カラ梅雨で芝も焼け気味、ひと雨欲しいところ。



 梅雨入りしたとはいえ、いっこうに雨が降りません。5月28日に気象庁は近畿地方の梅雨入りを発表しましたが、発表当初に雨が降っただけで晴天が続いています。ゴルファーにとってもゴルフ場にとってもお客が減らずに助かるのですが、あまりにも降水量が少なければ芝が焼けてくるなど管理面に影響が出てくるだけに痛し痒しです。

 気象庁によると、西日本の5月初めからの降水量が少ない状態が続いており5月1日~6月4日までの大阪の降水量は44ミリで平年の28%だそうです。あまりにも雨が少ないカラ梅雨に農作物にも影響が出てきそうです。ゴルフ場の芝もかなり焼けてきており、まとまった雨が欲しいところです。写真は真夏並みの入道雲とカサカサに焼け気味のラフの芝。(6月7日撮影)

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

全米プロシニア制覇した井戸木鴻樹プロ。

 今日4日、会議で箕面ゴルフ倶楽部へ行ったところ、顔見知りのメンバー数人に挨拶をすると「井戸木鴻樹プロ、凄いことをやりましたね。」とか「井戸木プロは前田プロの門下生で、箕面GCで研修生してプロ合格したんですよね。たいしたもんですね。」と箕面GCのメンバーさんは自分のことのように自慢げにお喜びになっていました。

 米国ミズーリ州セントルイス・ベルリーブCCで行われた全米プロシニアゴルフ選手権で井戸木鴻樹プロが見事、優勝というニュースが飛び込んできたときは、私だけでなく箕面GCのメンバーや従業員など多くの人が快哉を叫びました。

 思えば井戸木プロは茨木市の豊川中学を卒業後、箕面GCの前田利光プロを頼って研修生として入社。ジュニアゴルファーとして活躍していたとはいえ、前田プロの指導の下、5年の間研鑽を積み20歳でプロテストに合格しました。当クラブの村岸充雄プロも同時期、箕面GCで研修生として井戸木プロと同じ釜の飯を食った仲で、前田プロを師匠とする兄弟弟子になります。

 井戸木プロの左手首にサポーターがいつも巻かれていますが、この手首を負傷した原因は何を隠そう、奈良柳生CCでの造成完了時にコース視察で試し打ちした際、芝の活着していない固い地面でショットした際に傷めたものです。井戸木プロの手首のサポーターを見るたびに、胸が痛みます。

 弟弟子の村岸プロを可愛がってくれており、奈良県オープンやプロ会の定例競技などが当クラブで行われる時には必ず参加してくれます。来場時には必ず挨拶してくれる折り目正しい好人物です。シニアとはいえ日本選手としてメジャー制覇を果たした快挙は、樋口久子の全米女子プロ(1977年)以来だけに、箕面GCメンバーのみならず日本のゴルファーとして喜ばしい出来事でした。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

ブログ訪問者の月間データが出ました。

 サーバーの管理をしてもらっている社外スタッフから4・5月のブログの訪問者の各種データの報告を受けました。誰がどこからどのOSを使って、どのくらいの時間閲覧しているのか等々きっちりデータが把握できていました。確かにアマゾンや楽天などでショッピングすると、本やCD、DVDを購入すると、必ずその嗜好に近い本やCDなど何点か購入を薦められます。インターネットを活用したデータ分析は常人には及びもつかないところで利用されているのに驚かされます。

 ブログ訪問者のデータを見ますと、4月の訪問者が2046名、5月2593名でユーザー数が4月748名、5月1005名。うち新規訪問者は4月35%、5月31%でした。市町村別では大阪が断トツの1238、次いで奈良の345、京都142、神戸75ときてなぜか東京の品川区48、千代田区47、新宿区47、港区44、生駒42と続いています。このほか名古屋、埼玉、横浜なども結構多いのに驚きました。

 閲覧OSではWindowsが圧倒的に多く78%、andoroid12%、i os9%、macintosh1%で、使用サーチエンジンはyahoo55%、google41%でした。平均のページ滞在時間は4月が2分09秒、5月1分42秒でした。このほかにも携帯端末の情報もばっちり記録されていました。

 ブログの訪問者のデータを見せてもらいましたが、これを基に何か営業的に利用するとか、情報を売るとかといったことは一切ありませんし今後もしません。純会員制ゴルフクラブの当クラブがインターネットを活用して営業することなどあり得ませんのでご安心下さい。今後ともブログ訪問をお願いします。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

