが国のゴルフ人口は1480万人だったのが2016年には550万人と半減どころか3分の1近くに激減しています。ゴルフ場利用者数も1992年には1億人だったのが2016年には8631万人と減少しています。

 ゴルフ人口が3分の1近く激減したのにゴルフ場利用者数は△14%にとどまってます。これは団塊の世代を中心とした高齢者ゴルファーの年間プレー回数が大幅に増えたことによります。さらに増えた大きな要因にセルフプレーによる低料金化があります。1992年頃の平日のプレー料金は1万5千円~2万円が当たり前でしたが、この数年の平日のプレー料金は昼食付きセルフプレーで4千円代から1万円。キャディ付きでも1万2千円~1万8千円というところでしょうか。

 年金生活者のシニアゴルファーにとって、コースやサービスの良し悪しは二の次、グレードの高いゴルフ場で1万5千円以上払うなら1回5千円のゴルフ場で3回プレーする方が良いというのがこうした数字の実態ではないかと思います。

 なりふり構わずコストカットして究極の安値といわれる5千円前後のプレー料金を打ち出す大手チェーンゴルフ場に追随するゴルフ場も高齢者ゴルファーの年間プレー回数増加を後押ししているようです。

 団塊シニアに依存するゴルフ業界もここ4、5年で75歳を迎え順次クラブを置き始めることになるとゴルフ市場は大幅に縮小され、ゴルフ場の存続の危機が確実にやってきます。

 この団塊シニアが元気なうちにゴルフ人口の減少に歯止めをかけるべく、有効な対策をゴルフ業界挙げて積極的に取組んで行かなければなりません。

 ゴルフを始めるきっかけ作りや30代~50代の働き盛りのビジネスマンへのゴルフ誘引施策などゴルフ界全体が一つとなって市場活性化をして行く必要があると思うのですが、他人事のように傍観している経営者が多く、また業界・団体も一枚岩になって物事に当たろうという機運に乏しいのが残念です。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

女子クラブ対抗で牧草さん見事ベスグロ獲得。

 今日、メンバーの皆さんと顔をあわせると「最近、ブログの更新がありませんね。いつも楽しみにしてます。」と声をかけていただきました。

 そういえば7月20日以来10日間もブログを更新していないと気付きました。20日以降、8月1日号の「事務局だより」の原稿制作・編集やら8月18日に当クラブで行われるKGUの関西インタークラブ奈良西地区予選の準備や打合せなどに追われブログの更新をする暇がありませんでした。

 奈良柳生CCの女性会員の有志(牧草眞由美、藤原美樹、萩原嘉織、西川優さん)で出場したKGUの「女子クラブ対抗競技」の決勝が7月27日、茨木高原CCで予選を通過した30クラブで行われ、当クラブのエース・牧草さんが36、34、70の好スコアで見事ベストグロスを獲得しました。

 また当クラブはポイントゲッターの牧草さんの活躍と西川、藤原、萩原さんの頑張りでトータル238(出場4名のベスト3のトータル)で30クラブ中、11位となりました。優勝は岸和田CCがトータル226で、地元・茨木高原CCに3打差つけて栄冠を獲得しました。成績は関西ゴルフ連盟のホームページをご覧ください。

昨日19日、梅雨明け宣言が出ました。

 奈良気象台は昨日19日、近畿地方は梅雨明けしたと発表しました。平年より2日早く昨年より1日遅かったそうです。6月7日から今月18日までの梅雨の期間中の降雨量は奈良市内で145・5ミリ(平年で282・6ミリ)と平年の半分以下の雨量と少なかったようです。

 梅雨が明けると気温もうなぎ上り、35度を超す猛暑日が各地で記録されてます。こう暑くては食欲も減退してしまいます。食事も素麺やざるそばといったもので済ませることが多くなってしまいます。夏バテ予防のためにもしっかりと食事を摂るようにしてください。

 今年の7月25日は「土用の丑の日」です。土用の丑の日には昔から鰻を食べると良いという習慣が今日まで続いています。土用の丑の日に鰻を食べると夏負けしないと平賀源内が発案をしたといわれてます。

 夏バテ予防に鰻は本当に効くのだろうか?確かに鰻にはビタミンA・B群が豊富に含まれており食欲減退防止の効果があり、栄養価も高い。鰻以外に土用の丑の日には「う」の字がつく物を食べると夏負けしないという習慣があったらしい。「う」のつく物といえば梅干、うどん、瓜、馬肉(うま)、牛肉(うし)、うさぎなどがありますが、やはり鰻が一番のような気がします。

