新ルールでラウンドしました。

 新しい年がスタートしました。そして新ゴルフルールも1月1日から全世界のゴルフ場で施行されました。当クラブでも2日の初夢杯から新ルールに基づき競技が行われました。

 大幅にルールが改正されたことによる混乱を懸念して競技委員会では、3月末までは周知期間として誤ったルール適用の際は、初回はペナルティを課さず注意指導に留めることとしました。「事務局だより」やこのブログなどでも新ルールについて要点を紹介していたせいか大きな混乱もなく順調にスタートしました。

 昨日、グリーンキーパーと新ルールに基づいてラウンドしてみました。プレーの進行を重視したというだけあって、新ルールでのプレーはスムースで時間短縮になります。

 グリーン上の旗竿が立ったままパッティングしてもOKは、いちいち旗竿抜いたり差したりしなくていいので大幅な時間短縮になります。また遠球先打でなく打つ準備ができたものからプレーして行くのも予想以上にプレーは早くなります。

 ただ、新ルールで若干気になったのは、「ドロップは膝の高さからボールを落とす」は、実際に片膝をついて片方の膝からドロップすればいいのですが、立ったまま膝の高さからドロップすればほとんど膝より上の高さから落としているようです。

 本人が立ったまま(実際はやや屈んでます)膝の高さと思っても、意外に膝より上の位置になっているようです。この点は注意が必要です。

 

今年1年有難うございました。良い年をお迎え下さい。

平成最後の年末年始。今年は大阪北摂を襲った地震やもはや天災ともいえる猛暑、酷暑に台風直撃など、まさに「災」の1年であったようです。天候に左右されるゴルフ場にとっても厳しい1年でした。来年は穏やかな年になるよう祈念するとともに皆様にとって健やかな1年になりますようお祈り申し上げます。今年1年有難うございました。良い年をお迎え下さい。

門松を飾りつけ迎春準備完了。

年の瀬の街中の飾りつけもクリスマスからお正月へと模様替えし、新しい年を迎える準備に大忙しです。当クラブでもクラブハウス玄関に恒例の門松がコーススタッフの手により飾りつけられました。

日本ゴルフ場経営者協会(NGK)の大石専務理事が専門誌「ゴルフ場セミナー」でゴルフ場利用者の来場実態についてデータを基に紹介されているので紹介します。このデータを見ると、ゴルフ場業界はかなり深刻な状況にあることが分かります。以下、大石専務理事の抜粋した文章です。

ゴルフ場利用税の課税状況から算出された「2017年度全国ゴルフ場来場者数」は、前年度比23万人減少(0・27%)の8555万であった。

「70歳以上」が前年より110万人増加(7%増)して1678万人となり、全来場者の19%を占めている。半面「18歳~70歳未満」は2010年に8000万人を割込んで7758万人となってから7年間で約1000万人減少し、2017年度は6877万人と初めて7000万人を割込んだ。

全来場者数は2002年度に9000万人を割込み8800万人となって以降、約16年間は8500万人~8800万人前後維持している。この来場者が維持できているのは、70歳以上の旺盛なプレー意欲と供給側であるゴルフ場の低料金化等による営業努力に支えられたものであると考えられる。と大石専務理事はいいます。

「18歳~70歳未満」が単純平均で年間約150万人減少していることの原因は「団塊の世代」が70歳以上に移行することに対して、若年層ゴルファー創造が十分にできていないからであることは、多くのゴルフ関係者の共通認識である。

新ルールが来年1月から施行されます。

 

 来年1月から世界中のゴルフ場で新ゴルフルールが一斉に施行されます。新規則は従来の4年に1回のルールの見直しといったものではなく大幅にルールが変わります。新しいルールブックは従前に比べてひじょうに見やすく、また分かりやすくなってます。

 数多くのゴルファーにルールブックを持っていますか?と問うと、ほとんどの方が「持ってないし、見たこともない」と答える人が圧倒的に多いのが現状です。

 ではゴルフルールをどのようにして理解しているのかというと、ほとんどの方がプレー中にトラブッたらキャディや同伴者に救済処置やペナルティーを教えてもらってるようです。

 ゴルフは基本、ティーショットすればグリーンに上がるまでボールに触れずあるがままプレーして行けば良いという単純明快なスポーツです。しかしながらボールが曲がってボールを見失ったり、あると思われる所になかったり、コース内の池や小川など新ルールでいうところのペナルティーエリアに入りプレーが続行できなくなった場合に、どう救済処置をとれば良いかなどルールを知っていなければプレーを続けて行くことができません。

 「ルールブックなんて読んだことはない」と自慢気にいう方がいますが、ゴルファーとしていくら技量は優れていても、非常識で無知なゴルファーという烙印を押されてしまいます。

 そうならないように新しいルールブックを購入していただき熟読し、新ルールを理解していただくことが肝要です。またラウンドの際は、必ずルールブックはキャディバッグにいれ携行するようにしてください。何かトラブルが発生したら即座にルールブックを開くという習慣を身につけてほしいと思います。

