タイガーの復活に感動しました。

ソメイヨシノや山桜の花は散り葉桜となりましたが、不安定だった気温もようやく春らしい陽気となってきました。奈良柳生カントリークラブの桜の満開を見逃した方に、ホームページの「フォトギャラリー」に桜の満開写真を掲載しましたので、ご覧ください。

 話は変わって世界最大のゴルフトーナメントともいわれるマスターズでタイガー・ウッズが14年ぶり5回目のマスターズ制覇に世界中のゴルフファンが喝さいをおくり強いタイガーの復活を喜びました。

 沈滞するゴルフ界にあって世界中のゴルフファンを虜にするスターの復活は誰もが待ち望んでただけに、タイガーの圧倒的な存在感、揺るぎない人気は本物のスーパースターであることを思い知らされました。

 来週末から春のゴールデンウィークが始まります。日本では初の「10連休」です。メーカーなどの企業はすんなり10連休で休むことができますが、デパートやショッピングモール、観光、飲食関係の販売・サービス業は稼ぎ時だけに、そう簡単に休める人は少ないと思われます。

 こうした販売・サービス業はふだんでも人手不足に悩まされ深刻なだけにそのやり繰りが大変です。ゴルフ場でも来週末から始まる10連休に集客と人のやり繰りに頭を悩ませています。総支配人・阪口 勇

もっと気軽に短時間でゴルフが楽しめないものか。

 新しくゴルフを始めようという人が相変わらずあまり増えません。金と暇がかかることが敬遠される一番の理由のようです。金の問題はさて置き、暇=時間がかかりすぎるというのは忙しい現代人にとっては最も嫌われる要素かもしれません。

 ゴルフ場への行き帰りに2時間、ラウンド時間はハーフ2時間~2時間半。18ホール回ってほぼ5時間、家を出てゴルフして帰ってくるまで7~8時間かかってしまうとなればほぼ休日の1日がつぶれてしまいます。

 もっと気軽に短時間でゴルフを楽しめないものか。18ホールの1ラウンド料金制から9ホールのハーフ単位の料金制を取り入れる所も出てきたとの話も聞きます。

 ハーフプレーなら料金も安く時間も半日あればこと足りるわけです。午前中ハーフプレーしてから仕事に、あるいは逆に午前中は仕事をして午後から軽くハーフプレーといった具合に忙しい現代人とってはピッタリかもしれません。

 ゴルフが18ホールの1ラウンドを基準としているため、休日がゴルフで1日丸つぶれとなり家族サービスも疎かになってしまいます。

 団塊世代以前のモーレツ社員なら家庭を放っておいてゴルフも仕事のうちとゴルフに興じていましたが、現在の家庭中心の団塊二世、三世には通用しません。家族ともども短時間で料金的にも安上がりで楽しめるハーフプレーシステムを業界として考えていく必要性があるかもしれません。総支配人・阪口 勇

 

ゴルフクラブの性能向上について。

 ラグビーの全国大学選手権決勝が昨日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、天理大学が初優勝を目指して明治大学と対戦しました。常勝・帝京大学のV10を阻止し決勝進出しただけに、奈良県民をはじめ関西のラグビーファンも同志社大学以来の関西の大学の優勝に期待し天理大学に声援を送りましたが、惜しくも22-17で関東の壁を崩せなかったのは残念でした。

 話はかわりますがゴルフクラブの性能は年々向上していますね。よく飛びそして曲がらないといった究極のテーマにメーカーは開発・改良にしのぎを削ってます。スウィートスポットを少々外してもミスショットにならず、そこそこ飛ぶように進化してきてます。アマチュアゴルファーはクラブの進化でどれだけ技量をカバーしてもらっているか。

 去年の古い週刊ゴルフダイジェストを捲っていると藤田寛之プロのコラム「藤田寛之の結論 ゴルフは理屈じゃない」で面白いことを書いてます。

 「私(藤田)はドライバーでドローやフェード、高低などゴルフ場のホールの形状(レイアウト)や風など状況によって球筋を打ち分ける。あえて飛距離を落として方向性を重視して握ることもありました。パーシモン(ヘッド)とか小ぶりなヘッドの時代を経験してきたこともあり、自分でヘッドを操作して球筋をつくってきた」といいます。