 昨年は「土用の丑の日」は7月30日の1日しかありませんでしたが、今年は7月25日と8月6日の2日あります。食欲がおちる夏に鰻の香ばしい匂いは食欲を誘います。当クラブレストランでも活きた鰻を仕入れて料理長自らがさばいて焼き上げる手間をかけた自慢の江戸風鰻重を用意してます。しっかり鰻を召し上がって夏バテ防止をしてください。

平成28年度のゴルフ場入場者数。

 一般社団法人・日本ゴルフ場経営者協会(NGK)よりNGKだより6月号が届いた。冊子と共に平成28年度総来場者 都道府県別来場者比較一覧 速報値(平成27年度対平成28年度)年度比較表が同封されていました。

 この速報値はゴルフ場利用税納付による全国ゴルフ場の入場者数だけにかなり正確なデータとなってます。

 これによりますと、平成28年度の全国ゴルフ場の総入場者数は、前年度比169万人減少(△1・9%)の8631万人でした。この減少要因は、度重なる台風の来襲や集中豪雨及び全国的な降雪・積雪などの気象要因でしたが、これに加えて熊本県と鳥取県で発生した大地震が大きく影響していると分析しています。

 また、ゴルフ場利用者に理不尽なゴルフ場利用税を課していますが、この課税対象者数が7053万人と減少しています。平成22年度に8000万人代から7000万人代に減少して以降、年々減少し7年間で6000万人代に減少するのは確実のようです。

 裏を返せば70歳以上の非課税者が増え続けて行くことになります。しかしながら70歳前後の「団塊の世代」の年齢上昇と共に、直近の15年間のゴルフ場入場者数を支えてきた「団塊の世代」が近い将来において減少傾向に転ずることが確実です。

 それだけにゴルフに関心を寄せる若いゴルファー予備軍をいかに取り込んで行くか実効性のあるゴルフ活性化が求められています。ゴルフ活性化を唱えて、関西ゴルフ連盟ではゴルフ振興金と称して来場者から30円を徴収して「既存のゴルファー」を対象とした「チャリティ ゴルフフェスタ」やクラブチーム対抗戦「フレンドカップ」といった催しを開催し悦に入ってますが「既存ゴルファー」のプレー回数を単に増やしているだけで将来的には実効性のない付け刃といわざるをえません。

 NGKなどが中心となって組織されたゴルフ市場活性化委員会が行っている「大学体育のゴルフ授業」充実に向けた産学連携や若年層を対象としたゴルフを始めるきっかけづくりの「ゴルマジ」「ゴルフスタートアッププロジェクト」といった地道ながらもゴルフ界一丸となって取組んでいけば若年層のゴルファーの普及につながっていくものと思います。

社会人ゴルフ選手権予選が行われました。

 スポーツニッポン新聞社主催の内閣総理大臣杯第48回日本社会人ゴルフ選手権第40回関西社会人ゴルフ選手権予選が昨日(7月12日)奈良柳生カントリークラブにおいて行われました。

 最近のアマチュアゴルフ選手権などは10代・20代のプロ予備軍といわれている高校生や大学生が上位を占めなど本来のアマチュア選手権とは様変わりしてきています。仕事をし、余暇にゴルフを楽しむアマチュアゴルファーが腕を競うというのがこの社会人ゴルフ選手権です。

 競技は7150ヤード、パー72のチャンピオンティーを使用して18ホール・ストロークプレーで行われ、末原建選手が34、37の1アンダー71の見事な成績でトップ通過しました。参加107選手のうち82までの上位42人9月6日の関西決勝大会に進出しました。

奈良県ゴルフ場暴力団・防犯対策協議会総会。

 日本には春夏秋冬の四季以外に季節の移り変わりを示す「二十四節気」があります。さらに雑節という暦用語もあります。7月2日は雑節でいう「半夏生」(はんげしょう)でした。梅雨の終わり頃を表す言葉だそうです。

 梅雨の終わり頃には大気が不安定になり一時的な大雨や雷を伴うといわれてますが、この2、3日の気象はまさに「半夏生」。九州の福岡県、大分県、山陰の島根県など1時間に100ミリを超す集中豪雨で大変な災害となってます。災害に遭われた方にお見舞い申し上げます。

 7月4日(金)に奈良県ゴルフ場暴力団・防犯対策協議会の総会がありました。奈良県警察本部・藤本晃章刑事部長をはじめ和田彰彦生活安全部参事官、川口洋一刑事部組織犯罪対策統括参事官など暴対関係の幹部8人をお迎えし、奈良県下30クラブの支配人全員が出席して行われました。

