言い訳ほど見苦しいものはありません。

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 ゴルフは難しい。ビギナーはビギナーなりに、アベレージゴルファーはアベレージゴルファーなりに、さらにはシングルゴルファーはシングルなりに、うまく行かないことの方が多いのはゴルフというスポーツです。

 それぞれの技量で18ホールをプレーして納得のプレーはどのくらいあるのでしょう?総じてうまく行かない方が多いと思います。うまく行かない原因は自分にあるのですが、ほとんどのゴルファーは自分を棚に上げてうまく行かなかった原因を他者・他所に押し付けてしまいます。いわゆる言い訳をしてしまいます。

 今日一緒した同伴者が気にいらない、キャディが悪い。ナイスショットした球がディボット跡だったり、気の根っこだったり、はたまたスプリングクラーのヘッドに跳ねてラフに入った云々・・・・。さらにはコースがトリッキーだの、グリーンスピードが遅いの早いのとコースをも槍玉に上げてしまいます。

 自分のプレーがうまく行かない理由を他に押し付ける人が意外に多い。ゴルフというスポーツはプレーも含めてゴルフ場内での自分の行動に対する責は全て自分が負うのであって、けっして他者や他所に求めるものではありません。

 自分の無知、技量不足、練習不足、甘えなど自分に原因があることを棚に上げて言い訳することほど見苦しいものはありません。ゴルフは大体においてうまく行かないものと達観して、よしんば他者・他所に原因があったとしてもそれを許す度量をもち大らかにゴルフを楽しんでいただければと思います。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