新ルールが来年1月から施行されます。

 

 来年1月から世界中のゴルフ場で新ゴルフルールが一斉に施行されます。新規則は従来の4年に1回のルールの見直しといったものではなく大幅にルールが変わります。新しいルールブックは従前に比べてひじょうに見やすく、また分かりやすくなってます。

 数多くのゴルファーにルールブックを持っていますか?と問うと、ほとんどの方が「持ってないし、見たこともない」と答える人が圧倒的に多いのが現状です。

 ではゴルフルールをどのようにして理解しているのかというと、ほとんどの方がプレー中にトラブッたらキャディや同伴者に救済処置やペナルティーを教えてもらってるようです。

 ゴルフは基本、ティーショットすればグリーンに上がるまでボールに触れずあるがままプレーして行けば良いという単純明快なスポーツです。しかしながらボールが曲がってボールを見失ったり、あると思われる所になかったり、コース内の池や小川など新ルールでいうところのペナルティーエリアに入りプレーが続行できなくなった場合に、どう救済処置をとれば良いかなどルールを知っていなければプレーを続けて行くことができません。

 「ルールブックなんて読んだことはない」と自慢気にいう方がいますが、ゴルファーとしていくら技量は優れていても、非常識で無知なゴルファーという烙印を押されてしまいます。

 そうならないように新しいルールブックを購入していただき熟読し、新ルールを理解していただくことが肝要です。またラウンドの際は、必ずルールブックはキャディバッグにいれ携行するようにしてください。何かトラブルが発生したら即座にルールブックを開くという習慣を身につけてほしいと思います。

冬のゴルフは準備運動を十分してください。

 皇太子さまが新天皇に即位される5月1日と、即位礼正殿の儀が行われる同10月22日を祝日とする特別法案が今国会で可決・成立しました。祝日法の規定で来年4月27日~5月6日が10連休となります。来年のゴールデンウイークは1年限りですが10連休という大型連休になるだけに観光業界などは特需の期待が高まってます。

 同じレジャー産業のゴルフ業界にとっては、大型連休はあまり歓迎できません。大型連休になると、家族揃っての帰省や国内外への家族旅行など家族サービスに重点がおかれるため、ゴルフ場への足は遠のき、どこのゴルフ場も集客に頭を悩まします。

 ところで昨日、今日と予報通りこの冬一番の冷え込みとなりました。とはいえ、気温20度を超すような温かい日が続いていたせいで、昨日、今日の冷え込みが強く感じるだけで、平年に比べるとまだまだ暖かい方だと思います。

 寒くなってくるとスタート前の準備運動やストレッチをしっかりしっかりするようにしてください。冬のゴルフはとくに体調などには気をつけることと。体が固いうえ、ふだんの運動不足からスイングした瞬間にぎっくり腰を再発させたり首の筋を傷めたりすることがあります。

 またティーショットが曲がり、ボールを探しに法面を駆け上がる際に肉離れやアキレス腱を断裂したりしますし、心臓に負担がかかり心臓発作や心筋梗塞を発症したりして命をおとすこともあります。以前にも紹介したことがありますが、ゴルフプレーが原因の死亡事故はほかのスポーツに比べて桁違いに多いといいます。くれぐれもゴルフというスポーツを舐めてかからぬよう、スタート前の準備運動やストレッチなどを励行するようにしてください。

12月9日(日)奈良マラソンによる交通規制にご注意を。

 今日から気ぜわしい師走です。年末に向けて公私共々何かと忙しくなります。とくに歳末にかけて届け物など荷物の納品配送が急増するため車の渋滞が起きやすく事故も多くなりますので、時間に余裕をもって行動(運転)するようにお願いします。

 車といえば今年もまた奈良マラソンが12月9日(日)にありますので交通規制が行われます。ならでんフィールド(鴻ノ池陸上競技場)を午前9時にスタートします。したがって午前8時30分から10時30分までスタート地点の鴻ノ池陸上競技場から奈良市内の幹線道路である大宮通りや天理街道が全面交通規制されます。大阪方面から第2阪奈道路や西名阪自動車道を利用される方はご注意下さい。