 総会の冒頭に奈良県警察本部・組織犯罪対策課の竹中忠慶課長補佐から「最近の暴力団情勢について」と題しての有意義な講演がありました。総会の最後には奈良県ゴルフ場支配人会・神出雅由会長が代表して暴力団関係者のゴルフ場の利用を排除する「暴力団排除宣言」をして終わりました。

KGU女子クラブ対抗予選通過しました。

本日(6月30日)はKGU主催の女子クラブ対抗競技東近畿B地区予選が奈良国際GCで奈良柳生CCなど27クラブが参加して行われ、太子CCがトータル234で見事1位で予選通過しました。

わが奈良柳生CCはエース・牧草真由美さんをはじめ萩原嘉織、西川優、藤原美樹さんの4選手が出場し、トータル244の5位で予選を通過し3回目の決勝進出を果たしました。

※写真左から西川優、藤原美樹、萩原嘉織、牧草真由美選手、阪口総支配人

①太子CC234  ②ナパラGC236  ③岸和田CC239  ④堺CC241  ⑤奈良柳生CC244  ⑥グランデージGC244  ⑦オークモントGC245  ⑧岬CC249  以上の8クラブが予選を通過し決勝へ進出しました。

 

川崎さん3-1で倉垣さん降し理事長杯制覇。

 本日(6月25日)は2017年度理事長杯決勝が行われました。6月4日の理事長杯予選を経て1・2回戦、準決勝を勝ち抜いてきた川崎逸男さん(HD6)と倉垣光伸さん(HD8)によって決勝27ホール・マッチプレーで争われベテランの川崎さんが3-1で倉垣さんを降し見事優勝、理事長杯を獲得しました。ランナースアップに倉垣さん、メダリストは浦島善民さんと中山幸一さんでした。

赤澤競技委員から理事長杯が川崎さんに贈られた(写真上)。写真下は右からメダリストの浦島さん、優勝の川崎さん、ランナースアップの倉垣さん、赤澤競技委員。

 理事長杯の優勝者に副賞として当クラブ・筒井寛昭理事長(東大寺長老=第221世別当)より「道」と揮毫された色紙が理事長杯を制覇した川崎逸男さんに贈呈されました。

JGTO主催QT2ndの打合せがありました。

 8月28日から9月1日までの期間、日本ゴルフツアー機構(JGTO・青木功会長)のQT2ndステージを当クラブで今年もまた開催します。このQT2ndの打合せのため昨日(6月14日)JGTO競技運営管理部の小山俊一ディレクターが来場されました。

 鈴木グリーンキーパーを伴ってコースを視察しながらウォーターハザード、OB杭の位置などを確認しトーナメント用コースセッティングに仕上げるための意見交換を行いました。

 打合せの後の雑談の中で、プロゴルフ界のことやトーナメントの現状や今後の展望など貴重な話をお伺いました。話の中でプロの驚異的な飛距離の話題となり、トーナメントコースは7000ヤード超の全長は当たり前、7300ヤード~7500ヤードが標準的な長さになってきているとのこと。

 15日から始まる全米オープンの今年の会場「エリンヒルズGC」はアウト3840ヤード、イン3901ヤード、トータル7741ヤード、パー72で全米オープン史上最長のコースでの開催となるそうです。

 パー5のロングホールは(1H608ヤード、7H607ヤード、14H594ヤード、18H637ヤード)いずれも600ヤード超。500ヤードを超えるパー4が4ホールもあるモンスターコースらしいです。

 日本でも全長8143ヤードのゴルフ場が昨年9月に茨城県に誕生。ザ・ロイヤルGCで鈴木規夫プロが監修し世界基準のゴルフ場を標榜しています。最長ロングホールが16番ホールの705ヤードといいますからわれわれ素人には手に負えません。はたしてこんなに長いゴルフ場でプレーしても面白くないのではないかと思います。一度は話の種にプレーはしてみたいですが・・・・・。

 一方ではより飛ばせるアイアンクラブが人気を集めているそうです。週刊ゴルフダイジェストで紹介された「激飛びアイアンの人気が止まらない」でなんと7番アイアンで180ヤードとプロ並の飛距離が出せるアイアンクラブが人気となっていると報じてます。

 「ヤマハ インプレスUD+2」は7番アイアンで187ヤード、8番で175ヤード、9番で160ヤード、PWで135ヤード飛びしかも打ちやすくボールも上がるそうです。ヤマハ インプレスUD+2よりは若干飛距離はおちるそうですが、「ブリヂストンJGRハイブリッド フォージド」、「プロギア ニューegg」、「キャロウェイ ビッグバーサベータ」、「テーラーメイドM2」、「フォーティーンTC404」など同様に8番アイアンで175ヤード~180ヤード飛び、プロと同じ番手で同じような飛距離が出せると大人気だそうです。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