ゴルフは技量よりエチケット・マナー

 昨日は今季一番の寒波が襲来、天気予報では東日本や日本海側では雪も降るということでしたが、大阪北部や奈良県でも小雨が雪に変わり20、30分舞い散ってました。

 今日は研修会とシニア&レディース競技が行われてます。クラブ競技に参加することにより、ゴルフを通じて新しい仲間が増えクラブライフがより楽しくなって行きます。ゴルフは社交のゲームであるともいわれてます。「ゴルフが下手だからクラブ競技に参加するのは」と躊躇される方がいますが、技量よりも大事なのは同伴者に不愉快な思いをさせない対応能力があれば大丈夫です。

 みんな奈良柳生カントリークラブの会員で同じようにクラブ競技に参加してゴルフを楽しもうという仲間なのです。仕事や立場は違えどみんな奈良柳生CCの会員でこの日一日、我がホームコースでゴルフを楽しむために来ているのだからいらぬ遠慮は無用です。

 同伴者に嫌な思い、不愉快な思いをさせなければいいだけです。嫌な思いとはどういうことかといえば、自分の胸に手を当てて考えればいいです。自分が不愉快で嫌な思いをさせられた人を思い出せばいいだけです。スターティングホールに時間ギリギリに来て、ボールやティーを準備する段取りの悪い人、自分本位でプレー(遅い人)する人、バンカー跡を均さずそのままの人、グリーンのピッチマークを均さない人、ミスショットやショートパットを外していつまでも愚痴る人、所かまわず大声で話しかける人などなど。

 ゴルフマナー評論家・鈴木康之氏はこう書いてます「私たちのゴルフはそうそうみんながうまく打っていけるわけではない。あらぬほうへ飛んで行ったボールのリカバリー、そしてあらぬほうへ飛んでいる気持ちのリカバリー、さっきは自分、今度はあの人、助けられたり助けたりである。ショットのトラブルが続発しても目配り、気配り、そして今、誰が、どこにいて、何をするのが一番いいか、その気づきがあればみんなの愉快は保たれていく。それさえあれば、調子がイマイチでもゴルフは楽しい。」

スタート前の準備運動は入念に。

 12月に入って冬の寒さを感じるようになってきました。寒暖の差が大きくなれば体調の維持管理もタイヘンです。血圧が高い人や心臓に持病のある人は、体調管理にとくに気をつけて下さい。

 ゴルフでもスタート前のウォーミングアップは、しっかりするようにお願いします。とくに冬のゴルフは念入りにして下さい。

 野球やサッカー、テニスといったスポーツでいきなり試合開始はありません。どのスポーツでも試合前のウォーミングアップで軽くランニングや体をほぐし準備運動してからプレーボールになります。

 ゴルフはというと、来場者の半分くらいの方は打球場での練習もせずスターティングホールに来て数回素振りをしていきなりティーショットして行く人がいます。はっきり言って無謀です。

 打球練習場まで歩き、軽くウォーミングアップして1籠か2籠のボールを打ち、それが終われば練習グリーンでパッティングをして、いざスタートというスタート前のルーティンをしっかり身につけるようにしましょう。

8日は奈良マラソンで交通規制があります。

 今週の日曜日(12月8日)に「奈良マラソン2024」が行われます。ロートフィールド奈良(鴻ノ池陸上競技場)を発着点に天理市内で折り返す42・195キロのフルマラソンで、奈良市内の幹線道路が交通規制されますので、ゴルフに来られる方はご注意ください。

 午前9時にロートフィールド奈良(鴻ノ池陸上競技場)をスタートして奈良市内の幹線道路大宮通りや天理街道がマラソンコースとなってます。このため、午前8時30分から10時30分まで全面交通規制されますので、大阪方面から第2阪奈道路や西名阪自動車道を利用される方はご注意下さい。

 ただ8時半までに奈良市内の幹線道路を通過される場合はほとんど影響がないので、早めにゴルフ場に来ることをお勧めします。

 スタート時間が9時半以降の遅い方で大阪方面から西名阪道路をご利用の方は、早めにお越しいただくか、天理ICで降りずに針ICまで行き国道369号から水間トンネルを経て大柳生~ゴルフ場か針ICから国道369号を柳生方面を経て大柳生~ゴルフ場への迂回ルートがありますのでご利用下さい。

