和製英語も立派なゴルフ用語

2011/02/04

15:11:06, 著者: 阪口 メール , 0 語, 1810 回閲覧   Japanese (JP)
カテゴリ: ゴルフの話題

和製英語も立派なゴルフ用語

 日本のゴルフ用語は間違いだらけとよくいわれています。確かにテレビのトーナメント中継を見ていると、解説者が「ティーグランド」ではなく正式には「ティインググランウンド」が正しいのですとか「ナイスショット」ではなく「グッドショット」が正しいのですなどと訳知り顔で解説されています。

 確かにゴルフに関しては誤った和製英語が氾濫しています。最初に打つ人を「オナー」といいますが、多くの人が「オーナー」といったり、先ほどの素晴らしいショットに対して「ナイスショット」といったり、「ナイスオン」、「ナイスイン」「ナイスタッチ」「ナイスパー」「ワンオン」などなど全て和製英語であってイギリスやアメリカでは通用しません。

 しかし、日本でゴルフを楽しむ限りにおいては、別に目くじら立てて正しい英語の用語を使いなさいと主張するのも大人気ないと思います。「オナー」と「オーナー」は全く意味が違うので、これは正しく「オナー」という方が良いと思いますが、「ナイスショット」や「ナイスオン」「ナイスパー」・・・・と相手の美技に対する賞賛の声として十分伝わっていますし、雰囲気がわかりますよね。和製英語=日本のゴルフ用語として認めれば良いと思います。

 向かい風を「アゲンスト」、追い風を「フォロー」とこれも典型的な和製英語。さらにはショットしたボールが右に大きくカーブしていくことを「スライスボール」、逆に左にカーブしていくことを「フックボール」といいますが、グリーン上でパッティングする際、このラインは「スライスライン」とか「フックライン」とかキャディさんに尋ねることがあります。これも和製英語で英米では通用しません。でもここは日本です。右に曲がることを「スライス」左に曲がることを「フック」と多くのゴルファーが認識しているのですから、日本のゴルフ用語として堂々と使っても構わないでしょう。

 逆にしたり顔で「キミ、ナイスショットでなく英語ではグッドショットというのが正しいんだよ」などという無粋な人がいますが、こうした手合いは無視して堂々と和製英語を使って同伴者と一緒にゴルフを楽しみましょう。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

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