関西電力奈良営業所より今夏の電気使用の「15%節電要請」が当クラブにもありました。関西電力では今夏の電力の安定供給に向け定期検査中の原子力発電所の再稼動を目指すと共に、火力発電所、水力発電所の出力増加など供給力確保に全力を挙げているとのこと。
原子力発電所の再稼動が不可能な場合は、電力使用のピークを迎える7月以降、電力需給状況は非常に厳しいことになるという説明はマスコミで報じられている通りです。
関西電力のいう15%節電要請の根拠が曖昧ですし、原子力発電所の再稼動の是非は別にして節電には協力する必要があるため、当クラブでも可能な範囲での協力はするつもりです。
しかしながら夏場にゴルフに来ていただくお客様に、クラブハウス内での快適な空間を提供するサービス業としては、国がいうエアコンの設定温度28度は非常に難しい。
早速、担当者と節電対策としてどのような節電策があるか協議しました。まずフロント・エントランスの照明についてはオープンからお客様のチェックイン終了時までと、精算時からお客様がお帰りになるまでは照明が必要ですが、それ以外の3、4時間は消灯することを決めました。この時間帯では照明がなくても外の自然光で十分であることがわかりました。
また電力消費の一番大きな空調設備については、プレーヤーが全員スタートした後の無人の男子ロッカー、女子ロッカーのエアコンは無駄であり、停止させることにしました。このほか事務所や従業員のためのバックヤードの照明やエアコンについては無人の場合はこまめに消灯、停止を義務付けることにしました。
※写真上は照明、写真下が消灯したフロント・エントランス。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
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