今日4日、会議で箕面ゴルフ倶楽部へ行ったところ、顔見知りのメンバー数人に挨拶をすると「井戸木鴻樹プロ、凄いことをやりましたね。」とか「井戸木プロは前田プロの門下生で、箕面GCで研修生してプロ合格したんですよね。たいしたもんですね。」と箕面GCのメンバーさんは自分のことのように自慢げにお喜びになっていました。
米国ミズーリ州セントルイス・ベルリーブCCで行われた全米プロシニアゴルフ選手権で井戸木鴻樹プロが見事、優勝というニュースが飛び込んできたときは、私だけでなく箕面GCのメンバーや従業員など多くの人が快哉を叫びました。
思えば井戸木プロは茨木市の豊川中学を卒業後、箕面GCの前田利光プロを頼って研修生として入社。ジュニアゴルファーとして活躍していたとはいえ、前田プロの指導の下、5年の間研鑽を積み20歳でプロテストに合格しました。当クラブの村岸充雄プロも同時期、箕面GCで研修生として井戸木プロと同じ釜の飯を食った仲で、前田プロを師匠とする兄弟弟子になります。
井戸木プロの左手首にサポーターがいつも巻かれていますが、この手首を負傷した原因は何を隠そう、奈良柳生CCでの造成完了時にコース視察で試し打ちした際、芝の活着していない固い地面でショットした際に傷めたものです。井戸木プロの手首のサポーターを見るたびに、胸が痛みます。
弟弟子の村岸プロを可愛がってくれており、奈良県オープンやプロ会の定例競技などが当クラブで行われる時には必ず参加してくれます。来場時には必ず挨拶してくれる折り目正しい好人物です。シニアとはいえ日本選手としてメジャー制覇を果たした快挙は、樋口久子の全米女子プロ(1977年)以来だけに、箕面GCメンバーのみならず日本のゴルファーとして喜ばしい出来事でした。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