 なお、8時半までに奈良市内の幹線道路を通過される方はほとんど影響はありませんので、早めにゴルフ場にお越し下さい。スタート時間が9時半以降の遅い方で大阪方面から来られる方は、早めにお越しいただくか、迂回道路をご利用下さい。

 西名阪道をご利用の方は、天理ICで降りずに針ICまで行き国道369号から水間トンネルを経て大柳生~ゴルフ場か針ICから国道369号を柳生方面を経て大柳生~ゴルフ場への迂回ルートがありますのでご利用下さい。

 交通規制の詳細はポスターを掲示していますので、ご覧ください。また、当日の同伴者にも交通規制についてお伝えください。

来季の女子プロのシード権確定。

 LPGAの2018年賞金ランキングが確定しました。賞金女王は今季5回優勝したアン・ソンジュが4年ぶり4回目の女王に輝きました。

 今季のLPGAの賞金ランキングは先週の大王製紙エリエールレディースオープンで終了。最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップは賞金ランキングから除外されることになりました。

 このリコーカップは今季のツアー優勝者と前週までの賞金ランキング25位までの者を出場者として、この大会に出場することのステータス、権威付けることになったそうです。

 こうしたことから今季の賞金ランキングが決定し、シードの50位までが決まりました。

 初シードは、黄金世代といわれる小祝さくら(賞金ランク8位)、松田鈴英(同10位)、勝みなみ(同11位)、新垣比菜(同22位)、原英莉花(同37位)、大里桃子(同49位)など11人が初シード権を得ました。

 一方シードの常連だった藤田さいき(同51位)、笠りつ子(同52位)、渡邉彩香(同55位)、金田久美子(同56位)、原江里菜(同56位)がシードを逃しました。また昨年、ルーキーとして大活躍した川岸史果(同60位)もシード落ちとなりました。

 こうしてみると女子プロも浮き沈みが激しく厳しい勝負の世界だということがよく分かります。

ゴルフ振興策について。

 ゴルファーの減少が下げ止まらない。ゴルフ業界では若い世代のゴルファーの発掘・育成強化を目的にゴルフ振興策に取組んでいるものの、旧来のゴルファーのゴルフ回数を増やすだけのゴルフ企画に終始し、新しいゴルファーの創出などほとんど実現していません。

 関西ゴルフ連盟(KGU)が旗振りしているゴルフ振興など振興金を集めるだけで、有効に活用されているとは思えません。

 KGU理事・監事クラブは近畿各府県の名門クラブといわれているクラブの理事長が選ばれています。こうしたお歴々が新しいゴルファーの創出のためのゴルフ振興策を唱えても実効性あるものが企画されると思えません。

 逆にこうした名門クラブこそがゴルフ振興を阻んでいることに気付いていません。名門クラブでプレーしたいと思っても一般エントリーは断られ、エントリーの門戸は固く閉ざされてますし、なんらかの伝手(つて)でエントリーできてもプレー代は平日でも2万円を超すといった状況で、気軽にゴルフが楽しめるでしょうか?ましてや若年層や現役サラリーマンの小遣いでゴルフに行けるだろうか?

 ゴルフは今も昔もお金に余裕のある人しか楽しめないスポーツ(遊び)なのです。ゴルフマナー評論家の鈴木康之氏はある書物でこう書いてます。

 「ゴルフは否応なしに金がかかる。ゴルフを楽しめる人は経済的にかなりゆとりのある人である。・・・・・・・・ゴルファーの誰もが、ゴルフを楽しむ機会をもっと何度も持ちたいはずだが、それができないのは、体力や時間がないわけではなく、経済的な事情が理由のはずである。家族と楽しみたい、仲間や後輩もゴルフに誘い込みたいのだが、それがしにくいのは、金銭的なことが足を引っ張るからである。

 ジュニアにゴルフを楽しませてあげたい。そうしないと裾野が広がらない。しかし、今日のゴルフの高コストでは、やはり一部の親の子どもにしかチャンスは与えられない。

 ゴルフを楽しむ機会をもっと増やすために、私たちがすべきことは質素志向のゴルフである。ゴルフプレー以外のサービスのために料金の高くなってるコースを避け、よりリーズナブルな料金設定に努めているコースを選択するようにし、そういうコースが栄えるように仕向けること。飛距離をニュークラブに求めたがる心をもっとスイングの改造に向けること。一度決めたクラブをもっと長く愛すること。」

 と鈴木康之氏は書いてます。ゴルフが大衆化しプレー代もバブルの時代からみればかなり安くなりました。とはいえゴルフを楽しめる人はまだまだ経済的に余裕のある人だと思います。こうした問題にどう取組んでいくかを本音で議論して行かなければ真のゴルフ振興策など生まれてこないと思います。
 

増やそうゴルフ女子!