東大寺筒井寛昭別当の傳燈奉告文。

 
 一昨日の東大寺の筒井寛昭別当の晋山式の模様を昨日のブログで紹介しましたが、大仏殿の本尊・盧舎那仏に奉告された「伝燈奉告文」を原文のまま紹介します。

       <傳燈奉告文>

  緑葉山野に茂り 松風閑かにして 障雑を拂う

 今日 各山諸大徳を始め 有縁縉紳の臨席を仰ぎ

 闔山大衆と共に本尊盧舎那大佛の寶前に 跪き

 香華燈明の浄供を捧げ 小衲晋山の法儀を陳べ奉る

  佛子寛昭 今春図らずも 先蹤を嗣ぎ 第二

 百二十一世東大寺別當 華厳の長吏に清撰せらる

  伏して惟るに 古に聖武皇帝 深く佛教に帰依し

 民衆の為に遍く景福を求めて 寧樂の地に盧舎

 那の寶閣を草創し 華厳一乗を弘通して

 救世度生の基礎を固め 為に皇恩に浴せざるはなく

 萬民豊樂し 天下平らじゃばるは国是精華として萬

 那の驚嘆する所たり

  然に現今 本願皇帝の鴻願 事成りて満たれり

 と雖も 偏に人心は迷いて至り難く 社会治まら

 ずして 世情 不安に厚く覆わるる

  小衲 佛天の加護と闔山大衆の助力を得て
 
 不自惜身命を以って

 法燈を継承し佛法を興隆し さらには人心和合の

 さらに進まんことを 万世に掲げんと欲す

  仰ぎ願わくは 本尊界會の被護の下 舎那の威
 
 光倍増し 所期圓満ならしめ給え

  重ねて乞う 風雨順時 天下泰平 各願成辧

 乃至法界 平等利益
                   敬 白

 平成二十五年五月二十九日

  華厳宗管長東大寺別當大僧正  寛 昭  

 ※写真の「不自惜身命」は筒井寛昭別当が昨年、当クラブの松田高明がプロ合格し、励みとするよう松田プロがいただいた「書」です。

奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

筒井寛昭221世東大寺別当、晋山式。




 当クラブの筒井寛昭理事長が5月1日付けで東大寺の第221世別当・華厳宗管長に就任された晋山式と披露宴にお招きいただき、代表取締役の遠山隆重・彩子夫妻と共に参列させていただきました。式場には県内諸寺の僧侶や荒井正吾知事ら政財界の関係者も多数出席、当クラブの理事、運営委員、会員の方々も多数お見うけしました。

 晋山式は大仏殿の本尊・盧舎那仏の前で厳かに営まれた「伝燈奉告法要」で筒井寛昭師は「不自惜身命をもって東大寺の法灯を継承する」と誓われました。就任を報告する伝燈奉告文で「人の心は迷いのために救われ難いことも多く世間の様子は不安に覆われている」と憂い、「人心の和合が進まんことを、万世に掲げんと欲す」と述べられました。

 晋山式後に大仏殿東庭の仮設会場で行われた披露宴では、筒井別当は「初代良弁別当から220人の別当が東大寺を守ってきて下さった。221世として身の震えるような思い」と挨拶。さらに「2度の被災で東大寺は燃えてしまったが、人々の力で復興されてきた。東日本大震災の復興も人のつながりを実現することにより進んでいく」と語られました。

 祝辞では寺院関係者を代表して唐招提寺の石田智圓長老が「守るべき伝統を踏まえつつも、この混乱した現代社会の先導役になられることを祈念する」と祝辞を述べられた。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

平年より10日も早く、近畿地方も梅雨入り。

  
 本日は奈良県ゴルフ場支配人会がナパラゴルフクラブ一本松コースで開催されました。定例の会議の前に関西グリーン研究所の山田明先生の「気象変動による芝管理の変化」と題しての講演がありました。とくに奈良県の1954年から2012年の年平均気温や年降水量の変化などの気象変化による芝の具体的な病害やその原因などを資料に基づいて講演していただき大変勉強になりました。

 気象の変動といえば5月は雨の日が少なく芝も焼け気味の状況でしたが、本日28日、気象庁は近畿地方と東海地方で梅雨入りしたと発表。近畿地方の梅雨入りは平年より10日も早いそうです。29日まで雨が降ったりやんだりのうっとうしい天気が続くそうですが、経験・感覚的?には今年の梅雨は雨が少ないような気がします。もっとも何の根拠もありませんが・・・・・・。ゴルフ場事業者とすればカラ梅雨を願うばかりです。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

