体調を整えてゴルフをしてください。

 スポーツといえば体力の限りを尽くす激しい運動競技を想像するが、ゴルフはさほど過激な運動を必要としません。むしろ散歩に毛が生えたような運動だと思っている人が多い。

 ゴルフを甘く見てラウンド前夜の深酒や夜更かししてプレーする人もいます。さらにはスタート前にビールを飲んだり、ラウンド中に飲酒するゴルファーも結構多いようです。

 意外と思われるが、スポーツの最中に不幸にして死亡する人は、ゴルフは他のスポーツに比べてケタ違いに多いのをご存知だろうか?

 ゴルフが散歩程度の運動という認識だから二日酔いの体で、あるいは徹夜明けの体調不良のままコースに出向きラウンド中にアクシデントが起こる。血圧が異常に高い状態や動悸がおかしいといった場合は、ショットやパットする前の緊張感から脳や心臓発作を起こして倒れ込み救急車に担ぎこまれることになりかねない。

 ゴルフ前夜の不摂生や無茶する人に限って自分を過信したり、また逆にそれを誇らしげに同伴者に吹聴する人がいます。ゴルフは案外、危険なスポーツであることを認識してしっかり体調を整えてプレーするようにしてください。

お天気情報の雨予報に惑わされないように。

 5月9日、早々に沖縄県では梅雨入りしました。近畿地方の入梅は平年で6月初旬、昨年は6月20日頃でした。ゴルファーにとっては嫌な季節ですが、四六時中雨が降ってるわけではありませんし、空梅雨ということもありますので天気の動向を見てゴルフをお楽しみ下さい。

 ただゴルフ場にとってはお天気情報の雨予報は最大の“営業妨害者”といえます。週間天気予報で傘マークが出たとたん、キャンセル電話がなり始めます。

 前夜の内に低気圧が移動して雨が降らなくなっても、一度キャンセルした人は不思議と戻ってきません。

 以前は、雨が降っていても豪雨でなければプレーするのは当たり前でしたし、ゴルフ場も雨によるキャンセルは認めていませんでした。昔のゴルファーは雨によるキャンセルは理由にならないので急用ができたとか体調を崩したなど、もっともな理由をつけてキャンセルしていました。

 しかしながら昨今のゴルファーはシニアや女性が増えたせいか、またいつでもゴルフができる状況にあるせいか、雨予報が出るといとも簡単にキャンセルされます。残念なことです。

 明日の天気予報も雨といってますが、よく聞けば午後(15時以降)から降り出し明後日の朝にかけての雨にもかかわらず、天気予報の一部を見たり聞いたりしてさも明日は朝から激しい降ると思い込む方が結構いるようです。

 テレビやラジオの天気予報を見たり聞いたりする場合は、日本列島全体でなく近畿地方しかも奈良県のお天気情報をしっかり聞き取って判断していただきたいと思います。

ゴルフには変わらぬ伝統的精神がある。

 わが国のゴルフは昭和30年代の経済成長と共に発展してきました。法人マネーを頼みにスポーツ競技というより遊興ゴルフを楽しむことを目的に発展してきた経緯があります。

 本来ゴルフは紳士淑女の礼儀作法を根底としたゴルフマナーが最も重視されるスポーツであることは、ご承知のことと思います。しかしながらゴルフが大衆化されると共に、ゴルフを楽しむ振舞いや装いなど時代と共に多様化してきました。

 ただ時代の変遷と共に多様化する価値観であっても変わらぬ伝統的精神があります。それはまさに他のプレーヤーへの配慮や思いやり、そしてゴルフコースをいたわり大事にする努め、さらにはゴルフ場に職業や地位を持ち込まない平等の精神です。

 ゴルフは下手でもいい、楽しめます。だけどマナーやルールを知らないとゴルフができなくなります。人のプレーを妨げたり、人を不愉快にさせる言動や行動をする無作法者は人に嫌われ、善なるゴルファーは近寄らず、さらにはゴルフ仲間も去って行きます。

