9月に行ったグリーンのインターシードがうまく行きました。

2012/11/02

13:43:17, 著者: 阪口 メール , 0 語, 3497 回閲覧   Japanese (JP)
カテゴリ: 施設・設備に関して

9月に行ったグリーンのインターシードがうまく行きました。

 会員の皆様から「グリーンの状態が素晴らしい」「グリーンがきれいでボールの転がりもスムーズ」などとお褒めの言葉をよくいただきます。確かにグリーンの状態は近年にない良好なコンディションを維持しています。9月25日~28日に行ったグリーンのインターシードがうまくいったことにもよると思います。もともと当クラブのグリーンの芝はペンクロスでしたが、開場し丸15年を経て劣化してきていましたので、インターシードによる改良を施しました。

 インターシードとは現在のペンクロスに新たに開発された種を播種することをいいます。今回播種した種はキングピンという品種で従来のL93の改良版です。耐暑性や耐病性に優れています。インターシードすることにより芝の密度、低刈り抵抗性などを上げグリーン全体のクォリティを向上させています。またペンクロスの劣化でアントシアンという赤色や濃い緑色がグリーン面に斑(ブチ)のようなまだら模様が出ていましたが、このアントシアンも全体的に薄くなりビジュアル的にもきれいになってきました。

 アントシアンはけっして芝の病気ではありませんが、グリーン面の所々にまだら模様のように色が違うのは見た目に美しくありません。ペンクロス独特の経年化に伴う症状でグリーンのクォリティに影響はありませんので、多くのゴルフ場ではそのままにしています。このアントシアンはペンクロスの成り立ちに関係するといわれています。ペンクロスは3種の芝草を交配して生まれたもので、経年化に伴いそれぞれの親の個性が出てきてしまうからだといわれています。当クラブはグリーンだけでなくフェアウェーなどコース全体の品質を向上させ、プレーヤーの皆様に満足していただけるよう、今後も努力して行きます。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

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