地球温暖化の影響で日本の四季のサイクルは著しく変化しています。3月半ばでも雪が散らついたかと思うと、いきなり日中26度の暑さになったりで春を飛び越えていきなり冬から夏になったり。逆に30度以上の夏が11月まで続いて、秋を通り越していきなり冬になったり、異常な気候に人間だけでなく自然界に生息する動植物全てが戸惑っているようです。
こうした異常な気候が異常でなく、地球温暖化の影響でむしろこれが当たり前の正常?気候・季節といわなければならないのではないかと最近痛感しています。
昨年の異常な暑さの夏が今年もやってくるだろうとの前提でグリーンキーパーと夏場対策を話し合っています。グリーンの更新作業も、昨年の梅雨明け後の猛暑により高温期の生育劣化で病気が発生したりしましたが、この轍を踏まないようにグリーンのコアリングを通年より3週間ほど早めることにしました。
例年、理事長杯が終わるのを待ってコアリングしていましたが、今年は5月25日から8ミリのタインでコアリングを行うことを決めました。梅雨を控えてコアリングすることによりグリーンの透水性を良くし、芝の生育環境を改善して行きます。
コアリング直後のグリーンの状態はプレーヤーにとってはあまり歓迎できませんが、これも夏場の異常ともいえる高温多湿に対応するためであるとご理解いただきたいと思います。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
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