2013年度の理事長杯の予選が行われました。


 2013年度のクラブ三大競技のひとつ「理事長杯」の予選が本日行われました。49人が参加した予選は18ホール・ストロークプレーで争われ、上位16人が本戦に出場できるという厳しく狭き門です。7時28分に快晴ながらやや風の強い中でスタートし熱戦が繰り広げられました。

 予選トップは岡田泰浩さん(HD6)が40、38、ネット72で予選を通過し、ネット80までの16人が来週から始まるマッチプレーの本戦に出場を決めました。成績は次の通りです。

 1:岡田泰浩40、38、78、6、72
 2:永岡 悟39、40、79、6、73
 3:松本昇三43、40、83、8、75
 4:藤原一二三N76  5:中山幸一N76  6:向山昭三N77  7:今西敏彦N78  8:岡崎耕司N79  9:平田勇二郎N79  10:渕上哲夫N79  11:岡田純N79  12:村上英也N80  13:森啓一郎N80  14:木田裕一N80  15:森安健N80  16:本多久夫N80

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

 

朝早くから夕方遅くまでコーススタッフはフル稼働。

 昨日のブログで春の大掛かりなコースの更新作業は完了しましたと報告しましたが、グリーンキーパーに聞くと、これからは雑草の除去や肥料散布などまだまだやらなければならない作業が目白押しだそうです。

 今後の予定としては法面のラフ(16万5千平米)の除草剤散布に追肥(尿素)を行わなければなりませんし、グリーンの病気(炭疸病やダラスポット等)の予防のための農薬の予防散布を実施するなど病気発生前の対策を講じ、病気を出さない芝作りに注力して行かなければなりません。

 5月の連休明けから急に気温が上がり、真夏日に近い天候が続いたため、芝の伸びが著しくフェアウェーや法面ラフの刈り込み作業など、朝早くから夕方遅くまでコーススタッフはフル稼働しています。

 これからは梅雨、そして夏の到来に向けて良好なターフを維持するための準備と作業にコース部門は追われています。とくにグリーンキーパーは身も心も休まることがないシーズンに突入しました。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

大掛かりな春の更新作業はほぼ完了しました。


 コースの更新作業、とくにフェアウェーの目砂散布は予定より10日ほど遅れて完了しました。グリーンもなかなかスピードが上がらず、グリーンキーパーもあの手この手とフォーキングをしたり、バーチカルをかけたりしてグリーンスピードを上げるべく尽力しています。ここにきてようやく9フィート前後の"ふつう"のスピードが出るようになってきました。

 今春のグリーンの更新作業は気温が異常に低かったり、高かったりしたせいか芝の生育が不調でどこのゴルフ場もグリーンが重くグリーンスピードが出ず苦労しているようです。5月26日からクラブ3大競技のひとつ理事長杯が行われます。この理事長杯予選に合わせてグリーンキーパーも9・5~10フィートのスピードを出すべく日夜努力をしています。

 ※写真はフェアウエェ-の目砂散布が終わった9番ホール。
 
 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・坂口 勇

駐車中の車内にバッグ等を置かないように。

 奈良県警察本部生活安全企画課から奈良県ゴルフ場支配人会を通じて、駐車中の車内からバッグ等を盗む車上狙いの被害防止のための防犯啓発の実施についての依頼がありました。

 依頼書によると、「最近の治安情勢にありましては厳しいものがあり、駐車中の車内からバッグ等を盗む車上狙いやナンバープレート等を盗む部品狙いが多発しております。なかでも、車上狙いにありましては最近、県下的に多発しており、ゴルフ道具がバッグごと盗難に遭うケースが急増しています。」とのこと。

 外から見える車内にバッグや時計・貴重品にETCカードなど置きっぱなしにされた物を狙った車上狙いがゴルフ場の駐車場などを徘徊しているそうです。たとえ短時間でも車内に置いて車を離れないように気をつけるようにしてください。これはゴルフ場の駐車場に限らず、ショッピングセンターやパチンコ屋などの大型駐車場に車を置いて行くような場合すべてに当てはまりますのでご注意ください。当クラブでも被害防止のための対策としてスタッフによる駐車場の見回りを定期的に行うようにします。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