ゴルファーとして当然のエチケット。

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  すでに10数年前に鬼籍に入られたメンバーのI・Yさんは、お世辞にもゴルフは上手くなかったが、プレーの際は必ずスタート室横に置いてある目土袋を携行し、自分のショット跡以外に他人のディボット跡をせっせと埋めていってくれました。

 日本のゴルフ場のほとんどは乗用カートを導入しています。あるゴルフ団体の調べによるとゴルフ場利用者の8割がセルフプレーになっているとのこと。キャディなしでのプレーですから乗用カートに目土袋が用意されていても、自分で作ったディボット跡に目土を埋めているゴルファーは皆無です。

 年間5万人(ちなみに奈良柳生は3万1千人)以上の入場者のあるセルフプレー中心のゴルフ場は、フェアウェーのあちこちにディボット跡が残ってます。ディボット跡にボールが止まって舌打ちしているゴルフアーの姿をよく見かけます。

 セルフプレーが全盛の今日、自分で目土をする習慣を身につけるよう自戒を込めて申し上げたい。グリーンのピッチマーク同様、自分のショットしたことによりできるディボット跡は、後のプレーヤーのため(コースのためでもあります)自分で埋めるのがゴルファーとしての当然のエチケットですと。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

言い訳ほど見苦しいものはありません。

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 ゴルフは難しい。ビギナーはビギナーなりに、アベレージゴルファーはアベレージゴルファーなりに、さらにはシングルゴルファーはシングルなりに、うまく行かないことの方が多いのはゴルフというスポーツです。

 それぞれの技量で18ホールをプレーして納得のプレーはどのくらいあるのでしょう?総じてうまく行かない方が多いと思います。うまく行かない原因は自分にあるのですが、ほとんどのゴルファーは自分を棚に上げてうまく行かなかった原因を他者・他所に押し付けてしまいます。いわゆる言い訳をしてしまいます。

 今日一緒した同伴者が気にいらない、キャディが悪い。ナイスショットした球がディボット跡だったり、気の根っこだったり、はたまたスプリングクラーのヘッドに跳ねてラフに入った云々・・・・。さらにはコースがトリッキーだの、グリーンスピードが遅いの早いのとコースをも槍玉に上げてしまいます。

 自分のプレーがうまく行かない理由を他に押し付ける人が意外に多い。ゴルフというスポーツはプレーも含めてゴルフ場内での自分の行動に対する責は全て自分が負うのであって、けっして他者や他所に求めるものではありません。

 自分の無知、技量不足、練習不足、甘えなど自分に原因があることを棚に上げて言い訳することほど見苦しいものはありません。ゴルフは大体においてうまく行かないものと達観して、よしんば他者・他所に原因があったとしてもそれを許す度量をもち大らかにゴルフを楽しんでいただければと思います。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

短パンにハイソックス着用?

 ゴルファーのファッションは基本、周りのゴルファーに不快感を与えないことが大前提です。夏のゴルフは蒸し暑く服装も乱れやすい。ポロシャツの裾出しも、それ用のポロシャツであればスマートで涼しげですが、ポロシャツの裾がお尻まで隠れるような中入れ用を外出ししているのは見苦しく周りの人を不快にさせます。ポロシャツの裾をすっきりパンツにインすればスマートでおしゃれなんですがね・・・・・・・。

 夏のゴルフには短パンも涼しくて意外に最適かもしれません。しかしながら短パンにはハイソックス着用を義務付ける時代錯誤のゴルフクラブが多いようです。とくに開場50年以上の名門ゴルフクラブに。世界のゴルフクラブでも短パンにハイソックス着用を義務付けている所はほとんどありません。日本独自のおかしなゴルフ文化です。

 英国のようなリンクスでショットしたボールが曲がってブッシュに打ち込んだりしたときに、短パンだとブッシュでケガをするので防護のためにハイソックスを着用すべしという説もありますが、本家本元の英国でハイソックスは義務付けてません。

