2日間の休場日を利用して目砂散布を実施。

 春の大型連休後の7、8日の両日はクラブ休場日で従業員も十分に鋭気を養ってもらいました。一方、コースの作業はこの2日間を利用して大掛かりなフェアウェーの目砂散布を行いました。2日間の日程では全18ホールの目砂散布は完了せず、1,2,6,10番ホールが残っており、明日くらいまでかかりそうです。

 フェアウェーの芝が青くなり新芽の芝がどんどん伸びだしてきました。お客様の多いシーズン中に行うのは若干不興を買うのですが、本来、この時期に目砂を散布するのがもっとも効果的なのです。お客様の多いゴルフ場では来場者の少ない3月に行う所がありますが、新芽が出てこないうちの目砂散布は逆に芝が出てくるまで時間がかかり、あまり効果的ではありません。

 今回の目砂散布の量は500トンで、これを18ホール全てに散布して行きますので、なかなか大変な作業です。目砂後のフェアウェーはプレーヤーには嫌がれますが、ベストターフを提供するには欠かせない更新作業です。これを行うことによってフェアウェーの表面の不陸(凹凸)を均一にし、サッチの分解、透水性など芝の健全な生育を助成するとともに、暑い夏に耐えて1年間のフェアウェーのコンディションをベストの状態で提供することができるのです。整備の行き届いてると評価されている当クラブにとっては欠かせない更新作業ですのでご理解ください。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

 

「豚テキ定食」が断トツの人気です。

 最近ブログ読者からレストランのメニュー情報が取り上げられていませんね。という声が寄せられました。そういえば料理に関する情報は半年以上になりますかねえ、鰻の稚魚の値上がりで鰻料理がメニューから消えると書いて以来、料理ネタは紹介していませんでした。そこで今回は、4月から新しくメニューに加わり、断トツの人気NO1となった「豚テキ定食」(1500円税別)を紹介しましょう。

 豚テキといえばB1グランプリでも上位に入っている「四日市トンテキ」が有名です。この四日市トンテキにヒントを得て奈良柳生CC風にアレンジしたものが「豚テキ定食」(写真)です。

 「四日市トンテキ」は分厚い豚肉をにんにくと一緒に濃い目のたれでソテーし、たっぷりのキャベツの千切りをそえた料理です。豚肉を食べやすくするため、手のひらの形に切れ込みを入れており、その形が野球のグローブに似ていることから「グローブ焼き」ともいわれています。味は各店によって千差万別ですが、特徴は厚切りの豚ロース肉を使用し、黒っぽい濃い味のソースとニンニクが添えられていること。

 当クラブの豚テキは国産のもち豚を使用し、醤油ベースにニンニク、玉ねぎの濃い目のタレで鉄板に焼いてお出ししています。ニンニクチップと辛子を適量につけて食していただきます。国産のもち豚にこだわるのは豚肉特有の臭みがなく、脂身がさっぱりして甘みがあること。なによりも豚肉にはビタミンEが多量に含まれており老化防止、疲労回復、高血圧予防に効果があるからです。

 見た目は若干、グロテスクで脂身も気になりますが、栄養価も高く安心してお召し上がりいただけます。一度食されると不思議と、また食べたくなる「豚トキ」、ぜひご賞味ください。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

ゴルファー気質も変わりました。

 今日4月29日(祝)は予報通り雨の一日になりそうです。クラブ競技「昭和の日杯」も当初エントリーはばっちり埋まっていましたが、今朝からキャンセルの電話が相次ぎました。

 「ゴルフは自然の中で行うスポーツ、雨や風、霧などの悪天候は自然が与えたハザードであって悪天候を嫌ってプレーしないのは我がままだ。悪天候でもプレーできる限りはラウンドするのは当たり前」と50年前にゴルフを始めたときに、先輩ゴルファーから厳しく指導教育を受けたものです。

 ここ数年、ゴルファー気質もずいぶん変わり軟弱になってきました。当クラブに限らず最近は、どこのゴルフクラブでも「雨の日にゴルフをして風邪をひいては元も子もない」との理由であっさりキャンセルされます。ゴルファーたるもの悪天候を嫌ったり逃げたりしてはならない、と説いても今日のゴルファーには通用しなくなりました。時代は変わったということでしょうか。

