日本ゴルフ協会のJGAハンディキャップが変わると話題になっています。全米ゴルフ協会(USGA)が開発した「スロープシステム」へ移行させて行くとJGAでは計画しています。
ところで、このスロープシステムとはいかなるものなのか?JGAから加盟クラブに具体的なシステムの説明はなく、支配人会でもそういったスロープシステムへの移行計画があるという情報だけで、そのハンディキャップシステムの具体的な査定方法などの説明は一切なく、JGAの機関紙やゴルフ雑誌で見聞する程度だそうです。
現在のJGAハンディキャップは、各コースのコースレートを基に算出されています。このコースレートはハンディキャップ0のスクラッチプレーヤーが回るスコアがコースの難易度、即ちコースレートになっています。
一方、スロープシステムは、コースの難易度を示す数値としてコースレートではなく、スロープレートが用いられます。スロープレートは最低難易度が55、最高難易度が155で標準的な難易度は113と決められているらしい。
このスロープレートの算出には、スクラッチプレーヤーだけでなくアベレージゴルファーのスコアも想定されているので、より公平なハンディキャップが算出されるという謳い文句です。
日本のゴルフ場のほとんどがコースレートを持っていますが、このコースレートからスロープレートの査定をJGAに依頼しなければなりません。JGA加盟クラブのスロープレート導入するにあたっても査定費用(各クラブ負担)と時間がかかるため移行には3年後を目途に移行することを目標にしているそうです。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
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