今年の梅雨入りは5月26日でした。台風2号も5月に来襲するなど例年に比べて異常に早く、地球温暖化による異常気象が原因でしょう。
梅雨のシーズンといっても雨の日ばかりではありません。ここ1週間ほど夜から未明にかけて雨がパラつく程度で日中はほとんど雨が降らず晴れもしくは曇りのゴルフ日和が続いています。しかしながら梅雨のシーズンというだけで、この時期のゴルフを避ける方も多くなってきました。
昔といってもバブルがはじける前の20数年前は、雨が降ろうが雪が降ろうが、ゴルフとはエントリーすればよほどの事情がない限りはプレーするものと先輩ゴルファーからきつく教えられてきました。「大自然の中でゴルフをするのだから暑さ、寒さは当たり前、雨が強かろうが、風が強く吹こうがその自然を相手に、戦って行くのがゴルフの醍醐味だ」とよくいわれたものです。
ところが最近のゴルファーときたら「雨が降るから」といとも簡単にキャンセルされます。雨は雨なりにのゴルフの楽しみ方があるはず。雨でも楽しく回われる工夫をすればいかがでしょう。まずは雨の装いからバッチリきめましょう。
雨の日の最も大事なアイテム、傘。今やどこのゴルフ場でも傘をカートに常備していますが、ここはひとつ奮発して自分だけのおしゃれなマイ傘を持参しましょう。「アディダス」「タイトリスト」「ナイキ」「ヨネックス」などカッコいいロゴマーク入りの傘、プロがツアーで持つ傘をさしてプレーすれば、プロ気分が味わえます。
足元は雨専用のゴルフシューズを1足用意しておきましよう。晴れでも雨でも同じゴルファシューズでは、靴の中はびしょびしょでシューズも傷んでしまいます。ここは雨専用の足首までしっかりガードしたゴアテックスのハイカットモデルの完全防水のゴルフシューズにしましょう。これならフェアウェーがカジュアルウォーター状態でも平気で歩いて行くことができます。
レインウェアーも重要なアイテムです。1万円未満の安物はやめてレインウェアーだけは長時間の雨に当たっても中まで浸み込まない高級品を購入してください。ラベルに耐加圧撥水性能とか初期耐水圧23000ミリとか透湿度20000g/㎡/24hなどの表示がありますが、この数字が高ければ高いほど高性能のレインウェアーです。
帽子もふだんのゴルフ帽ではなく雨を通さない雨用のゴルフ帽を被りましょう。布製ゴルフ帽はつばからポタポタとしずくが落ちてきて集中力が散漫になります。
どうです。雨の日のゴルフを楽しむ雨用アイテムは上から下までバッチリ揃っています。準備万端、さあ雨の日でもゴルフが楽しくなるはずです。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
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