 奈良気象台によると5月1日から6日までのゴールデンウイーク後半の気象情報は天気が回復し好天気が続くそうです。気温も平年並みの陽気で、レジャー・行楽に最適だそうですから青空の下、ゴルフが存分に楽しめそうです。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

プロ写真家が撮影した春の早暁、コース写真。

オーストラリアでプロカメラマンとして活躍されていた柴田ヤスヒデ氏が昨秋、奈良柳生カントリークラブのコース写真を撮影され、ホームページで紹介しましたが、通常のPR写真とは違った視点で捉えた写真はなかなか好評でした。

今回も桜の季節に、陽が昇る前の光と影、そしてわれわれ素人には思い付かないようなカメラアングルで撮影された写真の一部が送られてきました。その中から数枚、本欄で紹介しましょう。残りの写真は近くホームページで「春の奈良柳生カントリー」として掲載、紹介したいと思います。


奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

春の陽気がそこここに感じられます。

 奈良の市街地よりやや山間部にある当クラブだけに桜も比較的長い期間楽しむことができましたが、今ではすっかり葉桜になってしまいました。

 春の陽気に誘われてコース内を歩くと、菜の花やスミレといった草花にユキヤナギ、ヤマつつじや木蓮の花など色鮮やかに咲いています。これからはつつじやハナミズキ、藤の花、百日紅などが日を追うごとに開花して行きます。

 草花や木々の植物だけでなく、蝶々やミツバチが蜜を求めて花々の間を嬉々として飛び交ってますし、鳥の鳴き声も涼やかに聞こえてきます。まさに春爛漫、春の陽気がそこここに感じられます。広々とした自然の中を闊歩しながら白球を打って行くゴルフの醍醐味はここにあります。ゴルフ仲間をお誘いの上、ご来場ください。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

グリーンの更新作業(コアリング)。

 

 奈良市内の桜も散りはじめ葉桜になってきている所もあります。コース内の桜も花びらが風に舞い葉桜に移り変わろうとしています。コースの芝も日一日と青くなり緑の絨毯の様相を呈し気持ちの良い季節になってきました。

 コースの更新作業も従来ですと、グリーンのコアリングなど3月中に終えるのですが、今年は先週火曜日(4月8日)に行われた第80回関西オープンゴルフ選手権予選会に照準を合わしていたため、シーズン前の更新作業が例年より遅れ気味です。今週月曜日からグリーンのコアリング&目砂入れの更新作業を始めました。インコースはすでに完了しており、今日でアウトコースの残りのホールもほぼ終える予定です。

 関西オープンの予選とはいえプロ・アマの公式のオープン競技でしたので、グリーンのコンパクション(堅さ)24、スピード11フィートとツアー並みのコンディションに仕上げていましたので、今週のコアリング&目砂入れ後のグリーンに若干、落胆されるかもしれませんがご容赦ください。

 グリーンの更新作業でコアリング(写真上)は最も効果があるのですが、コアを抜き取った(写真中)後、コアの回収(写真下)、目砂入れそしてその擦り込みなど一連の作業に時間と労力を要すとともに、芝の回復力に時間がかかりグリーンのクォリティが一時的に劣るため、お客様には若干不興を買うことになります。

 なぜコアリングをしなければならないかといえば、グリーンの土壌環境の改善と透水改善を促進するためです。毎朝のグリーン刈りなどでサッチ(刈りカス)が堆積し透水性や過水分保持による軟弱化など様々な弊害が出るため、コアリングやムク刃エアレーションなどの更新作業を行う必要があります。

 とくにコアリングはサッチを抜き取るだけでなく、コアを抜いた後に砂をしっかり入れることで透水性の改善や芝の根の生育やサッチの分解を促進します。芝は生き物です。今、ベストの状態だから何もしなくても良いという訳にはいきません。グリーンキーパーは3ヶ月先、半年先さらに1年先を見据えて作業計画を組んで取り組んでいます。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