 週刊ゴルフダイジェスト11月20日号を読んでいたら「増やそう!ゴルフ女子」“女性が増えればみんなが幸せに”の見出しが目に飛び込んできました。

 ゴルフ人口の減少が続くゴルフ業界にとって女性ゴルファーを増やすことは最良の方策、何かヒントがあればと熟読しました。

 この記事によると日本の女性ゴルファー(利用者)はゴルフ場大手のアコーディア、PGMによると2017年の女性ゴルファー率は12・2%だそうです。

 老若男女が等しく楽しめるスポーツといわれている割には、女性ゴルファーが意外に少ない?ように思われます。バブル期には“私をゴルフに連れて行って系”は多かったようですが、最近の女性ゴルファーは自分のお金で自分で行く“自立系”女性ゴルファーが増えているそうです。

 経済的にも自立した女性でゴルフを“生涯の財産”ととらえ、ゴルフで求められるマナー・エチケット、社交性、人脈作り、決断力など社会で求められることをゴルフを通じて得ることができ、さらに人として成長できるとゴルフに真剣に取り組む女性ゴルファーが増えているともいわれてます。

 女性に限らずこれからゴルフを始めようとする初心者にとってゴルフは一歩目のハードルが高いことがネックになってます。

 まずお金の問題。クラブなどの用具が高い。コースに出るまでに練習場に通うのにお金がかかる。ゴルフ場でのプレー代が高いことが足かせになっています。
 
 次に時間がかかるという問題。ゴルフ場への往復、そして18ホールのプレー時間が長い。丸一日かかるといった問題が指摘されてます。

 こうした経済的・時間的問題をどう解決していくかがゴルフ業界の課題だといえます。

 

ゴルフの後は万葉浪漫の世界に浸ってみては。

 11月7日は立冬。立冬とは文字通り冬の始まりのこと。今年の夏は猛暑がきつく長かっただけに、もうそんな季節かと驚いてます。そういえば朝晩の冷え込みも厳しくなってきました。

 コース内の木々の紅葉も始まりました。観光都市・奈良も興福寺中金堂の一般拝観や正倉院展など内外から観光客が大勢つめかけてます。

 早めのスタートでゴルフを楽しんだ後は、奈良公園周辺の観光名所の散策や四半世紀をかけて創建時と同じ規模、様式で復元された中金堂の威容の拝観など万葉浪漫の世界に浸ってみてはいかがでしょう。

クラブ選手権は南さん、シニア選手権は森さんが優勝。

 今年度のクラブチャンピオンとシニアチャンピオンを決めるクラブ選手権(36H・M)とシニア選手権(27H・M)決勝が快晴の好コンディションの中で行われました。

 クラブ選手権は昨年の覇者・向山昭三さんが2年連続Vとなるか、クラブチャンピオンに5回、さらにクラブ4大競技を完全制覇している南憲司さんが5年ぶり6回目の栄冠奪還なるか奈良柳生CCのNO1を決めるに相応しい決勝戦となりました。

 試合の方は前半、南さんはショット、パットとも好調で5UPリードとし一方的な試合展開になるかと思われましたが、向山さんも後半に入りジワジワと追い上げイーブンまで戻す決勝戦に相応しい熱戦が繰り広げられ、最終36ホール、1UPで決着がつき南さんが5年ぶり6回目のクラブチャンピオンに輝きました。

 シニア選手権は2015年のシニアチャンピオン・森啓一郎さんが3年ぶりの奪還を目指し今年の予選をトップで勝ち上がるなど順調に決勝へ進出。一方、対戦相手の岡崎耕司さんは過去3回制覇し2年連続シニアチャンピオンを狙いましたが、試合の方は岡崎さんがシャンクを連発し10-9という大差で森さんが楽勝。3年ぶり2回目のシニアチャンピオンの座につきました。

