ゴルフルールの原型、13カ条は次の通り。

 ゴルフルールは難解です。2019年にプレーの進行を早めるために大改訂され、大きな反響を呼んだものです。

 名称でいえばティーグランドがティイングエリアとかペナルティエリア等々。プレーではラウンドの原則である遠球先打が、準備ができた者からとか、グリーンのカップに立てられた旗竿は抜かずにそのままプレーしても良いとかプレーに即したルールに改訂されました。

 それでもまだまだルールブックには想定される現象に対する裁定、処置、罰則などが記述されています。

 ゴルフルールに関する記事に必ず出てくるのが、ゴルフのルールの原型は1754年にセントアンドリュースで制定された13カ条にあると。この13カ条とはどのようなものか知りたくてゴルフ関連の書物を調べ、ようやく見つけました。

 セントアンドリュースの13カ条、ご紹介しましょう。下記の通りです。

第1条 ティアップはボールから1クラブ以内。
第2条 ティは地上に設定する。
第3条 プレー中にボールを交換してはならない。
第4条 ボールを打つために石や骨を取り除いてはならない。
第5条 水、ぬかるみに入ったボールは取り除いて1打罰で後方から打つ。
第6条 ボール同士が接触したら、後方のボールを打つまで前方のボールを拾い
    上げる。
第7条 (グリーン上で)ホールを狙うときはホールに向かって打つ。相手のボ
    ールを狙ってはならない。
第8条 もしボールを失った場合は、1打罰で元の地点に戻って打つ。
第9条 (グリーン上で)クラブなどで目印をつけてはならない。
第10条 人、馬、犬など、いかなるものにボールを止められても、あるがままの
    状態でプレー。
第11条 スイング中にクラブが破損しても1打としてカウントする。
第12条 ホールより最も遠いボールのプレーヤーからプレーする。
第13条 壕、溝、堀はハザードではない。オールを取り出して罰打なしでプレー
    できる。