シーズンに向けて更新作業にフル稼働

 今シーズンは雪が降らず文字通りの暖冬で大阪市内の梅も早や満開。ゴルフ場も春のゴルフシーズンを控えてコースの更新作業が例年より3週間ほど早めています。

 先週の5日からフェアウェーのバーチカルを開始し明日には完了する予定です。バーチカルとは芝の根を鋤(す)かして排水・透水性をよくするものです。また芝の根に太陽の光を当て冬眠状態だった根に太陽の光を吸収させて芝芽の発芽を促進させて行きます。(写真)

 来週からはグリーンやティーイングエリアのコアリング(穴あけ)を始めて行きます。春のシーズンに皆様をベストターフでお迎えするべくコーススタッフはフル稼働中です。

新型肺炎の感染予防をしっかりしましょう。

 どこのテレビや新聞も連日、新型コロナウイルス関連ニュースばかりでいささかうんざりしますが、それだけ大きな厄災であり深刻な問題といえます。新型コロナウイルスが中国武漢を発端として世界中に猛威を振るっています。

 奈良県内在住のバスの運転手が感染したことで遠い国の話と他人事のような受け止め方をしていましたが、いっきに警戒感が高まってきました。とくにドラッグストアやスーパーでマスクを購入しようとしても、どの店も売り切れ状態だけに感染拡大が身近に感じて恐ろしい。

 感染予防にはやはりマスクが有効で電車やバス、それに大阪ミナミやキタといった繁華街、奈良でいえば観光地などでは飛沫感染に気をつけてください。

 予防にはマスクとともに手洗いをきちんとすること。洗い方も石鹸で指と指の間、指先、爪先、手の甲も手首までしっかり洗うことが大事だそう。洗ったあとはアルコール液などでしっかり消毒もしておきましょう。

 新型コロナウイルスばかりに耳目を集めていますが、インフルエンザも意外と猛威を振るっています。風邪やインフルエンザ予防にもマスク、手洗い、アルコール消毒は有効ですからしっかり感染予防をしましょう。風評被害で過剰反応することはありませんが、やるべき予防をみんながきっちりすれば感染の拡散防止ができ終息も早まると思います。

ゴルフ場は地球温暖化防止に寄与してます。

 オーストラリアの森林火災が未だ鎮火せずオーストラリアの森林面積、数千万ヘクタールが焼失し日本全土の半分が焼失されたと報道されています。少し前には1000万ヘクタール超で北海道の面積を超すといわれてましたが・・・・。

 オーストラリアの山火事は高温と乾燥に加えて雨が降らないことが大きな原因です。報道によると昨年9月に発生した森林火災が全土に飛び火して半年を経た現在も衰えるどころか拡大していってるそうです。森林火災による生態系の変化やさらなる気象異常が懸念されます。

 これも地球温暖化による影響でしょう。地球温暖化の元凶といわれてる二酸化炭素(CO2)の排出削減を真剣に考えなければなりません。雪の降らない暖冬はゴルファーにとっては有難いことですが、地球規模で考えるといかに雪の降らない暖冬が異常であるかを真剣に考えなければなりません。

 ゴルフ場は緑の再生、即ち地球温暖化防止に大きく役立っていることをご存知でしょうか?九州大学の懸 和一名誉教授は、ゴルフ場の緑が営む光合成を基礎にCO2収支の視点から大気の浄化・温暖化防止にゴルフ場が大きく寄与していると、日本芝草学会で詳細なデータを基に研究成果を発表しています。

 これによると全国のゴルフ場の芝生や森林などの緑によるCO2の総吸収固定量は年間460万トンになるそうです。広大な敷地でゴルフをすることに後ろめたさを感じているゴルファーもおられるかもしれませんが、ゴルフ場は大気の浄化、地球温暖化防止に大きく寄与していることを認識して胸をはってゴルフをお楽しみください。

ゴルフは難しく奥行きが広い。

 ゴルフはひじょうに特殊なスポーツだと思います。いろいろな環境や条件に影響され左右される競技です。まずは天候。晴れ、雨、寒い、暑い、強風、無風といった気象条件に最も影響を受けるスポーツです。プレーするコースの違い、アップダウンがきつい、フラット、距離が長い、短い、山岳コース、丘陵コース、シーサイドといったプレーするコースの違い。さらにはプレーする同伴競技者といった環境や条件がその都度変わるのがゴルフです。

