雨傘の取り扱いについて。

 6月4日に早々と梅雨入りしたものの、比較的好天気が続き、雨が降っても夜の間に降り朝には雨が上がっているという具合に、ゴルフ場関係者には好都合な天気が続いていました。しかしながら本日は、昨夜からの雨が降り続き予報では夕方近くまで降るとのこと。せっかくの日曜日のゴルフが雨中プレーとなり残念ですが、幸い雨量は少なくレインウェアを着るほどでもないようです。

 雨の日のゴルフは誰でも嫌なもの。しかしながら自然の中で行うゴルフは雨、風、霧といった悪天候は自然のハザード。悪天候から逃げたくなるのは我侭です。365日、晴天が続くわけがありません。雨の日のゴルフは快適とはいえませんが、天が与えたハザードに果敢に挑戦する強い心を持ちたいものです。

 雨の日のプレーといえば傘がつきもの。プレー中の雨傘の取り扱いについて日ごろ気になっていることを少し書いておきます。昔は自分の雨傘を持って行きましたが、今はゴルフ場のサービスとして無料(昔は有料貸傘)が当たり前となっています。それだけに雨傘は借り物であることを頭におき、丁寧に取り扱うようにしたいものです。

 雨傘は、ショットする際に下に置きますが、その時は開いたままでなく必ず閉じて置くように心がけてください。風の強い時など開いたまま置いておくと、傘が動いたり飛んだりしてプレーの邪魔になりますし、風に飛ばされて傘の骨が折れたりします。借り物の傘だから別に構わないという気はないでしょうが、往々にして乱暴に取り扱いがちです。借り物だからこそ、より丁寧に扱うようにお願いします。

 それとグリーン上での雨傘の置き方ですが、旗竿、クラブと同じように傘も原則グリーン外に置くように心がけてください。グリーンにやむ得ず置かなければならない時は、開いたままでなく必ず閉じてそっと置くようにしてください。開いたままグリーン上に置いていて風に吹かれて飛ばされた際、傘の先がグリーンを傷めたりすることがありますので、極力グリーン外に置くようにしてください。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

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