地震による被害はありませんでしたか?

 昨日(6月18日)午前7時58分、大阪府北部を震源とする近畿全域に激震が走りました。大阪府高槻市、茨木市などは震度6・1の揺れを観測し、23年前の阪神淡路大震災の恐怖がよぎりました。ゴルフ場は幸い何事もなく平常通りに営業ができております。皆様のお宅など大丈夫だったでしょうか、お見舞い申し上げます。

 日本では怖い順に地震、雷、火事、親父といわれていますが、親父の権威がなくなってる現在、親父の怖さは論外として地震の怖さだけは昔も今も一番です。それだけに今度はいつどこで起きるか判りませんが、地震災害に備えることの大切さを改めて思い知らされました。今日だけでも数回、地震がありました。まだまだ大きな余震がくるかもしれません。枕元に懐中電灯、携帯電話、財布、メガネ、スリッパ・靴など、ひとまとめに置いておくようにしてください。

ベテラン寺川さんが理事長杯獲得。

 本日(6月17日)は今年度のクラブ三大競技の初戦「理事長杯」決勝が行われました。5月27日の理事長杯予選から本戦1・2回戦、準決勝、決勝と4週にわたり熱戦が繰り広げられ、寺川陸三さん(HD7)と上杉公一さん(HD7)が勝ち上がってきて決勝27ホール・マッチプレーで争われました。

 寺川さん、上杉さんとも決勝へは初進出。71歳のベテラン寺川さんに対して、この1年着実に実力をつけてきた48歳の上杉さんとの戦いとなりました。試合はベテランの寺川さんが安定したショットと試合巧者らしい抜群の寄せとパットで上杉さんを終始リードし3-1で降し、初の理事長杯を獲得しました。

 理事長杯を手にした寺川さんは「距離のある柳生ではパーオンは諦めて寄せとパットでしのぐゴルフに徹しました。今日はいつも以上に寄せが良かったのが勝因」だったそうです。一方、上杉さんは「寺川さんのベテランらしい正確なアプローチに負けました。」と敗者の弁。

※写真上は赤澤競技委員(右)より理事長杯が贈られた寺川さん。写真下はランナースアップ賞が贈られた上杉さん。

日本一距離の長いコースで熱戦が展開。

 ~全英への道~ミズノオープンは日本一距離の長いコース「ザ・ロイヤルGC]で開催されました。テレビ観戦をされた方も多く見応えがありましたね。

 ザ・ロイヤルGCは全長8007ヤード、16番ロングホールは705ヤードとアマチュアゴルファーには手に負えない世界基準のトーナメントコースです。

 トーナメントは秋吉翔太が唯一、通算1アンダーパーで優勝しましたがモンスターコースに相応しい難コースであることをまざまざ見せつけられました。全長8007ヤードのコース設定でしたが、そのまま使用したのは3日目だけで残り3日間はティーグランドを前に出し7700ヤード前後で行われたそうです。

 ただ名物ロングの16番ホールだけは4日間とも705ヤードで行われました。テレビで見ましたが、日本のトーナメントプロがドライバーでフルショットして第2打も直(じか)ドラでも誰一人2オンしませんでした。風の影響もありますが、ドライバー、ドライバーと打って第3打もウッドを手にしたプロもいました。まさにモンスターホールでした。

 藤田寛之プロがこのザ・ロイヤルGCは「コースレイアウトやハザードの位置、グリーンのアンジュレーションなど上手くレイアウトされており、ボールをちゃんとコントロールしないと攻略できない、いいデザインのコース」だと絶賛しています。

 トーナメントプロが競うコースとしては世界基準の超一流であっても、ふだん利用するアマチュアゴルファーにとっては果たして面白いのだろうか?という疑問が残りました。

 世はシニアゴルファーが年々増えてきており、70歳・80歳の高齢者ゴルファーのために全長4800ヤードくらいに短縮するピンクティー(コースによってはパープルティーとかブラックティーなど呼び方は違いますが)設置が増えてきてる昨今、プロトーナメントはより距離を長く難しくし、一方アマチュアの高齢者ゴルファーには距離を短くしてパーを取り易くするという一見、矛盾するようですが、プロを対象としたコースセッティングと高齢者ゴルファーを対象としたコースセッティングでは目的や意味が違うということです。

