フロント前とテレビのあるロビーに「心外無別法」「和而不流」という書が掲額してありますが、先日、お客様からあの書はどういう意味でどなたが揮毫されたのですか?というお尋ねがありました。
揮毫いただいたのは、当クラブを創設する際に種々ご助言を賜った筒井寛秀東大寺212世別当(華厳宗元管長)です。現在の当クラブ筒井寛昭理事長(東大寺上院々主)のご尊父です。
「心外無別法」(しんがいむべっぽう)とは、心はなんでもつくり出す。心が迷えば凡夫となり、悟れば仏となる。心が凡夫を造るように、また心が仏を造る。ありとあらゆるものが心の変現であり、あらゆる仏さまは、心をつくり出すものであるとの意味です。
「和而不流」(和して流れず)は、君子は人と調和するが、世間の風潮に迎合することはない。これがほんとうの強さである。
「心外無別法」と「和而不流」の意味を理解した上で、あらためて筒井寛秀尊師の書をご覧いただければ心に響くものがあると思います。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
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