 現在のクラブは曲がらずより遠くへ飛ばすクラブが主流となっており、藤田プロいわく「ミスショットしても曲がり幅が小さくなり、それでいて飛ぶ」という。

 それほどクラブの進化は著しいのですが、プロにとっては、それが問題だといってます。ミスショットしても曲がらずに飛ぶことがなぜ問題なのでしょう。

 藤田プロはいいます。「プロはホールの形状によってボールを曲げてコントロールする技術をもっていますが、最近の進化したクラブではその技術がボールに伝わらず、思い通りの球筋のボールが打てない」ということらしい。

 なるほどそういえばアマチュアゴルファーに大人気で最も売れているクラブ「XXIO」を使用しているツアープロはほとんど目にしません。プロの高度なテクニックとはクラブの性能より自分の確かな技術によってスコアメーキングしているのだということを知らされました。総支配人・阪口 勇

 

新ルールでラウンドしました。

 新しい年がスタートしました。そして新ゴルフルールも1月1日から全世界のゴルフ場で施行されました。当クラブでも2日の初夢杯から新ルールに基づき競技が行われました。

 大幅にルールが改正されたことによる混乱を懸念して競技委員会では、3月末までは周知期間として誤ったルール適用の際は、初回はペナルティを課さず注意指導に留めることとしました。「事務局だより」やこのブログなどでも新ルールについて要点を紹介していたせいか大きな混乱もなく順調にスタートしました。

 昨日、グリーンキーパーと新ルールに基づいてラウンドしてみました。プレーの進行を重視したというだけあって、新ルールでのプレーはスムースで時間短縮になります。

 グリーン上の旗竿が立ったままパッティングしてもOKは、いちいち旗竿抜いたり差したりしなくていいので大幅な時間短縮になります。また遠球先打でなく打つ準備ができたものからプレーして行くのも予想以上にプレーは早くなります。

 ただ、新ルールで若干気になったのは、「ドロップは膝の高さからボールを落とす」は、実際に片膝をついて片方の膝からドロップすればいいのですが、立ったまま膝の高さからドロップすればほとんど膝より上の高さから落としているようです。

 本人が立ったまま(実際はやや屈んでます)膝の高さと思っても、意外に膝より上の位置になっているようです。この点は注意が必要です。

 

新ルールが来年1月から施行されます。

 

 来年1月から世界中のゴルフ場で新ゴルフルールが一斉に施行されます。新規則は従来の4年に1回のルールの見直しといったものではなく大幅にルールが変わります。新しいルールブックは従前に比べてひじょうに見やすく、また分かりやすくなってます。

 数多くのゴルファーにルールブックを持っていますか?と問うと、ほとんどの方が「持ってないし、見たこともない」と答える人が圧倒的に多いのが現状です。

 ではゴルフルールをどのようにして理解しているのかというと、ほとんどの方がプレー中にトラブッたらキャディや同伴者に救済処置やペナルティーを教えてもらってるようです。

 ゴルフは基本、ティーショットすればグリーンに上がるまでボールに触れずあるがままプレーして行けば良いという単純明快なスポーツです。しかしながらボールが曲がってボールを見失ったり、あると思われる所になかったり、コース内の池や小川など新ルールでいうところのペナルティーエリアに入りプレーが続行できなくなった場合に、どう救済処置をとれば良いかなどルールを知っていなければプレーを続けて行くことができません。

 「ルールブックなんて読んだことはない」と自慢気にいう方がいますが、ゴルファーとしていくら技量は優れていても、非常識で無知なゴルファーという烙印を押されてしまいます。

 そうならないように新しいルールブックを購入していただき熟読し、新ルールを理解していただくことが肝要です。またラウンドの際は、必ずルールブックはキャディバッグにいれ携行するようにしてください。何かトラブルが発生したら即座にルールブックを開くという習慣を身につけてほしいと思います。

来季の女子プロのシード権確定。

 LPGAの2018年賞金ランキングが確定しました。賞金女王は今季5回優勝したアン・ソンジュが4年ぶり4回目の女王に輝きました。

 今季のLPGAの賞金ランキングは先週の大王製紙エリエールレディースオープンで終了。最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップは賞金ランキングから除外されることになりました。

 このリコーカップは今季のツアー優勝者と前週までの賞金ランキング25位までの者を出場者として、この大会に出場することのステータス、権威付けることになったそうです。

 こうしたことから今季の賞金ランキングが決定し、シードの50位までが決まりました。

 初シードは、黄金世代といわれる小祝さくら(賞金ランク8位)、松田鈴英(同10位)、勝みなみ(同11位)、新垣比菜(同22位)、原英莉花(同37位)、大里桃子(同49位)など11人が初シード権を得ました。

