ジコチュー(自己中)ゴルファー増殖中。

 ゴルフのマナーとルールは世界共通です。たとえ言葉が通じなくとも紳士的な振舞い、ラウンド中のマナーを守っていれば海外では恥をかかずにゴルフは楽しめます。

 ゴルフの腕前はお世辞にも上手とはいえませんが、他のプレーヤーやキャディに対する気遣いなどされる素晴らしいゴルファーはいます。

 同伴者がアドレスに入ればお喋りはやめる、後方線上に立たない等々の気配りはゴルファーならごく当たり前のことですが、これがなかなか守れない。とくに最近ゴルフを始めた若い人に多いようです。

 そういえば昔(今の団塊の世代が30歳前後でゴルフを始めた頃)は、ビジネスマンにとってゴルフは必須アイテムとして上司からゴルフの手ほどきをみんな受けたものです。

 ゴルフ場のクラブハウスに入るときはブレザー着用。プレーするときのウェアは襟付きのポロシャツを着用するようになどと口うるさく注意されたものです。

 プレーについても「君らのようなビギナーは真っ直ぐ飛ばないのだから打ったら、必ずクラブ2、3本持ってボールの所へ走って行くように!」とか「バンカーショットの跡や靴跡は後のプレーヤーのために必ずバンカーレーキで均して出るように」などなどゴルファーとしての初歩的なルール・マナーを厳しく指導されたものです。

 最近はゴルフの手ほどきをする先輩や上司がいなくなりました。そのため「自分さえ良ければ」という自己中心のプレーヤーが増殖しています。ルール・マナーを知らないビギナーが自分勝手な行動をしたときは、先輩ゴルファーとしてしっかり注意・指導するように心がけたいと思いますが、皆さんもお目付け役としてなぜマナーを守らなければならないのかなどを指導してやってください。