 プロは難攻不落のコースに果敢に挑戦して行くエキサイティングなゴルフを。一方、高齢者ゴルファーには体力や技量に応じた距離設定をしいつまでもパープレーに挑戦して行くゴルフ本来の楽しさと、いつまでも健康でゴルフを続けていただこうという狙いがあります。

 

 

夏に向かい暑さ対策が必要です。

 昨日(6月5日)、中国地方で「梅雨入り宣言」が出ました。近畿地方も今日くらいに発表されそうです。昨晩から降る雨が降り続きキャンセルが続出、頭が痛いです。これから梅雨入りし雨が続く日々を想像すると気が滅入ってしまいます。

 しかしながら梅雨の時期だからといって晴れの日がないわけではありませんし、確率的には雨より降らない日の方が多いのですからゴルフは存分に楽しめます。天気予報に注意してゴルフプランをお立てください。

 これから夏に向かい暑さ対策が必要になってきます。太陽がまぶしい夏空の下でのゴルフはまず直射日光を避ける工夫をしてください。体で露出している顔や首筋、腕などにはUVカットの日焼け止めクリームを必ず塗るようにしましょう。近年は、日焼けした肌は皮膚がんが発症しやすくなるため、男女を問わずUVカットのクリームを塗ることが必須といわれてます。

 ゴルフは長時間、太陽の下で過ごすため直射日光を避ける工夫が必要です。そのひとつにUVカット布素材の日傘が必携アイテムとなっています。この日傘を差していると意外ですが直射日光を遮るため、木陰のように涼しく感じるのでぜひゴルフ用日傘を携行することをお勧めします。

 夏のゴルフは健康的な汗がたっぷりかけます。それだけに汗を拭うタオルも必須アイテムです。できれば大き目のタオルがいいでしょう。ハンカチ程度のフェースタオルでは、ないよりはマシ程度で間に合いません。よくゴルフ場の手洗所に設置しているフェースタオルを持ち出す不届きゴルファーがいますが、マナー・エチケット違反ですから絶対にしないでください。

 また汗をかくと脱水症状にもなりますので、スポーツ飲料などで頻繁に水分を補給するようにしてください。そして何よりも一番大事なことは、ゴルフ前夜の深酒や寝不足を避けることです。

昼食の注文の品が違っていたら。

 先月、某ゴルフ場でプレーする機会がありました。ハーフを終えてレストランで昼食です。メニューを広げて何を食するか思案した結果、「海鮮あんかけ焼きそば」を注文しました。

 そして運ばれてきた品は「海鮮丼」です。うん?「私の頼んだのは海鮮あんかけ焼きそばだけど」というとチョットお待ちくださいと厨房に。そして伝票を手に「やはり海鮮丼と書いてますが」と注文を受けた側の正当性を主張します。

 たぶん注文を受けたウェイトレスが「海鮮あんかけ焼きそば」を「海鮮丼」と同じ頭に「海鮮」とついてるため、「海鮮丼」と聞き間違えたのだろう。私は「海鮮丼でなく海鮮あんかけ焼きそばを注文したのだから取替えよ」などと言い張るほどのことでもないと「いいよ海鮮丼で」と仕方なく食べました。

 同伴者の1人が「やさしいね。俺なら注文を間違えて違った品を持ってきたら絶対に替えさせるよ。ガミガミ文句はいわないけど。」という。

 こうした昼食の注文の聞き間違えによるトラブルはよくある話です。今回、私が経験したケースをゴルフ仲間10人に「君ならどうする?」とヒアリングしたところ人の性格にもよりますが、7人は間違った品を「いいよ、それで」と注文の品と違ったものを食べるといいます。理由は様々ですが大人の対応をされてます。

 一方、3人は「食べたい品を注文したのだから替えさせるのは当然」と筋を通されます。ただ、今回のヒアリングの中にはいませんでしたが、クレーマーという方が必ず存在します。「おいっ、君、俺はこんなもの注文していないよ。注文をちゃんと聞かないと駄目だろう。すぐ取り替えよ」というのは正論であり、至極当たり前クレーマーではありません。