 ゴルフの何よりの効用は身分や地位、さらには老若男女などの違いを超えてゴルフを楽しみ通じ合えることにあります。言い換えれば、ゴルフを通じてゴルフ友だちを増やし交友関係を広げて行ける素晴らしいスポーツです。この機会にご自身のゴルフスタイルを振り返ってみてはどうだろう。

一流は一流を知る。

 

  「一流は一流を知る」とかいいます。週刊パーゴルフの今週号(5月8・15日号)を読んでいたところ、米ツアーで初優勝した小平智の「本誌だけが見ていた!小平智ポーカーフェースの裏側」という特集記事にフィル・ミケルソンとのマッチプレーで戦った時に大きな収穫を得たことが書いてます。

 記事によると二つの収穫を得たといいます。そのひとつは、小平は、ミケルソンの素振りを見て自分との違いを明確に感じたそうだ。米ツアーはグリーン周りが難しく小平も苦戦していたが、ミケルソンからヒントを得たといいます。

 「ミケルソンの素振りに意思があるんです。こういう球を打ちますよという感じでクラブを振ると空想のボールが見えました。またあの辺に落としてという漠然としたものではなく、ボールとカップが線で結ばれているように寄っていくんです。自分もカップインするように線で結んでイメージをしっかり出したら寄るようになりました」と。

 凡人ゴルファーの多くはアドレス前の素振りは単なるルーティンとしてクラブを振っているだけではないだろうか?なるほど小平がいうように素振りこそ明確な意思をもって、どう打つかを集中して行うことが大事だということが判りました。ゆめゆめショット前の素振りを軽んじないよう、肝に銘じてください。詳しくは週刊パーゴルフをご覧下さい。

奈良オープンゴルフ選手権アマ予選会開催。

 2018年度奈良オープンゴルフ選手権のアマチュア予選会が、今日(4月24日)当クラブで行われました。

 この奈良オープンゴルフ選手権は2000年に奈良県在住プロの有志がチャリティーとアマチュアゴルファーの育成やゴルフ振興を目的にスタートしました。すでに今年で19回目を数え、地域に密着したゴルフトーナメントとして定着しています。

 今年の大会は6月15・16日の2日間、グランデージゴルフクラブでJGTOの賞金シード選手なども多数出場して開催されます。

 本日の本戦出場権を得るためのアマチュア予選会は104名が参加して行われました。予選通過は上位25名だけに本戦の出場権獲得はかなり厳しく、昼前から雨が降り出す悪コンディションの中、熱戦が繰り広げられました。

当クラブの会員・野島岩雄さんは安定したショットと好調なパッティングで36、35、71の好スコアをマークし予選トップで本選出場のチケットを獲得しました。以下25位の78(カウントバック)までの25名が本選の出場資格を獲得しました。当クラブから出場した上杉公一さんも38、40、78で見事予選通過を果たしました。成績は奈良オープンゴルフ選手権事務局ホームページでご覧ください

KGUの公式競技でもセルフプレー化に。

 ゴルフ場の人手不足は深刻です。ゴルフ場に限らず飲食業やコンビニエンスストアなどのサービス業全般にいえますが、学生アルバイトや主婦のパートなどの応募がなく24時間営業を廃止するところも少なくありません。

 ゴルフ場もキャディのなり手がなく慢性的なキャディ不足でセルフプレーが常態化してきてます。関西ゴルフ連盟主催の公式競技の予選などはセルフプレーで行うようになってきました。キャディの派遣会社に派遣を依頼しても希望の人数どころか1人も派遣できない状況だといわれてます。

 各ゴルフ場もキャディ不足でクラブ競技でも完全セルフ化の傾向にあり、日清都CC、タラオCCといった有名ゴルフ場も早くからクラブ競技の全面セルフ化を取り入れてるそうです。

