今年も余すところ8日となってまいりました。年々、月日の経つのが早く感じられるのは歳のせいでしょうか。今日、コースのスタッフがクラブハウス玄関に飾る門松を作り上げました。
門松は年神を家に迎え入れるために家の門の前などに立てます。神様が宿るという常磐木の中でも松は生命力、不老長寿、繁栄の象徴されてきたため、おめでたい木として正月の門松に飾る習慣となって根付いていったと、ものの本に書かれています。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
ゴルフの和製英語を批判したりウンチクを語るゴルファーを時折見かけますが、和製英語に目くじら立てて正しいゴルフ英語を使わなければならないのかなあと時々思います。ここは日本であり、日本のゴルフ場でプレーする限りにおいては和製英語であっても互いに意味が通じればいいと思うのですが・・・・・。
ティーショットが真っ直ぐ遠くに飛べば「ナイスショット!」いいじゃないですか。これをしたり顔で「ナイスショットなんて日本だけで通用する言葉、本当はグッドショットといわなければいけないんだよ」と訳知り顔でのたまう人がたまにいます。
テレビのゴルフ中継でもグリーン上のパッティングで、やや右に切れるのを「スライスライン」、左に切れるのを「フックライン」などアナウンサーや解説者が使ってますが、これも和製英語で本来のゴルフ英語ではありません。一緒にテレビ観戦している訳知りゴルファーは「スライスやフックラインという言い方は間違いだ。スライスやフックというのはクラブで打ったボールが空中で大きくそれて右にカーブするのをスライスボールというのであって、パットしたボールのそれ具合を表現するのにスライスやフックというのは外国では通用しない」とウンチクを披露する方がいます。
こうしたたぐいの和製英語は実に多い。各ホールの最初に打つ人を「オーナー」(正しくはオナー:名誉)といったり、「ナイスパー」「ナイスタッチ」「ワンオン」「パーオン」などなど数え上げればきりがありません。表彰パーティーで優勝者のコメントで「パートナーに恵まれて」という言葉もよく耳にします。
これだけ多くの和製英語が日本のゴルファーに定着しているのですから、いまさら正しいゴルフ英語を使いなさいは逆に愚かしいと思います。正しいゴルフ英語(用語)を使うべしなどと野暮なことをいわず同伴競技者と互いのプレーを称えあったり、励ましたり、助言(競技ではルール違反ですが)したり、慰めあったりするコミュニケーションの手段として和製英語が飛び交っても良いのではないでしょうか。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
鈴木グリーンキーパーによると最近、コース内にイノシシが出没している形跡があるといいます。イノシシがコース内に入らないように十数年前に周囲に電柵を設置して以来、イノシシの侵入は防止できていましたが、この春くらいからイノシシが電柵周辺をうろついてるという目撃情報が寄せられていました。このためコーススタッフは警戒していましたが、数ヶ月前からコース内の日陰の苔部分に掘り返した跡が次々と発見されたとの報告がありました。
鈴木グリーンキーパーによると瓜坊(イノシシの赤ちゃん)よりやや大きい子供のイノシシが電柵の下をくぐり迷い込んだのではないかとのこと。当然、コース周辺にはイノシシの集団が徘徊しているものと思います。そこで地元猟友会にお願いして、捕獲のための檻を仕掛けてもらうことにしました。16番ホールから17番ホールにかけての右側の森林地帯が生息地と思われますので、17番側の山の中に檻を仕掛けてもらいました。(写真)1頭でも捕まれば、臆病者のイノシシは身の危険を感じて近寄らなくなるのですが・・・・・。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
ゴルフはご存知のように自然の中でプレーを楽しむスポーツです。暑さ寒さはもちろん風が吹いたり雨が降ったりと自然の変化に対応して行くところにゴルフというスポーツの妙味があります。
とはいえ、ゴルフ人口の7割近くを占める60歳以上のシニア世代には、もはやこの理屈は通用しなくなってきました。暑い夏や寒い冬それに雨が降れば「健康管理のためにゴルフをしているのに、過酷な気象条件の中でゴルフして体をこわしては元も子もない」などの理由で簡単にキャンセルされる方が多くなってきました。