 阪奈道路や第2阪奈道路をご利用の場合は、阪奈道路の二条大路南交差点を左折して北上、二条町交差点を右折、平城宮跡北側の道路を国道24号線へ向けて走り、国道24号線を北進して下さい。京奈和道木津ICを右折し州見台、梅美台を直進すればバイパスにつながり国道369号中の川交差点に出ます。このルートだと奈良市内の幹線道路の大宮通り、県庁前、県庁東、般若寺交差点を迂回することができます。

 9時半以降の遅いスタートの方も、交通規制のかかる8時半までに通常通りのルートで通過すれば規制の心配はありませんので、8日は早い目に自宅を出発してゴルフ場でスタート前の打球練習をした後、ゆっくりコーヒーでも飲んでスタートに備えてはどうでしょう。

 交通規制、う回路に関しては奈良マラソン実行委員会のホームページ「奈良マラソン交通規制」で検索してください。

マナー知らずは敬遠されます。

 昨日は奈良県のゴルフ場支配人会のOBと現役の交流会がオークモントゴルフクラブで行われ、旧交を温めてきました。OBのほとんどは65歳以上のシニアがほとんど。スコアはさておき、いつまでも元気にゴルフを楽しめることに感謝していました。

 年寄りゴルファーにとっては、スコアよりも元気に仲間とゴルフを通じて和気あいあいと過ごせることが大きな喜びです。支配人として数多くのゴルファーの生態を見聞してきてるだけに、昨今のゴルファー気質の変わりように苦言を呈す人もいましたが、技量よりもゴルファーとしての人間性に優れている人が尊敬に値すると口をそろえていってました。

 いくらゴルフが上手くてもマナー知らずの独りよがりは敬遠されます。昔読んだ本に「マナー知らずは人に嫌われ、仲間が少なくなりゴルフに誘われなくなります。それは人のプレーを妨げ、人を不愉快にさせるからです。ゴルフは誰でもが誰とでも一緒にゲームを楽しめるスポーツです。シングルとビギナーでも男性と女性とでも、さらには若い人とお歳を召した人とでも一緒にプレーを楽しむことができます。そのためにはゴルファーとしてのマナー・エチケットをちゃんとわきまえてることが前提条件となります。マナーにはその人の人格が表れる」(鈴木康之著・ピーターたちのゴルフマナー)と書いてました。

色づきの悪い今年の紅葉。

秋の深まりととともに緋色に色づく秋の紅葉シーズンですが、今年の紅葉の色づきは悪いようです。夏場の暑さや10月末まで夏日が続くなどの影響で枯れてしまったり色づきが悪いのは、今年の異常気象の影響のようです。

 11月末に迎える紅葉のピークですが、ゴルフ場内のもみじやカエデなども色づきが悪く(写真)、来場される皆さんから「今年の紅葉は色づきが悪いですね。」とよく言われます。

 色づきの悪いのは10月以降でも気温25度を超す夏日が続いたのと夏場の異常な高温と残暑が長引いた影響だといわれてます。

スタート前に十分な準備運動をして下さい。

 この数日で気温が一気に下がり秋を飛び越えて冬を迎えたようです。急激な気温の変化で体調を崩すことがあります。とくに心臓や高血圧の持病をお持ちの方、心筋梗塞や脳梗塞など発症することがあります。寒い冬のゴルフはしっかり体調管理をしてゴルフを楽しんでください。

 寒い冬のゴルフはスタート前には十分なストレッチや準備運動をして体をほぐすようにしましょう。暖かいレストランでスタート直前までお茶を飲み、スタート直前に「寒い、寒い」と体を丸めながら1番ホールへ行くのは、ケガや事故のもとです。

 暖かいクラブハウスから寒い屋外に急に出ると体内の血管が委縮して心臓や高血圧に持病をお持ちの方は、心筋梗塞や脳梗塞など発症することがあります。寒い屋外に急に出ていきなりスイングすると体に負担がかかり血圧が急激に上がり心臓に負荷がかかり心筋梗塞や脳梗塞を発症し死に至ることもあります。
 
 体験者の話によると前兆として足元が何かフラフラする、雲の上を歩いてるような気がするそうです。さらに動悸が激しく息苦しくなったり、立ち眩みや吐き気がしたり気分が悪くなったりします。かくいう私も今週はじめにこの症状を経験しましたので、気をつけて下さい。

13番グリーン横の磨崖仏の供養を行いました。

 今日11月13日、13番ホールのグリーン横に祀られている磨崖仏などの石仏の供養を東大寺塔頭新禅院住職・筒井英賢師(東大寺長老・筒井寛昭理事長のご子息)を導師にお迎えし執り行っていただきました。供養には遠山隆重代表理事、遠山彩子代表取締役をはじめコーススタッフが参列し午前9時過ぎから磨崖仏や多数の石仏の供養を行っていただきました。

