奈良に観光客の賑わいが戻ってきました

 めっきり秋らしくなってきました。コースの木々も紅葉が始まりました。コロナ感染者も全国的に減少し緊急事態宣言などが解除されたせいか観光都市・奈良への観光客も増えてきました。そのせいか奈良の主要道路には他府県ナンバーのマイカーや観光バスが急増し道路の渋滞が目立ってきました。

 とくに奈良の秋の観光シーズンの目玉ともいえる正倉院展(10月30日~11月15日)が開催中だけに奈良公園を中心とした興福寺、東大寺、春日神社周辺は観光客で賑わっています。

 正倉院は奈良時代に建立された東大寺の倉庫で、聖武天皇の遺愛の品々を中心とする約9,000件の宝物を今に伝えています。正倉院展は、こうした宝物の中から毎年60件ほどを選び公開する展覧会だけに全国から鑑賞に訪れる愛好家が多数おられます。コロナ禍で観光客が激減していた奈良もようやく活気が戻ってきたようです。

南憲司さん2年連続4回目の優勝。

 例年より早い桜が満開、花吹雪の舞う中で「スクラッチ選手権」決勝が行われました。先週の予選を通過した10人により決勝18ホール、通算36ホール・ストロークプレーで熱戦が繰り広げられ南憲司さんが加藤研士さんに2ストローク差をつけて2年連続4回目の栄冠を獲得しました。

 スクラッチ選手権はハンディキャップの無いスクラッチで争う事実上のクラブ実力NO1を決める競技だけにハンディキャップ0に近い実力者が予選を通過しました。

 2週間前に更新作業でグリーンのコアリングをした後だけにグリーンも万全な状態ではなく各選手ともグリーンの転がりに手こずり苦戦しましたが、2年連続4回目のスクラッチ選手権獲得を目指す南さんが安定したショット、パットで41、39、80にまとめ通算162で逃げ切り2位の加藤さんに2ストロークの差をつけて優勝しました。

 南さんを追う加藤さんも初優勝を目指し途中逆転、リードする場面もありましたが、惜しくも2打差で逆転ならず2位となりました。3位には39、38、77の好スコアをマークし通算165の岡田泰浩さんが入りました。

※写真上は2年連続優勝した南さんに藤原競技委員より優勝カップが贈られた。写真下は右から3位の岡田さん、南さん、2位の加藤さん、藤原競技委員

 

春の更新作業がはじまりました。

 春分の日を過ぎ朝晩の日の出が早くなり、太陽の沈むのも徐々に遅くなってきました。センバツ高校野球は熱戦が繰り広げられ、プロ野球も26日、金曜日から開幕します。待ちに待った球春到来です。

 ゴルフもいよいよ春のゴルフシーズンです。コースもベストターフを1年を通じて提供できるように更新作業に追われています。

 一昨日からグリーンのエアレーション(コアリング)に着手しました。この更新作業はグリーンの排水性を良くし根の生育を促進する重要な作業です。なぜコアリングをしなければならないかといえば、毎朝のグリーン刈りなどでサッチ(刈りカス)が堆積し透水性や過水分保持による軟弱化など、繊細な芝に様々な弊害を与えているためです。

 芝は生き物です。今、ベストの状態だから何もしなくても良いという訳にはいきません。グリーンキーパーは3ヶ月先、半年先さらに1年先を見据えて作業計画を組んで取り組んでいます。ご理解ください。

タバコの吸い殻のポイ捨ては厳禁です。

 栃木県足利市で2月21日に発生した山火事は、なおも延焼が続いてます。自衛隊や消防が懸命の消火活動にあたってますが鎮火の見通しは立っていないといわれてます。

 各テレビ局のニュースでは連日トップで生々しい山火事の映像が生中継されていますが、新聞では今朝の朝刊ではほとんど無視?取り上げられていません。テレビと新聞のこの山火事に対する取り扱いの差はなんでしょう?