 また一説では、男のすね毛が見えるのは見苦しいというようなところからハイソックスを義務付けたともいわれていますが定かではありません。プロトーナメントでは選手の短パン着用はPGA、JGTO共認めてませんが、帯同キャディのほとんどは涼しく機能的な短パンを利用していますが、ハイソックス着用は義務付けてません。

 夏のゴルフで短パンを利用しているゴルファーにハイソックスを義務付ける時代錯誤なゴルフファッションを求めるのは、もうやめるべきだと思うのですが・・・・。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

滋賀県では65歳~69歳ならば利用税が半額に。

 ゴルフが健全なスポーツとして浸透し誰もが気軽に楽しめるようになりました。「金持ちの道楽」「特権階級のお遊びだ」などと色メガネでみられていた50年以上前から大衆化が進み、健全なスポーツとして老若男女に浸透されてきたのは業界関係者として誠に喜ばしいことです。

 先日、滋賀県の某ゴルフ場にプライベートで行った時、フロントでサインをしていると「65歳以上ですね。年齢を証明するものがあればゴルフ場利用税が半額になります」といわれ、思わず「エッ?」と聞き返しました。

 70歳以上のゴルフ場利用税の免税は日本全国どこのゴルフ場でも認められていますが、65歳以上であれば利用税が半額になるとは業界人のわたしも初耳。半信半疑ながら免許証を提示しました。プレー後、精算し精算書を見ると確かにゴルフ場利用税は半額になっていました。

 なぜ?という思いで知り合いの滋賀県下ゴルフ場支配人に問い合わせると「滋賀県のゴルフ場のほとんどは、65歳以上はゴルフ場利用税が半額になりますよ」とのこと。滋賀県のゴルフ場支配人会は、ゴルフ振興をはかるためとの名目で、今もっとも利用者の多い団塊の世代といわれてる65歳以上のシニアゴルファーの利用頻度をさらに高めるための優遇措置として、ゴルフ場利用税の半額を折衝し実現したとのこと。

 ゴルフ場利用税の等級に関係なくビジターのプレー代金を2割引に設定して県税事務所に申請すれば65歳以上のゴルファーの利用税が半額になるということでした。

 近畿2府4県では滋賀県のみが65歳以上の利用税の半額を認めているという現実。各府県のゴルフ場支配人会も滋賀県にならって府県税事務所と強い決意をもって折衝して行くべきだと思います。

 関西ゴルフ連盟も振興基金と称してゴルファーから毎回30円徴収して「サマーゴルフフェスティバル」など値引き企画の競技を開催するより、各府県支配人会と共同で府県税事務所と折衝して理不尽なゴルフ場利用税の半額や免税などの折衝を行いゴルファーの負担を少なくする真のゴルフ振興策に力を注いでもらいたいものです。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

全日本ゴルフ全体会議が発足しました。

 ゴルフ場利用税廃止運動推進本部(日本ゴルフ関連団体協議会)から2016年ゴルフ場利用税廃止運動の今後のスケジュールと「全日本ゴルフ全体会議」が組織され第1回会議が行われた報告書が各ゴルフ場に送られてきました。

 「全日本ゴルフ会議」は、従来の自民党ゴルフ振興議員連盟、超党派ゴルフ議員連盟、スポーツ庁に加えてこのほど今井敬日経連名誉会長、畔柳信雄三菱東京UFJ銀行特別顧問、川淵三郎日本サッカー協会最高顧問、似鳥昭雄ニトリホールディングス会長、都倉俊一、渡辺貞夫氏ら財界・スポーツ界・文化・芸能などの有識者24名の賛同を得て発足したとのこと。

