鈴木大地スポーツ庁前長官が今朝の毎日新聞スポーツ面(18面)にゴルフの効用について寄稿していたので要約紹介します。
鈴木前長官はスウェーデンのカロエインス研究所の調査から「ゴルファーの死亡率は一般人に比べて4割も低い」と紹介しています。
ゴルファーの死亡率が低い理由として18ホールのプレーで4~5時間、距離にして5~6キロ歩くことになるからと書いています。
ゴルファーの死亡率が低いことや認知症の発症率が低いことは他の研究機関でも数多く発表されており、このブログでも紹介しています。
さらに調査ではハンディキャップが低い人ほど死亡率が低いとの指摘もあったそうです。ローハンディキャップ者の死亡率が低いということはゴルフが上手だということで、上達のために何回もコースに出て練習しなければならない。その結果健康につながると鈴木前長官は解釈していますが、いささか短絡的だとは思いますが・・・・・。
確かに上達のためにゴルフのプレー回数が増えれば運動の機会がそれだけ増えるのですから健康増進にはなりますよね。逆にいえば下手なゴルファーでもプレー回数が多ければ同様に健康増進に役立ちますし、ヘボゴルファーであれば球筋が安定せず右や左へと歩行回数もローハンディキャップ者より増えると思いますが。
この論文にはスウェーデンではコース内の移動手段としてあまりカート(乗用?)を使わないとも紹介されてます。歩いてプレーすることこそが健康維持・増進に欠かせないと思います。
乗用カートが大勢を占めている日本のゴルフ場ですが、急な上りや下りの際はカートに乗っても平坦なホールではできるだけ歩いてプレーすることをお勧めします。