ボールマークの修復はプレーヤー自身が。

 雨の日が続くとグリーン面は柔らかくグリーンを捉えたボール跡即ちピッチマークの凹みが見事に残ります。グリーンに傷つけたピッチマークは、プレーヤー自身の責任において必ず修復するようにしてください。後のプレーヤーのためにも、あるいはグリーン面の芝の保護の面からもグリーンフォークで丁寧に修復するように心がけてください。そのためには、プレーの際には必ずグリーンフォークをポケットに入れておくように。

 うっかり忘れて自分がつけたピッチマークをティーペッグで直している人がいます。密集してきれいに刈り込んでるグリーン面の芝を太いティーペッグでかき寄せたりすると、芝の根を切ったりしてしまいます。一時的に凹みは修復できたように見えますが、半日もすればその部分は枯れてしまい、翌日以降は凹みが残ったままになってしまいます。

 グリーンフォークを忘れてスタートしてもキャディにいえばお客様用のグリーンフォークを必ず数本持参してますので、遠慮なく声をかけて頂戴すればいいのです。

 ピッチマークの修復は芝の根を切らないように凹みの周囲の芝を四方からかき寄せること。そうすればやや凸に盛り上がります。これをパターのソールでトントンと押さえれば跡形もなく消えきれいなグリーンに戻ります。けっして凹みをグリーンフォークで掘り起こすように持ち上げないこと。これをすると芝の根をちぎってしまうことになります。ピッチマークの外側から丁寧にかき寄せて凹みを埋めるようにしてください。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