血気盛んだった壮年時代にゴルフに夢中になった団塊世代も暑さ寒さに加えて雨風に簡単にギブアップしてしまいます。雨のゴルフは快適とはいえませんが、帽子やレインウェア、シューズ等々ゴルフ用品も年々優れた商品が開発され市販されていますのでそれなりにゴルフも楽しめるはずなんでがねえ。
エントリーした日がいつもいつも晴れの日や春・秋の爽やかな日ばかりとは限りません。その日が雨であったとしても大自然の厳しさに対峙して堂々と立ち向かって行く気概を忘れずにゴルフを楽しみたいものです。
昨日は今冬一番の寒さで、近畿でも雪が降ったようです。奈良県でも阿騎野GCでは積雪のためクローズになったとか。オークモントGCやヤマトCC、春日台CCなど標高400メートル以上のゴルフ場は朝方に薄っすらと積雪があり、スタート時間を遅らせたとのことでした。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
毎月1日付で会員の皆様に送付している「事務局だより12月号」を昨日、発送しました。平成8年に開場して以来、事務局の情報を会員の皆様にお知らせすることを目的に毎月1回欠かさず発行を続けています。
今年最後の「事務局だより」を発送してホッとひと段落していますが、実際には12月末に新年1月号を発行するための準備にかかっています。
「事務局だより12月号」の主だった内容は11月15日に行われた運営委員会の報告、とくに競技委員会がまとめた来年度のクラブ競技の日程が決定したことや今年10月までの来場者数の報告、シーズンオフのコースの作業予定など資料とともに掲載しています。
このほか12月14日に行われる「奈良マラソン2014」の交通規制に注意することやシニアの親睦会「緑友会」が100回を迎えたことなどが紹介されています。
文字だけの簡便な「事務局だより」ですが、毎月1回会員の皆様に事務局からのお知らせなど情報公開の貴重なツールですので、今後とも月1回の定期発行に努力して行きます。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
ローカルルールの悪法の最たるものは「プレイング4」と「6インチプレース」だろう。プレイング4とは、ティーショットをOBした場合、プレーの進行をスムーズに行かせるため、前方特設箇所(特設ティーとしている所もある)から打って4打(プレイング4)としてプレーする救済措置です。いわば体のいい遅延防止策です。
確かにビギナーが何度も何度もOBを繰り返せば同伴競技者はもちろん、後続組も詰まってしまってコース内は込み込みになってしまう可能性があります。だからといってティーショットをOBした者が特設箇所からプレイング4でプレーを続行するというのはいささか腑に落ちません。
ゴルフというゲームはティーグランドからティーショットしたボールをグリーンのカップにカップインして打数を競うものです。それをティーショットしたボールがOBだったからボールを手にもって特設箇所に歩いて行く。ゴルフはティーショットしたらグリーンに上がるまでは一切ボールに触れてはいけないという大原則あるにもかかわらず、ティーグランドから特設箇所までボールを持ち運ぶのは、ゴルフの本筋から外れているように思います。
ビギナーの救済措置ということもあるかもしれませんが、一律OBは特設箇所からプレイング4ではなく、せめて打ち直しかプレイング4かの選択する権利はプレーヤー自身に判断させるべきだと思います。
もうひとつの悪法「6インチプレース」。こちらはコースを保護するため、あるいはコースコンディションが劣悪な状態だから6インチの範囲内でボールを動かしても良いというもの。ゴルフはあるがままの状態(ライ)でボールを打って行くのが大原則。芝の張り替えた箇所や発芽前や発芽中の芝を養生するための限定的範囲なら修理地にするべきで、コース全体6インチにするというのは、「18ホールのコース状態がノータッチでプレーできない最悪のコースです」とゴルフ場自ら公言しているようなものです。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