ゴルフは難しく奥行きが広い。

 ゴルフはひじょうに特殊なスポーツだと思います。いろいろな環境や条件に影響され左右される競技です。まずは天候。晴れ、雨、寒い、暑い、強風、無風といった気象条件に最も影響を受けるスポーツです。プレーするコースの違い、アップダウンがきつい、フラット、距離が長い、短い、山岳コース、丘陵コース、シーサイドといったプレーするコースの違い。さらにはプレーする同伴競技者といった環境や条件がその都度変わるのがゴルフです。

 さらには1番ホールのティーショットから18番ホールの最終パットまで打ち放たれたボールの状況が1打ごとに変わっており、スコアメイクのためにプレーヤー自身がその都度判断し実行して行く孤独との闘い。

 野球やサッカーのようにチームプレーではなく、完全な個人プレーであり、野球やサッカーのように相手のプレーに対して瞬時に判断して対応するスポーツではありません。ゴルフというスポーツは1打、1打の間合いが長く次打に行くまでの時間が長く考える時間が長すぎて逆にミスすることも多い。

 ゴルフとはいかにミスをしないかを競うスポーツだといっても過言ではありません。ナイスショットした後につまらぬミスショットをしたり、ナイスパー、ナイスバーディのあとにボギーやダブルボギーを叩いてしまう、まさに好事魔多しといったことがよく起こります。ゴルフほど不安と緊張に左右されるスポーツは他にないと思います。だからこそゴルフは難しく奥行きの広い無限の面白さをもつスポーツなのです。