 日本のゴルフ場の75%くらいはセルフプレーを導入しており、今後もセルフプレー化は増加していくのは間違いのないところです。当クラブでもキャディの求人募集や学生アルバイトの募集など八方手を尽くしてますが、応募はほとんどなく4月からクラブ競技でもやむ得ず一部セルフ化を取り入れてます。求人の応募があっても50代の中高年男性が問合せしてくるくらいでホントに頭の痛い問題です。

 都心から離れた山間部に位置するゴルフ場は通勤に1時間近くかかることもありパート・アルバイトにとっては敬遠される理由のひとつでもあります。近い将来、キャディという職業は消えていくのではないかと思います。どうしてもキャディが必要だというゴルファーは、プロのようにキャディを帯同していくことになるかもしれません。

 

花の息吹が南から北へ。

 立ち枯れのような木々の枝に春の新芽が新しい命をはぐくんでいます。梅から桜へと花の息吹が南から北へと日本列島を縦断しています。例年ならば今日くらいがコースの桜が満開なのですが、すでに花は散って緑鮮やかな葉桜に。今日はマンスリー競技Bクラスが行われており、メンバー多数来場。「桜の満開を楽しみに来ました」という方が多かったのですが・・・・。

 先日、カメラマンの柴田ヒデヤス氏が来場し春のコース写真を撮影してくれました。木蓮などの花が美しく咲き誇る写真がありましたのでご紹介します。ホームページでも近々紹介する予定です。

更新作業(グリーンのコアリング)。

 3月に夏日があったり桜が満開になるなど気候の変動が大きく地球の温暖化の影響でしょうか。そのせいか芝の新芽が日に日に青くなってきています。コースの更新作業にも熱が入ります。

 この時期、グリーンの更新作業(コアリング)でプレーヤーの皆様にご迷惑をおかけしています。コアリング(穴あけ)した後に目砂を入れていきますがボールの転がりがスムーズでなくスコアに影響することがあります。

 このコアリングはグリーンの芝刈りによる刈りカスや枯れた根、微生物の死骸などによるサッチ層からなる土壌不良を改善し透水性をよくする欠かせない作業なのです。

 ベントグリーンは何よりもスムーズなボールの転がりと適度の速さと堅さが求められる繊細なグリーンコンディションが求められます。このため12ミリの太さのタインでコアリングした後、目砂を散布しさらにブロワーで丁寧に穴を塞いでいきます。(写真)

 1年間を良好なグリーン状態に保っていくための重要な更新作業ですので、ここ10日間ほどご辛抱ください。

スクラッチ選手権が行われました。

 平成30年度スクラッチ選手権が3月25日と4月1日の2週にわたって36ホール・ストロークプレーで行われ、予選を75の成績でトップだった清光英成さんを4打差の南憲司さん(写真上)が37、35、72、トータル151で見事逆転しスクラッチ選手権を制覇しました。2位はトータル157の清光さん(写真中)、3位にはトータル161で向山昭三さん(写真下)が入りました。

美しい花を愛でながらのゴルフはいかが。

 

 奈良市内の桜(ソメイヨシノ)が満開になったと昨日(29日)奈良地方気象台が発表しました。昭和29年に観測を開始して以来、3番目に早い記録だそうです。平年(4月5日)より7日早く、昨年(4月8日)より10日早いとのこと。

 奈良柳生カントリークラブへ来る道すがら、須川ダム周辺の桜(写真上)もパッと咲き始め七・八分咲きとなり明日、明後日の週末には間違いなく満開になり見事に咲き誇ると思います。

 標高300メートルの当ゴルフ場の桜も場所によっては満開に近い咲き具合ですが、全体としては五分咲きといったところでしょうか。

 春の訪れと共にゴルフ場にある木々や草花が華やかな彩りを見せてくれます。美しい花や若葉を愛でながらゴルフを楽しんでください。