※写真説明:写真上・スタート前の南さん(左)と向山さん。上から2枚目は岡崎さん(左)と森さん。3枚目は左から赤澤競技委員、南さん、向山さん。4枚目はシニアチャンピオンの優勝カップのレプリカとメダリストのトロフィを手にする森さん。

 

クラブ・シニア選手権のマッチプレーが始まりました。

 今週は比較的好天気が続き昨日・今日と爽やかな秋晴れのゴルフ日和となりました。

 関西ゴルフ連盟加盟クラブでは先週の日曜日からクラブチャンピオンとシニアチャンピオンを決めるクラブ選手権とシニア選手権が始まり、今日から予選を通過した選手によるマッチプレー(クラブによってはストロークプレーで実施)1回戦が行われています。

 このマッチプレーはご存知の通り二人に一人のキャディが付くツーサムプレーだけにキャディ不足の昨今、さらにキャディ不足となりセルフプレーをお願いするケースが増えます。おまけにマッチプレーは前組をパスする先行権があるため、前組はやむなくプレーを中断しパスさせて行きます。

 クラブ選手権8組、シニア選手権4組をパスさせて行くのですから球趣を削がれるため、言わずもがなのひと言をついつい発してしまわれる方がおられます。こうした些細な言動でトラブルになることも多々あります。どこのゴルフクラブも、この時期のクラブ選手権、シニア選手権のマッチプレーのパスで苦情やトラブルが発生しないよう関係者は祈る気持ちでいます。

 クラブチャンピオン、シニアチャンピオンを決めるクラブで最も権威ある競技だけに会員の皆様も認知し理解を示してくれるようになり、近年当クラブでは大きなトラブルはありません。

 マッチ・プレーに出場する選手も「パスさせて当然」という態度でなく、パスさせてくれたゴルファーに帽子をとり軽く会釈するなど「ありがとうございます」の意思表示をすることによりパスさせる側も「頑張ってください」の声援も出てなごやかになるものです。

 要はパスさせる側もパスさせられる側も「ありがとうございます」「どうぞ頑張ってください」のひと言で会員同士なら気持ちも意味も通じなごやかになるのですから友愛の精神で見守っていただければと思います。 

たばこの値上げを機に禁煙されては。

 10月1日よりたばこが大幅に値上がりし1箱500円の時代に入ってきました。愛煙家の皆さんの声は1,000円になれば「きっぱりやめるけど、500円ならキツイけど仕方ないか」と半分あきらめ顔。逆に嫌煙者からは「いいぞ、もっと上げろ。生ぬるい上げ方じゃなく倍の1,000円にすれば禁煙者がど~んと増えるのに」という声が聞こえてきます。

 厚生労働省の2017年の調査「国民健康・栄養調査」によるとたばこを習慣的に喫っている男性の割合は29・4%で1989年の調査以来、初めて3割を割ったそうです。全体の喫煙率では、女性は7・2%、男女合わせると17・7%で過去最低でたばこ離れが進んでいるようです。たばこによる健康被害が知られるようになり受動喫煙防止対策で喫煙場所が減っていることも要因とみられます。

 ゴルフ場でもゴルフ場全域を禁煙場所にする所も増えてきますし、レストランの全面禁煙も8割が実施されてきており、分煙も含めるとゴルフ場のレストランはほぼ100%禁煙場所になってきてます。

 愛煙家は愛煙家の言い分、嫌煙家は嫌煙家の言い分がありますが、確かなことはたばこの煙が漂い回りの嫌煙家を不愉快にさせることにありますし、何よりもたばこは体に悪いということです。

 かくいう小生もこのゴルフ場を開発するまでは日に3箱以上喫うヘビースモーカーでしたが、開発工事が始まると同時にキッパリ禁煙をしましたのでたばこを喫う身、喫わぬ身がわかるだけに・・・・・・。ゴルフ場の禁煙問題はなんとも悩ましい問題です。

 ただ社交施設でありスポーツ施設でもあるゴルフ場は、早晩全面禁煙場所となっていくのではないでしょうか。たばこの値上げを機会に禁煙をされたらいかがでしょう。