冬のゴルフは準備運動を十分してください。

 皇太子さまが新天皇に即位される5月1日と、即位礼正殿の儀が行われる同10月22日を祝日とする特別法案が今国会で可決・成立しました。祝日法の規定で来年4月27日~5月6日が10連休となります。来年のゴールデンウイークは1年限りですが10連休という大型連休になるだけに観光業界などは特需の期待が高まってます。

 同じレジャー産業のゴルフ業界にとっては、大型連休はあまり歓迎できません。大型連休になると、家族揃っての帰省や国内外への家族旅行など家族サービスに重点がおかれるため、ゴルフ場への足は遠のき、どこのゴルフ場も集客に頭を悩まします。

 ところで昨日、今日と予報通りこの冬一番の冷え込みとなりました。とはいえ、気温20度を超すような温かい日が続いていたせいで、昨日、今日の冷え込みが強く感じるだけで、平年に比べるとまだまだ暖かい方だと思います。

 寒くなってくるとスタート前の準備運動やストレッチをしっかりしっかりするようにしてください。冬のゴルフはとくに体調などには気をつけることと。体が固いうえ、ふだんの運動不足からスイングした瞬間にぎっくり腰を再発させたり首の筋を傷めたりすることがあります。

 またティーショットが曲がり、ボールを探しに法面を駆け上がる際に肉離れやアキレス腱を断裂したりしますし、心臓に負担がかかり心臓発作や心筋梗塞を発症したりして命をおとすこともあります。以前にも紹介したことがありますが、ゴルフプレーが原因の死亡事故はほかのスポーツに比べて桁違いに多いといいます。くれぐれもゴルフというスポーツを舐めてかからぬよう、スタート前の準備運動やストレッチなどを励行するようにしてください。

12月9日(日)奈良マラソンによる交通規制にご注意を。

 今日から気ぜわしい師走です。年末に向けて公私共々何かと忙しくなります。とくに歳末にかけて届け物など荷物の納品配送が急増するため車の渋滞が起きやすく事故も多くなりますので、時間に余裕をもって行動(運転)するようにお願いします。

 車といえば今年もまた奈良マラソンが12月9日(日)にありますので交通規制が行われます。ならでんフィールド(鴻ノ池陸上競技場)を午前9時にスタートします。したがって午前8時30分から10時30分までスタート地点の鴻ノ池陸上競技場から奈良市内の幹線道路である大宮通りや天理街道が全面交通規制されます。大阪方面から第2阪奈道路や西名阪自動車道を利用される方はご注意下さい。

 なお、8時半までに奈良市内の幹線道路を通過される方はほとんど影響はありませんので、早めにゴルフ場にお越し下さい。スタート時間が9時半以降の遅い方で大阪方面から来られる方は、早めにお越しいただくか、迂回道路をご利用下さい。

 西名阪道をご利用の方は、天理ICで降りずに針ICまで行き国道369号から水間トンネルを経て大柳生~ゴルフ場か針ICから国道369号を柳生方面を経て大柳生~ゴルフ場への迂回ルートがありますのでご利用下さい。

 交通規制の詳細はポスターを掲示していますので、ご覧ください。また、当日の同伴者にも交通規制についてお伝えください。

来季の女子プロのシード権確定。

 LPGAの2018年賞金ランキングが確定しました。賞金女王は今季5回優勝したアン・ソンジュが4年ぶり4回目の女王に輝きました。

 今季のLPGAの賞金ランキングは先週の大王製紙エリエールレディースオープンで終了。最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップは賞金ランキングから除外されることになりました。

 このリコーカップは今季のツアー優勝者と前週までの賞金ランキング25位までの者を出場者として、この大会に出場することのステータス、権威付けることになったそうです。

 こうしたことから今季の賞金ランキングが決定し、シードの50位までが決まりました。

 初シードは、黄金世代といわれる小祝さくら(賞金ランク8位)、松田鈴英(同10位)、勝みなみ(同11位)、新垣比菜(同22位)、原英莉花(同37位)、大里桃子(同49位)など11人が初シード権を得ました。

 一方シードの常連だった藤田さいき(同51位)、笠りつ子(同52位)、渡邉彩香(同55位)、金田久美子(同56位)、原江里菜(同56位)がシードを逃しました。また昨年、ルーキーとして大活躍した川岸史果(同60位)もシード落ちとなりました。

 こうしてみると女子プロも浮き沈みが激しく厳しい勝負の世界だということがよく分かります。

ゴルフ振興策について。

 ゴルファーの減少が下げ止まらない。ゴルフ業界では若い世代のゴルファーの発掘・育成強化を目的にゴルフ振興策に取組んでいるものの、旧来のゴルファーのゴルフ回数を増やすだけのゴルフ企画に終始し、新しいゴルファーの創出などほとんど実現していません。