 第1回会議報告の中で目を引いたのは、鈴木大地スポーツ庁長官から「今回、このような会議が発足したことは大変意義深い。実は自分がスポーツ庁長官に就任するときに、ゴルフはやってはいけないと説明を受けましたが、これはおかしいと思いました。スポーツ庁はスポーツを振興する立場にありますので、この問題(ゴルフ場利用税、国家公務員倫理規定)は何とかしたいと考えていた。五輪は平等性のもとに開催されるスポーツの祭典です。この五輪の実施競技であるゴルフに税金がかかることを海外の人に疑問に思われても答えに窮してしまう。またゴルフは年を重ねてもできるスポーツであり、健康増進にもつながる。ひいては、それが医療費の削減にもつながっていく。少子高齢化社会の中で、医療費の削減は重要なことであり、この会議を通じて全国にムーブメントを起こして日本のゴルフを盛り上げていきたい」と、この会議への期待を表明されたそうです。

 こうした会議を重ねていくことにより競技人口の減少やゴルフ場利用税などゴルフが抱える現状を広く国民に理解してもらえればと思います。

興味深い今週の全米女子オープン。

 オリンピックの代表選手に選ばれることはトップアスリートにとっては最高の名誉のはず。しかしながら112年ぶりにオリンピック種目に復帰したゴルフは、リオの治安悪化やジカ熱の不安を理由にJ・デイやR・マキロイさらには日本の松山秀樹や谷原秀人らが辞退を表明しています。

 世界の国々のトップ選手がメダルを目標に白熱した争いが見れると思っていたゴルフファンにとっては、冷や水を浴びせられたような気分ですね。

 一方、日本の女子選手はオリンピック出場を目指して熾烈な代表争いを展開しています。米女子ツアーで活躍し今年1勝をあげた野村敏京はほぼ確定。2番手争いに大山志保(ワールドランキング41位)と宮里美香(同43位)、渡邉彩香(同45位)が代表選手を目指すと広言しており白熱しています。

 この3人いずれも今週行われる全米女子オープン(7月7日~10日)に出場し、残り一人の代表の切符を手に入れるべく熾烈な争いが繰り広げられます。

 また、日本女子ツアーで圧倒的な強さを誇るイ・ボミも韓国代表選手を目指していますが、米女子ツアーで活躍する朴仁妃(ワールドランキング3位)をはじめワールドランキング10位までに韓国選手5人が居並び、ワールドランキング14位のイ・ボミの韓国代表入りは厳しい状況ですが、全米女子オープンに勝てば奇跡の逆転も可能だけに目が離せません。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

8月1日~7日はゴルフウィーク。

 日本ゴルフ協会(JGA)と日本パブリックゴルフ協会(PGS)共催で、8月1日~7日をゴルフウィークとして一般ゴルファーのためのアンダーハンディによる全国大会「スポーツ庁長官杯第1回ゴルフフェスタ」を奈良柳生カントリークラブをじはじめ全国の大会協力ゴルフ場で開催します。

 この大会はJGA/USGAハンディキャップインデックス取得者を対象に期間中に大会協力コースでプレーし、スコアを提出し全国での順位を決めるというもの。インデックスを利用することで公平に全国統一順位を決定することができるというのが主催者の弁。

 この催しはゴルフ業界の念願でもある利用税廃止、そして2020年東京五輪に向けてゴルフ振興を促すと共に国民にアピールするため、スポーツ庁の議員諸氏が立案してJGA加盟コースに広く呼びかけたものだそうです。

 競技はJGA/USGAハンディキャップインデックス取得者に限られ、参加費500円(参加賞あり、プレー費は別)で男女は問いません。参加費は都度必要ですが期間中は何度でも参加可能。仲間とのコンペでも家族や友人たちとのゴルフでのスコアで登録できますが、成績に反映されるのは最も良いラウンド分のみです。

 分かりやすくいうと、各ゴルフ場で集客営業のためにスコアカード参加のロングランコンペを実施していますが、この類(たぐい)と考えていただければいいでしょう。ただ一点違うのは、ダブルペリアなどのハンディキャップではなくJGA/USGAハンディキャップインデックスを利用することです。

