例年より早い更新作業は順調です。

 先週は幾分寒い日も数日ありましたが、総じて今冬は雪のない暖かい冬が続いています。春のシーズンを控えてコースの更新作業も例年よりも2週間ほど早めに着手しています。

 今日、明日のクラブ休場日を利用してグリーンのコアリング(写真)を行っています。このコアリングはグリーンの芝刈りによる刈りカスや枯れた根、微生物の死骸などによるサッチ層からなる土壌不良を改善し透水性をよくするための更新作業です。

 コアリングの後、目砂を入れていきます。砂の入ったグリーンはプレーヤーにとっては面白さが半減しますが、1年間良好なグリーンの状態に保っていくための重要な更新作業ですのでご容赦ください。

 当クラブのベントグリーンは透水性の良いサンドグリーンですが、グリーン刈りやグリーンの転圧などを重ねているとサッチ層が固くなり水捌けが悪くなり雨が降るとすぐに水溜まりになったりします。透水性を良くするとともに、スムーズなボールの転がりと繊細なグリーンコンディションを維持するための更新作業ですのでご理解ください。

シーズンに向けて更新作業にフル稼働

 今シーズンは雪が降らず文字通りの暖冬で大阪市内の梅も早や満開。ゴルフ場も春のゴルフシーズンを控えてコースの更新作業が例年より3週間ほど早めています。

 先週の5日からフェアウェーのバーチカルを開始し明日には完了する予定です。バーチカルとは芝の根を鋤(す)かして排水・透水性をよくするものです。また芝の根に太陽の光を当て冬眠状態だった根に太陽の光を吸収させて芝芽の発芽を促進させて行きます。(写真)

 来週からはグリーンやティーイングエリアのコアリング(穴あけ)を始めて行きます。春のシーズンに皆様をベストターフでお迎えするべくコーススタッフはフル稼働中です。

玄関前に大松飾りを設置しました。

「初春の令月にして気淑(きよ)く風和ぎ 梅は鏡前(きょうぜん)の粉を披(ひ)き 蘭は珮後(はい)の香を薫(かおら)す」という万葉集から引用された令和元年も余すところ4日。いつの時代にあっても年末は慌ただしいですね。今日12月27日はほとんどの会社は仕事納めで、大掃除と迎春準備に追われていることと思います。当クラブでも玄関前に飾る大松飾りをコーススタッフ総出で作り上げてくれました。

8日(日)マラソンによる交通規制あり。

 今週の日曜日(12月7日)、恒例の奈良マラソンが今年も行われます。これによる交通規制がありますので、奈良柳生カントリークラブへお越しの方はご注意ください。

 例年の通り奈良の幹線道路である大宮通りは8時30分以降10時30分頃まで通行できません。したがってスタート時間が9時以降の方は8時30分までに大宮通りを走行するかう回路をご利用ください。う回路の案内などは昨年のブログ(12月1日付け)を参照してください。

【奈良マラソンによる交通規制にご注意を】(2018年12月1日ブログ) 

 また12月1日から道路交通法が改正されました。スマホなどを運転中に使用する「ながら運転」については違反点数と反則金が大幅に引き上げられました。「ながら運転」による死亡事故が多発し厳罰化を求める世論の声を反映したものです。

 運転中の電話やメールの発送信、ひどいのになるとスマホでニュースを見たりゲームをしているドタイバーもいるそうです。「ながら運転」をすれば注意力が散漫になり、とっさの判断が遅れ大事故につながります。自戒を込めて安全運転を心掛けるようにしましょう。 

 

第71回正倉院展が始まりました。

 昨日(10月26日)から奈良国立博物館で恒例の第71回正倉院展が始まりました。今年は令和天皇のご即位を記念していつもより多い宝物が出展されているそうです。展示期間も例年より長く11月14日までとなっています。

 京阪神から通いなれた奈良柳生カントリークラブの道中、プレー後に立ち寄って荘厳を極めたいにしえ天平の貴重な宝物を愛でてみてはいかがでしょう。

 開場時間は平日は午前9時~午後6時、金・土・日・祝日は午前9時~午後8時までとなっています。

13番ホール横の磨崖仏を供養しました。

 昨日、9月27日午前9時より東大寺の筒井英賢師(東大寺長老・筒井寛昭理事長のご子息)を導師にお迎えして13番グリーン横の磨崖仏や地蔵菩薩の供養を執り行っていただきました。

 磨崖仏は自然の露岩に彫られた仏像です。日本の磨崖仏の造立開始時期は平安時代初期までさかのぼると言われてます。平安時代前期から後期に移行すると、各地に多くの磨崖仏が盛んに造立されるようになったともいわれています。