 そんなことはどうでもいいのですが、冬の山火事の怖さに慄然とします。この映像を見ているとゴルフ場の枯れた芝にタバコの吸い殻をポイ捨てすると、あっという間に火が燃え移り火の手が上がり山火事になってしまうだけに気を付けなければと気を引き締めています。

 愛煙家の皆さん、タバコの吸い殻のポイ捨てはゴルフ場に限らず街中やハイキング道など厳禁です。宜しくお願いします。

本年が皆様にとって素晴らしい年でありますように。

新型コロナウイルス感染拡大が続く中、新しい年の仕事始めを迎えました。昭和の時代の仕事始めといえば「初荷」の赤い幟(のぼり)をトラックに立てて街中を走ってましたが、今年は仕事始めとはいえ、一堂に会すことなく自宅に居ながらのリモート初出式、時代は様変わりしました。

そういえば新型コロウイルスによる初詣は分散参拝、デパートやショッピングセンターなど街中に出かけることを自粛するよう、呼び掛けているせいか和服の晴れ着姿の女性をほとんど目にすることがありませんでした。

東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の知事が緊急事態宣言の発出を要請しており、早ければ7日にも発出するとの情報も出ています。なんとか2月下旬から始まるワクチン接種までに感染者を増やさず抑え込んで行きたいものです。

夏には世界の一大イベント「東京オリンピック・パラリンピック」が開催されます。新型コロナウイルスに打ち勝った証として開催すると意気込む菅総理。東京オリンピック・パラリンピックの開幕まで200日を切りました。厳しい感染状況が続いていますが、ワクチン接種が始まるまで感染予防対策のガイドラインを遵守して我が身を守ること第一に日常生活をお過ごしください。

本年が皆様にとって素晴らしい年でありますように心よりお祈り申し上げます。

この1年、お世話になりました。来年も宜しく。

 コロナ禍に見舞われた1年が暮れようとしています。2020年は日本のみならず世界中が未知の疫病「新型コロナウイルス」に脅かされ続けました。見えない敵(新型コロナウイルス)の一方的な攻撃に晒され続けた1年でした。

 空気感染という厄介な疫病は国境封鎖などもできず防御することもできず北朝鮮を除く(?)世界中の国々に感染させて行きました。しかしながら人類の叡智を結集し「新型コロナウイルス」へのワクチン開発が成功し、英国や米国、欧米諸国で今月からワクチン接種が始まりました。

 新しい年には日本でもワクチン投与が始まります。ワクチン接種すれば大丈夫という楽観は禁物ですが、新型コロナウイルスの為すすべのない一方的な攻撃を防御できるだけに少しは安堵できるのではないでしょうか。

 新型コロナウイルスのワクチンが日本いや世界の国々に行きわたるまでは、国や地方自治体が指導する「新型コロナ感染症予防対策」をしっかり履行しワクチン接種の開始を待ちましょう。来年こそは皆様にとって平和で幸せな年になりますよう祈念いたします。

 今年1年、皆様には大変世話になりました。来年も宜しくお願い申し上げます。

来年から洗濯物入れのビニール袋を廃止します。

 海洋汚染や環境破壊の元凶ともいわれているプラスチック製ごみを減らすために7月からプラスチック製レジ袋の有料化が7月から義務付けられ5ヵ月が経過しました。

 ゴルフ場でもプラスチック製ごみの洗濯物入れビニール袋を全廃するゴルフ場が増えてきてます。滋賀県内のゴルフ場では、今年7月からビニール袋は浴場に備え付けず有料のエコランドリーバックを利用するように促しゴルファーの環境への意識を高めています。

 奈良県でも奈良県ゴルフ連盟と奈良県ゴルフ場支配人会共同で来年から洗濯用着替え入れのビニール袋を廃止して有料(220円)のエコランドリーバッグを利用するよう、ポスター掲示し環境への意識の啓蒙を図るためPRしています。

 ポスターを見て「プラスチック製ごみであるビニール袋を置かずエコランドリーバッグを利用すればビニール袋は不要だし汚染ごみが削減される。いい取り組みだ」と評価する声も寄せられてます。

 ゴルフ場におけるプラスチック製ごみは、他にボールマーカーやスコア記入用エンピツ、ティーペッグなど使い捨ての物はたくさんあります。こうしたプラスチック製品に代わる物を業界として開発しプラスチック製ごみを出さないようにしたいものです。