 関西ゴルフ連盟(KGU)が旗振りしているゴルフ振興など振興金を集めるだけで、有効に活用されているとは思えません。

 KGU理事・監事クラブは近畿各府県の名門クラブといわれているクラブの理事長が選ばれています。こうしたお歴々が新しいゴルファーの創出のためのゴルフ振興策を唱えても実効性あるものが企画されると思えません。

 逆にこうした名門クラブこそがゴルフ振興を阻んでいることに気付いていません。名門クラブでプレーしたいと思っても一般エントリーは断られ、エントリーの門戸は固く閉ざされてますし、なんらかの伝手(つて)でエントリーできてもプレー代は平日でも2万円を超すといった状況で、気軽にゴルフが楽しめるでしょうか?ましてや若年層や現役サラリーマンの小遣いでゴルフに行けるだろうか?

 ゴルフは今も昔もお金に余裕のある人しか楽しめないスポーツ(遊び)なのです。ゴルフマナー評論家の鈴木康之氏はある書物でこう書いてます。

 「ゴルフは否応なしに金がかかる。ゴルフを楽しめる人は経済的にかなりゆとりのある人である。・・・・・・・・ゴルファーの誰もが、ゴルフを楽しむ機会をもっと何度も持ちたいはずだが、それができないのは、体力や時間がないわけではなく、経済的な事情が理由のはずである。家族と楽しみたい、仲間や後輩もゴルフに誘い込みたいのだが、それがしにくいのは、金銭的なことが足を引っ張るからである。

 ジュニアにゴルフを楽しませてあげたい。そうしないと裾野が広がらない。しかし、今日のゴルフの高コストでは、やはり一部の親の子どもにしかチャンスは与えられない。

 ゴルフを楽しむ機会をもっと増やすために、私たちがすべきことは質素志向のゴルフである。ゴルフプレー以外のサービスのために料金の高くなってるコースを避け、よりリーズナブルな料金設定に努めているコースを選択するようにし、そういうコースが栄えるように仕向けること。飛距離をニュークラブに求めたがる心をもっとスイングの改造に向けること。一度決めたクラブをもっと長く愛すること。」

 と鈴木康之氏は書いてます。ゴルフが大衆化しプレー代もバブルの時代からみればかなり安くなりました。とはいえゴルフを楽しめる人はまだまだ経済的に余裕のある人だと思います。こうした問題にどう取組んでいくかを本音で議論して行かなければ真のゴルフ振興策など生まれてこないと思います。
 

増やそうゴルフ女子!

 週刊ゴルフダイジェスト11月20日号を読んでいたら「増やそう!ゴルフ女子」“女性が増えればみんなが幸せに”の見出しが目に飛び込んできました。

 ゴルフ人口の減少が続くゴルフ業界にとって女性ゴルファーを増やすことは最良の方策、何かヒントがあればと熟読しました。

 この記事によると日本の女性ゴルファー(利用者)はゴルフ場大手のアコーディア、PGMによると2017年の女性ゴルファー率は12・2%だそうです。

 老若男女が等しく楽しめるスポーツといわれている割には、女性ゴルファーが意外に少ない?ように思われます。バブル期には“私をゴルフに連れて行って系”は多かったようですが、最近の女性ゴルファーは自分のお金で自分で行く“自立系”女性ゴルファーが増えているそうです。

 経済的にも自立した女性でゴルフを“生涯の財産”ととらえ、ゴルフで求められるマナー・エチケット、社交性、人脈作り、決断力など社会で求められることをゴルフを通じて得ることができ、さらに人として成長できるとゴルフに真剣に取り組む女性ゴルファーが増えているともいわれてます。

 女性に限らずこれからゴルフを始めようとする初心者にとってゴルフは一歩目のハードルが高いことがネックになってます。

 まずお金の問題。クラブなどの用具が高い。コースに出るまでに練習場に通うのにお金がかかる。ゴルフ場でのプレー代が高いことが足かせになっています。
 
 次に時間がかかるという問題。ゴルフ場への往復、そして18ホールのプレー時間が長い。丸一日かかるといった問題が指摘されてます。

 こうした経済的・時間的問題をどう解決していくかがゴルフ業界の課題だといえます。

 

ゴルフの後は万葉浪漫の世界に浸ってみては。

 11月7日は立冬。立冬とは文字通り冬の始まりのこと。今年の夏は猛暑がきつく長かっただけに、もうそんな季節かと驚いてます。そういえば朝晩の冷え込みも厳しくなってきました。

 コース内の木々の紅葉も始まりました。観光都市・奈良も興福寺中金堂の一般拝観や正倉院展など内外から観光客が大勢つめかけてます。

 早めのスタートでゴルフを楽しんだ後は、奈良公園周辺の観光名所の散策や四半世紀をかけて創建時と同じ規模、様式で復元された中金堂の威容の拝観など万葉浪漫の世界に浸ってみてはいかがでしょう。