 順位は8月29日にJGA及びPGSで発表され、優勝者にはスポーツ庁長官杯が授与、2位・3位ほか飛び賞が贈られます。全国レベルの腕試しに利用されてはいかがでしょう。

テレビ観戦が楽しみです全米オープン。

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 16日から開幕する全米オープンゴルフ選手権、楽しみですね。マスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロが世界の四大メジャートーナメントといわれています。この四大メジャーの中でも最も難しいコースとコースセッティングでスコアを伸ばさせないというのが全米オープンです。

 今年の全米オープンの会場は米国ペンシルベニア州にあるオークモントCCです。1904年に開場した世界一難しいコースとして有名です。オークモントCCといえば3番ホールと4番ホールに挟まれた所に設けられた「教会の椅子」(写真)と呼ばれている巨大なバンカーの中に帯状にラフがレイアウトされている美しいホールを雑誌やカレンダーで目にされているゴルファーも多いと思います。

 全米オープンの舞台となるオークモントCCは9年振り9回目の開催で同大会最多開催数を誇っています。前回の同コースでの全米オープンの優勝スコアは、アンヘル・カブレラの5オーバーパーだっただけに、このコースがいかに難攻不落の難関コースであるか想像に難くありません。

 今回のオークモントCCは全長7219ヤード、パー70と数字的にみるとさほど驚くような距離ではありません。しかしながら8番のショートホールが288ヤード。アベレージゴルファーがドライバーで打っても届かない驚きのショートホールです。また12番のロングホールも667ヤードと気の遠くなるような長い距離。これに加えてラフは深く、グリーンは15フィート近い超高速グリーンに仕上げられているそうです。

 世界から参戦するトッププロがこの難攻不落のオークモントCCをどう攻略するかじっくりテレビ観戦をしたいと思います。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

岩手国体少年の部 奈良県代表選手選考会。

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奈良県ゴルフ協会主催の2016年岩手国体少年の部 奈良県代表選手選考会決勝が昨日に引き続き行われました。快晴の好天気に恵まれましたが、やや風が強く各選手、苦戦しつつも熱戦が展開されました。成績は次の通りで、最終成績を基に過去の実績や行動など奈良県の代表選手に相応しい選手を後日決定し発表されます。

<奈良県代表選手最終選考会成績>

             
竹田弘登(大阪商業大学高校)   139(35、35、70、34,35、69)
西村隼(大阪商業大学高校)    140(34、37、71、36、33、69)
永田航大(奈良育英高校)      143(34、35、69、36、38、74)
田中裕真(大阪商業大学高校)   143(35、33、68、36、39、75)
津田浩平(春日中学)         145(34、39、73、37、35、72)
上松佑平(大阪商業大学高校)   145(38、35、73、37,35、72)
植田晃大(大阪商業大学高校)   145(32、37、69、40、36、76)
高岡龍(奈良育英高校)       148(36、36、72、37、39、76)
秋山利王(奈良育英高校)      148(37、41、78、37、39、76)
高岡翔大郎(高田西中学)      156(37、39、76、38、42、80)

 

奈良県オープン選手権アマ予選行う。

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   若葉の緑が目にまぶしい絶好のゴルフ日和の中、第17回奈良県オープンゴルフ選手権のアマチュア予選が当クラブで102名が出場し行われました。7018ヤード、パー72のコースセッティングで熱戦が繰り広げられ、熊由樹也選手と北添海翔選手がイーブンパーの72でトップ通過。予選通過24名枠のカットは80のカウントバックで決勝進出者が決まった。

 参加者102名のうち唯一紅一点の金原梨里加選手(奈良育英高校2年生)はアウト39、イン41の80でホールアウト。カウントバックで惜しくも次点となり予選通過がなりませんでした。

 詳細は奈良県オープンゴルフ選手権事務局のホームページでご覧ください。