 こうした磨崖仏や地蔵菩薩はゴルフ場の造成工事の際、ゴルフ場周辺にあったものを、ゴルフ場やゴルファーの無災害、安全を祈念して祀っています。13番ホールのプレーを終えた後、こうした磨崖仏や地蔵菩薩に手を合わせばご利益があるかも。

ゴルフが楽しくなるカジュアルティー設置。

 ゴルフ場にはバックティーやレギュラーティー以外にフロントティーやシニア向けのゴールドティーや女性向けのレディースティーを設置していますが、75歳を超す高齢者ゴルファーから「もう距離が出なくなりゴールドティーやレディースティーからでも無理です。そろそろゴルフも手仕舞いする時がきた」と嘆いておられる高齢者ゴルファーの声をよく聞きます。高齢者には最適のスポーツといわれるゴルフを、体が動く限りいつまでも続けていただきたいと思っているのはゴルフ場関係者全員の思いです。

 そのせいか各ゴルフ場ではいつまでもゴルフを楽しんでいただこうとレディースティーよりさらに前にティーイングエリアを設ける所が増えてきました。「プラチナティー」とか「ピンクティー」とか呼び名はゴルフ場により違いますが、高齢者ゴルファーにいつまでもゴルフを楽しんでいただくことを目的としています。

 距離はおおよそ4500ヤード前後が多く、高齢者ゴルファー以外にゴルフを始められたビギナーの入門コースとしての利用などゴルフ振興策の一環でこうしたカジュアルティーが増えてくると思います。

 当クラブでも一昨日の12日にカジュアルティーを設置、開設しました。アウト2173ヤード、イン2240ヤード、全長4413ヤードです。名称はカジュアルティーとし、ティーマークの色は、ピンク、プラチナなど検討した結果、グリーンに決めました。

 カジュアルティーは高齢者ゴルファーに限らずビギナーからグランドシニアまで幅広く気軽に楽しんでいただくためにカジュアルティーと称することにしました。各ホールのヤーデージは下のスコアカード(クリックしてください)の通りです。

スコアカード

 ミドルホールで250ヤード前後ですからドライバーショットが150ヤードしか飛ばない方でもパーオン可能となりゴルフの面白さが再認識、再確認できます。アベレージゴルファーでもこのティーを利用すれば第2打がショートアイアン、ロングホールも2オンできイーグルに挑戦できるなどプロ気分が味わえる楽しさがあります。

 ただしこのカジュアルティーはコースレーティングがとれませんので、クラブ競技には使用できませんし、プレー後のスコアカード提出してもハンディキャプ査定に反映されませんのでご注意ください。 奈良柳生カントリークラブ総支配人・阪口 勇

関西社会人ゴルフ選手権予選を開催。

 関西では例年に比べかなり遅い梅雨入りでしたが、梅雨入りと同時に連日鬱陶しい天気が続いています。九州地方では連日の大雨で山崩れやがけ崩れ、河川氾濫による床上浸水などの被害が相次いでいます。最近の雨の降り方がハンパなく集中豪雨の猛威に晒されるようになってきました。これも地球温暖化による異常気象の影響でしょうか。

 本日はスポーツニッポン新聞社主催の関西社会人ゴルフ選手権の予選が当クラブで行われました。停滞する梅雨前線の影響で九州南部で激しい雨が降り続き4日頃まで降り続くという予報に、近畿地方でも雨予報が出たためか参加予定者のキャンセルが7名も出てしまいました。こうした準公式競技に出場される選手が雨予報でキャンセルするはずはなく、何らかの急用でやむなくキャンセルされたものと信じたいのですが・・・・。

 心配された雨も降ることなく競技は無事終了しました。当クラブの向山昭三さんが35、38の73でトップ通過。ほかに73の好スコアを出した田畑恵司、上田偉陽、水島孝昌さんが予選をトップで通過。以下82の33人が予選を通過されました。

令和初の理事長杯、倉垣さんが初制覇。

 令和に入って第1回目のクラブ3大競技「理事長杯」決勝が本日行われました。予選を勝ち抜き1回戦、2回戦、準決勝を勝ち上がってきた倉垣光伸さんと中谷薫さんにより27ホール・マッチプレーで争われ7-5で倉垣さんが中谷さんを降し初の理事長杯を獲得しました。

 決勝27ホール・マッチプレーは7時25分、倉垣さんのオナーでスタート。スロースターターという中谷さんはショットが安定せず1、2番と連続ダウンと調子が出ないまま、アウト9ホールで6ダウンと大きく水をあけられ、インに入っても倉垣さんは安定したショット、パットでリードを広げるなど7-5で中谷さんを降し、見事令和第1回目の理事長杯を制覇しました。
※写真は理事長杯を獲得した倉垣さん(左)とランナースアップの中谷さん。