子狸が春の陽気に誘われて・・・・。

 

春の陽気に誘われて子狸が16番ホールのティーグランド奥のカート道沿いに出現しました。狸は冬眠の習性はないそうですが、冬に備えて脂肪を蓄え体重を5割ほど増加させ、冬季に穴ごもりするらしい。春の陽気に穴ぐらからエサを求めて出てきたようです。ネズミ、カエル、昆虫などの小動物のほか、果実や木の実などなんでも食べる雑食だそうです。狸は日本では古くから親しまれて昔話やことわざによく登場する野生動物です。死んだふりや寝たふりをすることを「狸寝入り」といいます。実際のところは、猟師が猟銃を撃った時にその銃声に驚いてタヌキは弾がかすりもしていないのに気絶してしまい、猟師が獲物をしとめたと思って持ち去ろうと油断すると、タヌキは息を吹き返しそのまま逃げ去ってしまうという逸話からきているそうです。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

バンカーの正しい入り方、出方について。

 奈良柳生カントリークラブのバンカーは美しさと戦略性を兼ねて配置されています。バンカーの数は18ホールで83カ所あり、総面積は24,063平米で1カ所平均290平米の計算です。グリーン周りのサイドバンカーは比較的大きくしかも深いためスコアメークにはバンカーに入れないことが肝要。

 大きく深いバンカーは見た目には美しいのですが、プレーヤーがバンカーの斜面(土手)を駆け下りたり駆け上がったりするために、一部崩落したり窪んだりして醜くなってしまいた。このため冬の間に復元改修工事を順次行っています。改修を終えたバンカーは芝の養生中です。梅雨明けにはしっかり芝の根も張り付き元の美しいバンカーに復元されます。

 バンカーでのプレーぶりを見ていると意外にバンカーのマナーをご存知ない方が多いようです。正しいバンカーの入り方と出方は、バンカー内にあるボールの所に行くには最も近い所から入る。これはこれで正しいのですが、ただ急な法面いわゆる高い土手に近い場合は、遠くても低い所から入って行くのが正解です。

 バンカーでのマナーが分かっていても一発で出ず、何発も打ったり、またホームランしたりして頭に血がのぼっているのかキャディに「バンカー均しはしておきますので」といわれて思わず土手を駆け上がったりする方もいます。いついかなる時もバンカーの高い土手から入ったり出たりしないように気をつけてください。

 またバンカーに入る際はできるだけバンカーレーキを持って入るようにしましょう。その際、気をつけることはレーキを置く場所です。ミスショットしてボールがバンカーから出ず転がって戻ってくる時に当たらない場所に置くこと。バンカーショットが終わったらレーキで均しつつ後ずさりしながら足跡を直して行けばスムースです。

 それから勘違いしているゴルファーが意外に多いのは、バンカーの跡を均すのはキャディの仕事だと思い込んでいる方がいます。バンカー均しはプレーヤー自らが後のプレーヤーのために行うのがルールブックに書かれいるマナーですから、よほどのトラブルでない限りはプレーヤー自身で行ってください。

 ちなみにバンカーの正しい入り方、出方の見本を当クラブの村岸プロに見せてもらい動画におさめましたのでご覧ください。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

関西オープン予選会が行われました。

 本日は第80回関西オープンゴルフ選手権予選会(C会場)がプロ102名、アマチュア22名の124名が参加して行われました。快晴微風の絶好のコンディションの中、プロは5名の本戦出場枠とアマは7名の最終予選を目指して熱戦が繰り広げられ、34、33の67の好スコアをマークした佐橋寿樹プロが見事トップで予選を勝ち抜き本戦の出場権を獲得。以下、久米朗文68、廣田恭司68、末永一聖68、小島亮太69の5名が5月22日から六甲CCで行われる本戦への出場権を獲得しました。アマは中学3年になったばかりの岩田大河選手が36、32の68をマークしてトップ通過。以下、水島大輔72、西脇まあく74、中道和孝75、上田純也75、下家秀翔77、松本正樹77、平瀬瑞規77の7名が最終予選会への出場権を獲得しました。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