J・ニクラウスの人間性、品格に敬服。

 新型コロナウイルス禍による緊急事態宣言が39県で解除されて以来、初の週末となった昨日・一昨日は各地で賑わいをみせたようです。ゴルフ場も一昨日はあいにくの雨でキャンセルが続出し、エントリー数人となったため、急きょクローズしましたが、昨日はクラブ競技「親睦競技会」が開催され多くのメンバーが参加し好天気もあり、存分にゴルフを楽しんでおられました。

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 球聖ボビー・ジョーンズをはじめ伝説のゴルファーにはレジェンドに相応しいエピソードや名言が数多く残されています。ある書物をひも解いていたら帝王ジャック・ニクラウスのエピソードが目につきました。いい話なので紹介しましょう。

 1977年にニクラウスは日本のゴルフ場でプレーするために来日。ニクラウスはスタート前に自分の愛用するパターがなくなっていることに気付き、パターが盗まれたと周りは大騒ぎになったそうです。

 当のニクラウスは慌てず騒がず「私が失ったのはパターだけだ。しかし私のパターを盗んだ者は、心の中の大事なものを失ったはず。私はその人物の今後が心配だ」とコメントしたそうです。

 犯人はそのコメントを見たか聞いたか判りませんが泣きながら詫びてパターを返したそうです。プロゴルファーとして頂点を極めたニクラウスらしい滋味あふれるコメントに大きな人間性、そして品格を感じます。

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