 さらには1番ホールのティーショットから18番ホールの最終パットまで打ち放たれたボールの状況が1打ごとに変わっており、スコアメイクのためにプレーヤー自身がその都度判断し実行して行く孤独との闘い。

 野球やサッカーのようにチームプレーではなく、完全な個人プレーであり、野球やサッカーのように相手のプレーに対して瞬時に判断して対応するスポーツではありません。ゴルフというスポーツは1打、1打の間合いが長く次打に行くまでの時間が長く考える時間が長すぎて逆にミスすることも多い。

 ゴルフとはいかにミスをしないかを競うスポーツだといっても過言ではありません。ナイスショットした後につまらぬミスショットをしたり、ナイスパー、ナイスバーディのあとにボギーやダブルボギーを叩いてしまう、まさに好事魔多しといったことがよく起こります。ゴルフほど不安と緊張に左右されるスポーツは他にないと思います。だからこそゴルフは難しく奥行きの広い無限の面白さをもつスポーツなのです。

 

ゴルフは知的スポーツ。

 ゴルフは体力と精神力そして忍耐力が問われるスポーツです。とくにゴルフは体力以外に知的スポーツといわれるように精神力と忍耐力なくしてゴルフの上達は望めません。

 18ホールという長丁場では必ずミスが出ます。うまく行くよりミスが多くミスをいかに減らすかがスコアメイクのポイントです。

 18ホールの長丁場はミスしても取り戻せるチャンスは必ず訪れますから諦めずに粘り強くプレーをして行くことです。

 ゴルフは1番ホールをティーオフした時からいかなる場において、人間としていかに処すべきかを問われる場面に遭遇します。こうした場面をいかに対処しつつ最小のスコアにまとめて行くかが問われるスポーツでもあります。

 ゴルフマナー評論家・鈴木康之氏は「公明正大」「挑戦と冷静」「思いやり」「感謝」「社交」「自律」「自己責任」「向上意欲」「計画性」そして幾多の困難、失敗、挫折、恥の経験など日常生活が投影、凝縮されたものがゴルフだといいます。

 だからこそゴルフは面白いのだし、また難しく奥が深いのです。

東京五輪のカウントダウンが始まりました。

 

明けましておめでとうございます。2020年、令和2年の幕が上がりました。東京五輪開幕までのカウントダウンが始まりました。ゴルファーにとっては東京五輪のゴルフ競技の代表に誰が選ばれるか気になるところです。

 男女とも米ツアーで活躍している松山英樹と畑岡奈紗はほぼ確定といっても良いでしょう。現段階では男子二番手に昨年の賞金王・今平周吾がワールドランキング32位でリードし、次いで昨シーズン3勝を上げ復活した石川遼が同ランキング81位で追ってます。五輪出場に意欲を見せる石川が今シーズンの6月22日までにツアーで活躍すれば逆転も可能だけに目が離せません。

 一方、女子は二番手に渋野日向子がワールドランキング12位につけており、昨シーズンの賞金女王・鈴木愛が同ランキング17位につけています。ワールドランキング15位以内に3人が入っていれば3人の出場が可能だけに、畑岡、渋野に続いて鈴木も代表になる可能性は高い。(注:昨年末の五輪ランキングは畑岡6位、渋野11位、鈴木13位でこのまま3人が15位以内に入れば東京五輪に出場できる)

 しかしながらワールドランキングは米ツアーのポイントが高いだけに、鈴木は国内ツアーで少なくとも6月22日までに2勝くらいしておきたいところ。また渋野も12位だが、国内ツアーを優先しておりモタモタしていると15位以下にあっという間に下がってしまう可能性があるので、同ランキング12位以内を確保しておかなければ鈴木と入れ替わってしまうこともある。いずれにしろ2、3番手はなんとしても15位以内を6月22日までに維持するよう頑張ってもらいたいものです。

