いよいよ春のゴルフシーズン到来。

 奈良時代から続く東大寺二月堂の伝統法会「修二会」(お水取り)が2月1日に本行入りしました。長さ6メートルの「お松明」(たいまつ)が二月堂の欄干に現れ炎が乱舞する様は幻想、幽玄の絵巻ともいえます。

 週初は日本列島を春の嵐が吹き荒れましたが、その間春一番も吹きここ数日暖かな春の陽気が続いています。このまま春到来となればいいのですが、関西では「お水取りが終わらないと春が来ない」といわれてます。この分だとお水取りが終わらなくても一気に春到来となるのではないかと思います。また、そうあって欲しいものです。

 春のゴルフシーズンを控えて、コースの更新作業にスタッフ全員汗を流しています。芝の根を鋤(す)かして排水・透水性をよくするとともに、芝の根に太陽の光を吸収させて芝の成長を促すバーチカルの更新作業(写真)が始まりました。これに合わせてグリーンやティーインググランドのコアリング(穴あけ)も来週から始めて行きます。

 またイノシシの侵入に昨年は悩まされてきましたが、コース外周に、電柵に替えて防網柵を設置することにより侵入が止まってきました。今月中に外周5キロ余(4キロ設置済み)を完了させます。これに併行して掘り返された跡の整地に順次取り掛かって行きます。

 春のシーズンに皆様をベストターフでお迎えするべくコーススタッフはフル稼働中です。