いよいよ男子ツアーが明日開幕します。

 女子ツアーが開幕してすでに3戦消化、20歳の西郷真央がすでに2勝するなど女子ツアーは活況を呈してます。

 一方、男子ツアーは明日からいよいよスタートします。「東建ホームメイトカップ」で開幕です。開催場所は東建多度カンツリークラブ名古屋で行われます。

 この大会の第1回目は1993年3月に鹿児島の祁答院ゴルフ倶楽部で「東建コーポレーションカップ」の大会名でスタートしました。第1回の勝者が飯合肇でした。

 東建多度CC名古屋はもとはゼネコンの大日本土木が造り上げ経営していたゴルフ場です。バブル期にできたこともありコース内にそっくりの金閣寺があることで有名です。

 バブル期に誕生したこともありクラブハウス、コースなど至るところ、贅を尽くしていたのが印象的でした。

 近くにこれまたバブルの象徴ともいえる中部地方の高級ゴルフ場・涼仙ゴルフ倶楽部がありクラブハウス、庭園風コースに思わずため息が漏れたのを覚えています。

プレー中の転倒に気をつけましょう。

 ネットニュースを見ていると「ピーター(池畑慎之介)ゴルフ中に転び骨折」というニュースに目がいきました。ゴルフ好きのピーターも69歳、記事は次の通り。

ピーターこと歌手で俳優の池畑慎之介(69)が10日のゴルフラウンド中に左足首を骨折したことが12日、分かった。17日に入院して18日に手術、順調なら20日に退院予定という。

この日、自身のインスタグラムで「一昨日、太平洋クラブ御殿場コース!! メンバーも楽しくスタートホールに!! と、思ったら…。本当にドジで間抜けで、おっちょこちょいなピーです(涙)。ティーグラウンドにある枯れ草の斜面で滑り、転けてしまいました。あ、やらかした!! と思いましたが、左足首の捻挫かも、と思い、皆さんの協力の下、18ホール済ませました」とつづった。

スコアは55、48の103。「足の痛みを堪えてやった割には、まぁまぁのスコア」と振り返ったが「痛みがあまりに引かないので、近所の病院に寄りレントゲンを撮ったら、骨折してました」と報告した。

スポーツ医学で有名な病院を紹介され、11日に精密検査を受けて手術が決定した。「足首のずれもあり手術しなければ治り方が遅くなるというお話でした。気持ちと身体とのバランスが、離れていく事を意識しなければいけない年齢になったということですね」と振り返った。関係者によると、池畑は元気で「手術から2日で退院できるんだから、あまり心配しないで」と話しているという。

 私らシニアゴルファーが最も気を付けなければいけないのは、コースでの転倒。とくにコースの法面を下りるときやティイングエリアから下りるとき、バンカーの縁から砂面に下りるときに靴底が滑って転倒することがよくあります。とくに冬場は霜のせいでツルッと滑って転んでしまいます。

 若い人ならうまく対応したり骨が丈夫ですが、70歳近い年寄りだと体をうまくかわすことができない上に、骨ももろく骨折などしてしまいます。

 急な法面で滑りやすくなっているのは、最近のゴルフシューズに原因があると思います。以前のように金属性の鉄鋲のスパイクシューズはグリーン上で引きずったりして傷めるなどの理由で使用禁止になり、現在のゴルフシューズはゴムの突起だけのスパイクレスシューズになったことが大きな要因です。

 スパイクレスシューズでもゴム製の羽のような突起がついてるものがあります。これならまだ急な法面を下りるときでも踏ん張りがききますので、足腰の弱ったシニアゴルファーでも転倒は免れる可能性は高いと思いますので、ゴルフシューズ購入の際はこちらをお勧めします。

 いずれにしろコースの法面など坂になっている箇所を下りる際は慌てず急がず慎重に行動してください。

シーズンに向けてコース整備に注力してます。

 

  今週は暖かな日が続き、コースの芝も気持ち色づいてきたように見えます。春のゴルフシーズンに向けてコースメンテナンスも忙しくなってきました。今週はグリーンのコアリングを行い薄目砂を入れていってます。

 コアリングとは穴あけで今回は13ミリの穴をあけて、そのあと目砂を入れ摺りこんでいってます。穴を塞ぐように目砂を摺りこんでいきますが、芝の回復力に時間がかかりボールの転がりがスムースでなくスピードもおちるため、お客様には不興を買うことになりますが、春のシーズンに向けてやらねばならない重要な更新作業ですのでご了承ください。

 なぜコアリングをしなければならないかといえば、グリーンの土壌環境の改善と透水改善を促進するためです。毎朝のグリーン刈りなどでサッチ(刈りカス)が堆積し透水性や過水分保持による軟弱化など去年1年間の様々な弊害が積み重なっているからです。

 とくにコアリングはサッチを抜き取るだけでなく、コアを抜いた後に砂をしっかり入れることで透水性の改善や芝の根の生育やサッチの分解を促進します。芝は生き物です。今、ベストの状態だから何もしなくても良いという訳にはいきません。費用と手間がかかりますが、ベストターフを提供するためにはやらなければならない大事な更新作業なのです。ご理解ください。

ゴルフルールの原型、13カ条は次の通り。

 ゴルフルールは難解です。2019年にプレーの進行を早めるために大改訂され、大きな反響を呼んだものです。

 名称でいえばティーグランドがティイングエリアとかペナルティエリア等々。プレーではラウンドの原則である遠球先打が、準備ができた者からとか、グリーンのカップに立てられた旗竿は抜かずにそのままプレーしても良いとかプレーに即したルールに改訂されました。

 それでもまだまだルールブックには想定される現象に対する裁定、処置、罰則などが記述されています。

 ゴルフルールに関する記事に必ず出てくるのが、ゴルフのルールの原型は1754年にセントアンドリュースで制定された13カ条にあると。この13カ条とはどのようなものか知りたくてゴルフ関連の書物を調べ、ようやく見つけました。

 セントアンドリュースの13カ条、ご紹介しましょう。下記の通りです。

第1条 ティアップはボールから1クラブ以内。
第2条 ティは地上に設定する。
第3条 プレー中にボールを交換してはならない。
第4条 ボールを打つために石や骨を取り除いてはならない。
第5条 水、ぬかるみに入ったボールは取り除いて1打罰で後方から打つ。
第6条 ボール同士が接触したら、後方のボールを打つまで前方のボールを拾い
    上げる。
第7条 (グリーン上で)ホールを狙うときはホールに向かって打つ。相手のボ
    ールを狙ってはならない。
第8条 もしボールを失った場合は、1打罰で元の地点に戻って打つ。
第9条 (グリーン上で)クラブなどで目印をつけてはならない。
第10条 人、馬、犬など、いかなるものにボールを止められても、あるがままの
    状態でプレー。
第11条 スイング中にクラブが破損しても1打としてカウントする。
第12条 ホールより最も遠いボールのプレーヤーからプレーする。
第13条 壕、溝、堀はハザードではない。オールを取り出して罰打なしでプレー
    できる。