昼食の注文の品が違っていたら。

 先月、某ゴルフ場でプレーする機会がありました。ハーフを終えてレストランで昼食です。メニューを広げて何を食するか思案した結果、「海鮮あんかけ焼きそば」を注文しました。

 そして運ばれてきた品は「海鮮丼」です。うん?「私の頼んだのは海鮮あんかけ焼きそばだけど」というとチョットお待ちくださいと厨房に。そして伝票を手に「やはり海鮮丼と書いてますが」と注文を受けた側の正当性を主張します。

 たぶん注文を受けたウェイトレスが「海鮮あんかけ焼きそば」を「海鮮丼」と同じ頭に「海鮮」とついてるため、「海鮮丼」と聞き間違えたのだろう。私は「海鮮丼でなく海鮮あんかけ焼きそばを注文したのだから取替えよ」などと言い張るほどのことでもないと「いいよ海鮮丼で」と仕方なく食べました。

 同伴者の1人が「やさしいね。俺なら注文を間違えて違った品を持ってきたら絶対に替えさせるよ。ガミガミ文句はいわないけど。」という。

 こうした昼食の注文の聞き間違えによるトラブルはよくある話です。今回、私が経験したケースをゴルフ仲間10人に「君ならどうする?」とヒアリングしたところ人の性格にもよりますが、7人は間違った品を「いいよ、それで」と注文の品と違ったものを食べるといいます。理由は様々ですが大人の対応をされてます。

 一方、3人は「食べたい品を注文したのだから替えさせるのは当然」と筋を通されます。ただ、今回のヒアリングの中にはいませんでしたが、クレーマーという方が必ず存在します。「おいっ、君、俺はこんなもの注文していないよ。注文をちゃんと聞かないと駄目だろう。すぐ取り替えよ」というのは正論であり、至極当たり前クレーマーではありません。

 クレーマーは注文の品と取替えさせ、さらに「新しい品をすぐ持ってこい、マネージャーを呼べ」の挙句に「ここの教育はどうなってるんだ!」とやたらテンションが上がり激昂する方です。マネージャーに「ああや、こうや・・・・」と過去の対応の悪さや料理のことや値段のことやら注文の品の取り違え以外に延々とクレームする方が必ずおられます。

 もちろん注文を受けて間違えた方が悪いに決まってます。ちゃんとするべきだと思いますし、怒るのも無理はないと思います。さらにいえばレストランの従業員教育にも問題があるのは言うまでもありません。

 ただ、他人に迷惑をかけない、不愉快にさせないゴルフ場のレストランでそのような光景を目にさせられるのは周囲の者にとって不愉快極まりない迷惑な話です。相手が間違いを詫び、注文の品を取り替えてくればそれでいいのではないかと思うのですが、いかがでしょう。

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