 磨崖仏や石仏はゴルフ場の造成時に13番グリーン周辺に散在していたものを一箇所に集めて祀っています。磨崖仏はいずれも室町時代に作られたものだそうです。浮き彫り仏の「阿弥陀如来像」を中央に、左側に磨崖仏の「不動明王」、右側に「六地蔵菩薩像」が鎮座されてます。13番ホールをホールアウトされたらグリーン右手前下の磨崖仏や石仏群をご覧になり手を合わせていただければ後半のプレーにご利益があるかもしれません。ぜひお参りを。

マナー・エチケットわきまえた真のゴルファー

 ゴルファーは常識をわきまえた紳士であると昔はよく言われたものですが、最近はマナー・エチケットに欠けるゴルファーが増えてきたように思います。

 シングルゴルファーであろうとマナー・エチケットが悪ければ尊敬されません。50年以上前のゴルフクラブのハンディキャップ委員会では、シングルハンディを認定する際には、ゴルフの技量以外にルール・マナー・エチケットをわきまえたゴルファーをシングルゴルファーに認定したものです。

 即ちシングルゴルファーはそのクラブの指導者的役割を果たすとともに、対外的にもそのクラブを代表する選手であると認識されるため、技量だけでなく品格まで求められました。そのためシングルゴルファーの称号はそれなりに価値がありました。

 逆に技量は劣っていても相手を思いやり尊重する心をもったスマートな振る舞いをする真のゴルファーをたまに見かけることがあります。

 プレー中はもちろんクラブハウス、ロッカーでの着替え、レストランでの食事、風呂等々あらゆるシーンで相手は従業員であれ誰であれ思いやり、尊重する心で接するジェントルマンゴルファーをたまに目にすることがあります。こうした真のゴルファーこそ尊敬に値します。私もゴルフは下手ですが品格ある真のゴルファーになりたいと常々思ってます。

クラブ選手権(シニア、Gシニア)チャンピオン決まる

 今日10月27日、クラブ選手権(シニア選手権、グランドシニア選手権)の決勝戦が予選、本戦を勝ち上がってきた選手によってマッチプレーで行われました。各チャンピオンには藤原安廣競技委員からカップが贈呈されました。

 クラブ選手権は36ホール・マッチプレーで前年の覇者・清光英成さんと初の決勝進出を果たした山口貴司さんによって行われ、清光さんが6ー5で山口さんを降し見事2連覇を達成しました。(写真上:優勝清光さん、写真中:ランナースアップ山口さん)

 シニア選手権は三嶋秀行さんと加藤研士さんともにシニア選手権決勝進出は初。27ホール・マッチプレーで争われ、4-2で三嶋さんが加藤さんを降し初の栄冠を獲得。シニアチャンピオンになりました。(写真上:優勝三嶋さん、写真中:ランナースアップ加藤さん、写真下:メダリスト浦島さん)

 

 グランドシニア選手権は昨年から始まりましたが、参加者が規定に満たず不成立となりました。今年はなんとか競技成立で、間瀬和雄さんと吉井英次さんによって18ホール・マッチプレーで行われ、間瀬さんが5-6で吉井さんを降し初代グランドチャンピオンに輝きました。(写真上:優勝間瀬さん、写真下ランナースアップ吉井さん)

 

 

 

ボール探しは同伴者も協力して探そう。

神戸ゴルフ倶楽部の「グルームの伝言」でロストボールほどつまらぬものはないと書かれてます。ラフの芝が長くてボールを探すのに苦労します。ロストボールの探索は3分。3分以上経過すれば1打罰をして打ち直ししなければなりません。

 グルーム氏いわく「人のボールの行方もよく見よう、それが仲間同士のエチケットだ」同じ組の同伴者が打ったボールが分からなくなったら協力して探すのがエチケットです。自分のゴルフに夢中で他人のプレーは我関せずといったプレーヤーをたまに見かけますが、同伴者が協力して探せば見つけるのも早いはず。そのためにはグルーム氏のいう通り人のショットをよく見てボールの行方を見ておくことが肝心です。

 ちなみにボールを探すコツは、少し高い場所から俯瞰して見るか、少しボールの行方より先に行き戻りながら見るのが有効です。ただよくあるのが打った本人がこの辺りといって探す場所より意外にボールは飛んでおらず少し手前(かなり前かも)を探すことが肝要です。本人が思うほど飛んでないケースの方が多いですから。