 クレーマーは注文の品と取替えさせ、さらに「新しい品をすぐ持ってこい、マネージャーを呼べ」の挙句に「ここの教育はどうなってるんだ!」とやたらテンションが上がり激昂する方です。マネージャーに「ああや、こうや・・・・」と過去の対応の悪さや料理のことや値段のことやら注文の品の取り違え以外に延々とクレームする方が必ずおられます。

 もちろん注文を受けて間違えた方が悪いに決まってます。ちゃんとするべきだと思いますし、怒るのも無理はないと思います。さらにいえばレストランの従業員教育にも問題があるのは言うまでもありません。

 ただ、他人に迷惑をかけない、不愉快にさせないゴルフ場のレストランでそのような光景を目にさせられるのは周囲の者にとって不愉快極まりない迷惑な話です。相手が間違いを詫び、注文の品を取り替えてくればそれでいいのではないかと思うのですが、いかがでしょう。

ゴルフ帰りに夏の八景を訪れては?

奈良柳生カントリークラブのある奈良市東部山間地区は、手つかずの自然や大切に守られてきた伝統があります。地元の大柳生、東里、狭川地区など美しい風景を選んだ「夏の八景」が小冊子「す・とうぶ」に紹介されています。フロントに置いてますので、ゴルフの帰りに周辺を散策してみてはいかがでしょう。

 紹介されている夏の八景。
①西狭川町の不動の滝:滝の東側の高台の畑は福智西山城跡だそうです。
②須川町の棚田:小高い丘の上から眺める山々と棚田の広がりが美しい。(写真)
③下狭川奥町のふじこえとり:「節越えとり」とは、季節の変わり目に行う禊(みそぎ)の  祭事のことで用水を取り入れる淵で行うそうです。
④大柳生町の白砂川のホタル:6月の初めから2週間ほど見ることができます。
⑤興ケ原町のみつ岩:大きな3つの岩が印象的です。
⑥北野山町の布目ダム:布目川の洪水調整と奈良盆地の水不足対策のために建設さ   れたものです。
⑦水間町の井戸:水間(みま)の地名は三つの井戸の間(みいま)にはじまるといわれて  ます。
⑧天ノ池(一の池):水間町ち日笠町の間の、川の水源より高い位置にあるため池。

 ①から⑤は奈良柳生CCから車で5分~10分で行けますので、ゴルフ帰りに訪れてみてはいかがでしょう。

体調を整えてゴルフをしてください。

 スポーツといえば体力の限りを尽くす激しい運動競技を想像するが、ゴルフはさほど過激な運動を必要としません。むしろ散歩に毛が生えたような運動だと思っている人が多い。

 ゴルフを甘く見てラウンド前夜の深酒や夜更かししてプレーする人もいます。さらにはスタート前にビールを飲んだり、ラウンド中に飲酒するゴルファーも結構多いようです。

 意外と思われるが、スポーツの最中に不幸にして死亡する人は、ゴルフは他のスポーツに比べてケタ違いに多いのをご存知だろうか?

 ゴルフが散歩程度の運動という認識だから二日酔いの体で、あるいは徹夜明けの体調不良のままコースに出向きラウンド中にアクシデントが起こる。血圧が異常に高い状態や動悸がおかしいといった場合は、ショットやパットする前の緊張感から脳や心臓発作を起こして倒れ込み救急車に担ぎこまれることになりかねない。

 ゴルフ前夜の不摂生や無茶する人に限って自分を過信したり、また逆にそれを誇らしげに同伴者に吹聴する人がいます。ゴルフは案外、危険なスポーツであることを認識してしっかり体調を整えてプレーするようにしてください。

お天気情報の雨予報に惑わされないように。

 5月9日、早々に沖縄県では梅雨入りしました。近畿地方の入梅は平年で6月初旬、昨年は6月20日頃でした。ゴルファーにとっては嫌な季節ですが、四六時中雨が降ってるわけではありませんし、空梅雨ということもありますので天気の動向を見てゴルフをお楽しみ下さい。