 一方シードの常連だった藤田さいき(同51位)、笠りつ子(同52位)、渡邉彩香(同55位)、金田久美子(同56位)、原江里菜(同56位)がシードを逃しました。また昨年、ルーキーとして大活躍した川岸史果(同60位)もシード落ちとなりました。

 こうしてみると女子プロも浮き沈みが激しく厳しい勝負の世界だということがよく分かります。

ゴルフ振興策について。

 ゴルファーの減少が下げ止まらない。ゴルフ業界では若い世代のゴルファーの発掘・育成強化を目的にゴルフ振興策に取組んでいるものの、旧来のゴルファーのゴルフ回数を増やすだけのゴルフ企画に終始し、新しいゴルファーの創出などほとんど実現していません。

 関西ゴルフ連盟(KGU)が旗振りしているゴルフ振興など振興金を集めるだけで、有効に活用されているとは思えません。

 KGU理事・監事クラブは近畿各府県の名門クラブといわれているクラブの理事長が選ばれています。こうしたお歴々が新しいゴルファーの創出のためのゴルフ振興策を唱えても実効性あるものが企画されると思えません。

 逆にこうした名門クラブこそがゴルフ振興を阻んでいることに気付いていません。名門クラブでプレーしたいと思っても一般エントリーは断られ、エントリーの門戸は固く閉ざされてますし、なんらかの伝手(つて)でエントリーできてもプレー代は平日でも2万円を超すといった状況で、気軽にゴルフが楽しめるでしょうか?ましてや若年層や現役サラリーマンの小遣いでゴルフに行けるだろうか?

 ゴルフは今も昔もお金に余裕のある人しか楽しめないスポーツ(遊び)なのです。ゴルフマナー評論家の鈴木康之氏はある書物でこう書いてます。

 「ゴルフは否応なしに金がかかる。ゴルフを楽しめる人は経済的にかなりゆとりのある人である。・・・・・・・・ゴルファーの誰もが、ゴルフを楽しむ機会をもっと何度も持ちたいはずだが、それができないのは、体力や時間がないわけではなく、経済的な事情が理由のはずである。家族と楽しみたい、仲間や後輩もゴルフに誘い込みたいのだが、それがしにくいのは、金銭的なことが足を引っ張るからである。

 ジュニアにゴルフを楽しませてあげたい。そうしないと裾野が広がらない。しかし、今日のゴルフの高コストでは、やはり一部の親の子どもにしかチャンスは与えられない。

 ゴルフを楽しむ機会をもっと増やすために、私たちがすべきことは質素志向のゴルフである。ゴルフプレー以外のサービスのために料金の高くなってるコースを避け、よりリーズナブルな料金設定に努めているコースを選択するようにし、そういうコースが栄えるように仕向けること。飛距離をニュークラブに求めたがる心をもっとスイングの改造に向けること。一度決めたクラブをもっと長く愛すること。」

 と鈴木康之氏は書いてます。ゴルフが大衆化しプレー代もバブルの時代からみればかなり安くなりました。とはいえゴルフを楽しめる人はまだまだ経済的に余裕のある人だと思います。こうした問題にどう取組んでいくかを本音で議論して行かなければ真のゴルフ振興策など生まれてこないと思います。
 

増やそうゴルフ女子!

 週刊ゴルフダイジェスト11月20日号を読んでいたら「増やそう!ゴルフ女子」“女性が増えればみんなが幸せに”の見出しが目に飛び込んできました。

 ゴルフ人口の減少が続くゴルフ業界にとって女性ゴルファーを増やすことは最良の方策、何かヒントがあればと熟読しました。

 この記事によると日本の女性ゴルファー(利用者)はゴルフ場大手のアコーディア、PGMによると2017年の女性ゴルファー率は12・2%だそうです。

 老若男女が等しく楽しめるスポーツといわれている割には、女性ゴルファーが意外に少ない?ように思われます。バブル期には“私をゴルフに連れて行って系”は多かったようですが、最近の女性ゴルファーは自分のお金で自分で行く“自立系”女性ゴルファーが増えているそうです。