玄関前に大松飾りを設置しました。

「初春の令月にして気淑(きよ)く風和ぎ 梅は鏡前(きょうぜん)の粉を披(ひ)き 蘭は珮後(はい)の香を薫(かおら)す」という万葉集から引用された令和元年も余すところ4日。いつの時代にあっても年末は慌ただしいですね。今日12月27日はほとんどの会社は仕事納めで、大掃除と迎春準備に追われていることと思います。当クラブでも玄関前に飾る大松飾りをコーススタッフ総出で作り上げてくれました。

ゴルフはスポーツか遊びか。

 ゴルフはれっきとしたスポーツです。と強く言い切れますか?ゴルフをするのにゴルフ場利用税という理不尽な税金を取られるのはなぜか考えたことがありますか。ゴルフがスポーツというより遊びととらえられているためではないでしょうか。

 そのひとつにプレー中の喫煙を容認していること。たばこを喫いながらプレーするスポーツがあるだろうか。野球で守備についている内野手や外野手がたばこを喫いながらボールが飛んでくるのを待っていることなどありえませんよね。

 相撲の土俵下で待つ力士が一服しているだろうか。サッカーのゴールキーパーがたばこを喫って守っているだろうか。

 スポーツで競技中に喫煙を認められているのはゴルフだけです。ゴルフは喫煙しながらできるスポーツだと思ってる人は多いが、喫煙しないゴルファーからみると、ゴルフというスポーツを冒涜しているように思います。

 たばこ以外にお酒を飲んでプレーすることができるスポーツはゴルフだけです。スタート前に一杯引っ掛けて、コース売店で一杯、昼食時に一杯というように酒を飲んでプレーすることができるのがゴルフです。さすがにプロ競技や権威ある公式アマチュア競技では許されてませんが、プライベートラウンドやクラブ競技では禁止を謳ってるゴルフ場はありません。

 こうしたたばこやアルコールをプレー中に嗜(たしな)むことができるゴルフがスポーツではなく遊びだといわれる所以です。ゴルフ場利用税撤廃を要望すれど「所詮ゴルフはスポーツでなく担税能力のある金持ちの遊びだ」と思われており2020年度も利用税撤廃は見送られました。 

女子プロツアーの来年度日程。

 日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は来年度の女子プロツアーの日程を発表しました。2020年度は東京五輪の開催により8月の2週間の開催期間中はツアー休止となります。

 3月5日の開幕戦「ダイキンオーキッドレディース」(沖縄・琉球GC)から最終戦「ツアー選手権リコー杯」(宮崎GC)まで全37試合実施されます。東京五輪開催中の2週間の休止により2試合の減となりますが、女子プロツアーは相変わらずの盛況ぶりです。

 関西で行われるのは「スタジオアリス」(4月10日~12日・花屋敷GC吉川コース)と「宮里藍サントリーレディース」(6月11日~14日、六甲国際GC)と「ノブタグループマスターズレディース」(10月22日~25日、マスターズGC)の3試合でいずれも兵庫県のゴルフ場での開催となります。

8日(日)マラソンによる交通規制あり。

 今週の日曜日(12月7日)、恒例の奈良マラソンが今年も行われます。これによる交通規制がありますので、奈良柳生カントリークラブへお越しの方はご注意ください。

 例年の通り奈良の幹線道路である大宮通りは8時30分以降10時30分頃まで通行できません。したがってスタート時間が9時以降の方は8時30分までに大宮通りを走行するかう回路をご利用ください。う回路の案内などは昨年のブログ(12月1日付け)を参照してください。

【奈良マラソンによる交通規制にご注意を】(2018年12月1日ブログ) 

 また12月1日から道路交通法が改正されました。スマホなどを運転中に使用する「ながら運転」については違反点数と反則金が大幅に引き上げられました。「ながら運転」による死亡事故が多発し厳罰化を求める世論の声を反映したものです。

 運転中の電話やメールの発送信、ひどいのになるとスマホでニュースを見たりゲームをしているドタイバーもいるそうです。「ながら運転」をすれば注意力が散漫になり、とっさの判断が遅れ大事故につながります。自戒を込めて安全運転を心掛けるようにしましょう。