 ただゴルフ場にとってはお天気情報の雨予報は最大の“営業妨害者”といえます。週間天気予報で傘マークが出たとたん、キャンセル電話がなり始めます。

 前夜の内に低気圧が移動して雨が降らなくなっても、一度キャンセルした人は不思議と戻ってきません。

 以前は、雨が降っていても豪雨でなければプレーするのは当たり前でしたし、ゴルフ場も雨によるキャンセルは認めていませんでした。昔のゴルファーは雨によるキャンセルは理由にならないので急用ができたとか体調を崩したなど、もっともな理由をつけてキャンセルしていました。

 しかしながら昨今のゴルファーはシニアや女性が増えたせいか、またいつでもゴルフができる状況にあるせいか、雨予報が出るといとも簡単にキャンセルされます。残念なことです。

 明日の天気予報も雨といってますが、よく聞けば午後(15時以降)から降り出し明後日の朝にかけての雨にもかかわらず、天気予報の一部を見たり聞いたりしてさも明日は朝から激しい降ると思い込む方が結構いるようです。

 テレビやラジオの天気予報を見たり聞いたりする場合は、日本列島全体でなく近畿地方しかも奈良県のお天気情報をしっかり聞き取って判断していただきたいと思います。

ゴルフには変わらぬ伝統的精神がある。

 わが国のゴルフは昭和30年代の経済成長と共に発展してきました。法人マネーを頼みにスポーツ競技というより遊興ゴルフを楽しむことを目的に発展してきた経緯があります。

 本来ゴルフは紳士淑女の礼儀作法を根底としたゴルフマナーが最も重視されるスポーツであることは、ご承知のことと思います。しかしながらゴルフが大衆化されると共に、ゴルフを楽しむ振舞いや装いなど時代と共に多様化してきました。

 ただ時代の変遷と共に多様化する価値観であっても変わらぬ伝統的精神があります。それはまさに他のプレーヤーへの配慮や思いやり、そしてゴルフコースをいたわり大事にする努め、さらにはゴルフ場に職業や地位を持ち込まない平等の精神です。

 ゴルフは下手でもいい、楽しめます。だけどマナーやルールを知らないとゴルフができなくなります。人のプレーを妨げたり、人を不愉快にさせる言動や行動をする無作法者は人に嫌われ、善なるゴルファーは近寄らず、さらにはゴルフ仲間も去って行きます。

 ゴルフの何よりの効用は身分や地位、さらには老若男女などの違いを超えてゴルフを楽しみ通じ合えることにあります。言い換えれば、ゴルフを通じてゴルフ友だちを増やし交友関係を広げて行ける素晴らしいスポーツです。この機会にご自身のゴルフスタイルを振り返ってみてはどうだろう。

一流は一流を知る。

 

  「一流は一流を知る」とかいいます。週刊パーゴルフの今週号(5月8・15日号)を読んでいたところ、米ツアーで初優勝した小平智の「本誌だけが見ていた!小平智ポーカーフェースの裏側」という特集記事にフィル・ミケルソンとのマッチプレーで戦った時に大きな収穫を得たことが書いてます。

 記事によると二つの収穫を得たといいます。そのひとつは、小平は、ミケルソンの素振りを見て自分との違いを明確に感じたそうだ。米ツアーはグリーン周りが難しく小平も苦戦していたが、ミケルソンからヒントを得たといいます。

 「ミケルソンの素振りに意思があるんです。こういう球を打ちますよという感じでクラブを振ると空想のボールが見えました。またあの辺に落としてという漠然としたものではなく、ボールとカップが線で結ばれているように寄っていくんです。自分もカップインするように線で結んでイメージをしっかり出したら寄るようになりました」と。

 凡人ゴルファーの多くはアドレス前の素振りは単なるルーティンとしてクラブを振っているだけではないだろうか?なるほど小平がいうように素振りこそ明確な意思をもって、どう打つかを集中して行うことが大事だということが判りました。ゆめゆめショット前の素振りを軽んじないよう、肝に銘じてください。詳しくは週刊パーゴルフをご覧下さい。