ゴルフクラブの性能向上について。

 ラグビーの全国大学選手権決勝が昨日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、天理大学が初優勝を目指して明治大学と対戦しました。常勝・帝京大学のV10を阻止し決勝進出しただけに、奈良県民をはじめ関西のラグビーファンも同志社大学以来の関西の大学の優勝に期待し天理大学に声援を送りましたが、惜しくも22-17で関東の壁を崩せなかったのは残念でした。

 話はかわりますがゴルフクラブの性能は年々向上していますね。よく飛びそして曲がらないといった究極のテーマにメーカーは開発・改良にしのぎを削ってます。スウィートスポットを少々外してもミスショットにならず、そこそこ飛ぶように進化してきてます。アマチュアゴルファーはクラブの進化でどれだけ技量をカバーしてもらっているか。

 去年の古い週刊ゴルフダイジェストを捲っていると藤田寛之プロのコラム「藤田寛之の結論 ゴルフは理屈じゃない」で面白いことを書いてます。

 「私(藤田)はドライバーでドローやフェード、高低などゴルフ場のホールの形状(レイアウト)や風など状況によって球筋を打ち分ける。あえて飛距離を落として方向性を重視して握ることもありました。パーシモン(ヘッド)とか小ぶりなヘッドの時代を経験してきたこともあり、自分でヘッドを操作して球筋をつくってきた」といいます。

 現在のクラブは曲がらずより遠くへ飛ばすクラブが主流となっており、藤田プロいわく「ミスショットしても曲がり幅が小さくなり、それでいて飛ぶ」という。

 それほどクラブの進化は著しいのですが、プロにとっては、それが問題だといってます。ミスショットしても曲がらずに飛ぶことがなぜ問題なのでしょう。

 藤田プロはいいます。「プロはホールの形状によってボールを曲げてコントロールする技術をもっていますが、最近の進化したクラブではその技術がボールに伝わらず、思い通りの球筋のボールが打てない」ということらしい。

 なるほどそういえばアマチュアゴルファーに大人気で最も売れているクラブ「XXIO」を使用しているツアープロはほとんど目にしません。プロの高度なテクニックとはクラブの性能より自分の確かな技術によってスコアメーキングしているのだということを知らされました。総支配人・阪口 勇

 

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