8月19日に兵庫県のLカントリー倶楽部で死亡者二人が出るカート事故が発生しました。手動で操作するカートで運転ミスが原因と思われますが、近年カートによる事故が多発し、死亡や半身不随など痛ましい事故が年に数件発生し、事故発生も年々増加傾向にあります。
カートによる重大事故の多くは手動で操作する場合が多い。日本のゴルフ場の多くは山岳地や丘陵地に造られたアップダウンの多いコースが多く、しかも乗用カート導入など考えもせずレイアウトされており、その多くは後付けのカート道のため急坂、急カーブなど極めて危険なカート道が多いようです。
アクセルとブレーキの簡単な操作で遊園地のゴーカート感覚で運転する若いゴルファーが多く、急なカーブや下り坂などをスピードを落とさずに進入して行きカーブを曲がりきれずに横転したり安全柵を突き破り谷に転落したり、前のカートに衝突したりするケースが多いようです。
他方、電磁誘導という自動走行のカートでも結構事故は発生しています。カート道を横断する際やカート道に立ち止まりボールの行方を見ていたりしている時に、カートが近づいてきて衝突したり、カートに乗り足をカートの外に出している時に大木や岩などにぶつけて骨折したりする事故が案外多く、注意が必要です。
支配人会でも各ゴルフ場で起った事故の事故報告を集め事故の原因や事例、状況等々を把握し今後の再発防止に努めています。ゴルファーの皆さんも手動の運転カートの操作にはくれぐれも安全に注意して走行するようにお願いします。また自動走行のカートの場合はカート道に不用意に立ったり、横断しないよう、また足や手を出して乗らないように注意してください。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
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