 経済的にも自立した女性でゴルフを“生涯の財産”ととらえ、ゴルフで求められるマナー・エチケット、社交性、人脈作り、決断力など社会で求められることをゴルフを通じて得ることができ、さらに人として成長できるとゴルフに真剣に取り組む女性ゴルファーが増えているともいわれてます。

 女性に限らずこれからゴルフを始めようとする初心者にとってゴルフは一歩目のハードルが高いことがネックになってます。

 まずお金の問題。クラブなどの用具が高い。コースに出るまでに練習場に通うのにお金がかかる。ゴルフ場でのプレー代が高いことが足かせになっています。
 
 次に時間がかかるという問題。ゴルフ場への往復、そして18ホールのプレー時間が長い。丸一日かかるといった問題が指摘されてます。

 こうした経済的・時間的問題をどう解決していくかがゴルフ業界の課題だといえます。

 

2018QT2nd全選手データによる難易度。

JGTOからいただいた全選手のスコアをホールバイホールで入力したデータで奈良柳生CCのホール難易度がわかります。各ホールのイーグル、バーディ、パー、ボギー、ダブルボギー、トリプルボギーなどが入力され、そのホールの平均スコアを小数点以下まで出した数字でホールの難度をまとめています。

 4日間、延べ377人のスコアによると、難易度1番は10番ホール(453ヤード、パー4)で、バーディ32人(8・5%)、パー238人(63・1%)、ボギー76人(20・2%)、ダボ16人(4・2%)、トリプル10人(2・7%)、それ以上が5人(1・3%)ということで平均スコアが4・34のオーバーパーでした。

 難易度2番は4番ホール(194ヤード、パー3)と15番ホール(427ヤード、パー4)で平均スコアは4番が3・19、15番が同4・19で同じでした。。次いで16番ホール(205ヤード、パー3)の同3・17、そして5番目の難易度は17番ホール(407ヤード、パー4)で同4・12でした。

 逆に1番易しいホールは11番ホール(535ヤード、パー5)でイーグルが5人(1・3%)、バーディ180人(47・7%)、パー168人(44・6%)、ボギー17人(4・5%)、ダボ6人(1・6%)、トリプル1人(0・3%)、それ以上はなく平均スコアは4・58でした。次いで易しいホールは6番ホール(402ヤード、パー4)で同3・84.3番目に易しいホールは18番ホール(580ヤード、パー5)の同4・85でした。

 データを見るとショートホール(4番3・19、7番3・1、14番3・08、16番3・17)、は全てオーバーパーとなってますが、逆にロングホールは先の11番、18番以外のロング(2番4・99、8番4・96)も全てアンダーパーになっています。

 当クラブのロングホールは比較的しっかり距離もありますが、ほとんどの選手がセカンドショットをアイアンで果敢に2オンを狙い易々バーディを取っていきました。選手の体力や体幹の向上とともにクラブやボールの進化は著しく、4日間で20アンダーは当たり前の時代になってきました。
 

奈良県ゴルフ協会主催のサタデー盛夏杯

 本日は、奈良県ゴルフ協会が平日に休めない忙しいサラリーマンのために、土曜日に会員料金でプレーできる「サタデー盛夏杯」を奈良柳生カントリークラブで開催しました。

 奈良県ゴルフ協会主催の県民ゴルフは、奈良県在住もしくは奈良県在勤者であれば誰でも参加できる競技会として親しまれていますが、参加者は60歳以上のリタイアしたシニアゴルファーが多いため、ゴルフ振興策の一環として現役世代の参加しやすい土曜日に「サタデー盛夏杯」を開催するということで、当クラブも協賛し第1回を実施しました。

 今年度の県民ゴルフ以外に急きょ企画された競技だけに告知が十分でなかったものの、企画趣旨である60歳以下の現役ビジネスマンや女性ゴルファーに参加してもらうという目的通り現役世代47名が参加して18ホール・ストロークプレー(参加者全員ダブルペリア)で熱戦が繰り広げられました。

 優勝は井上忠勝さんが33、35、68の素晴らしいスコアでハンディキャップも-1・2ながらネット69・2の見事な成績で獲得しました。2位には立石泰啓さんが42、45、87、ネット70・2で入り、3位に立石翔さんが42、3、81、ネット71・4で入りました。

※写真上は、競技委員よりルールの説明とマーカー指定を受けているところ。写真下は2位に入賞した立石泰啓さん(右)に阪口総支配人から賞品が贈られた。