よく「ゴルフは紳士のスポーツ」といわれます。紳士(ジェントルマン)とは上品で礼儀正しい人のことですが、「ゴルフは紳士のスポーツ」ではなく「ゴルフをしているうちに立派な紳士になる」のがゴルフというスポーツだと思います。
ゴルフの名言・格言は紳士の振る舞いを求めるものが多い。
例えば
●紳士は春風の如くおおらかであれ、威張るのは知性の欠如だ。
●相手の身になって物事を考えよ。みっともない真似はするな。
●着くべき時間に着かないのは遅刻である。
●易きに走らないノータッチ主義こそゴルフだ。
●何を着て来たかに人となりが現れる。
●ゴルファー諸君、舌を噛み切ってでも女々しい言い訳だけはするな。
私の手帳に記載している中から6つほどピックアップして紹介しましたが、名言・格言は数限りなくあります。皆さんもこうした名言・格言に出会うことが多いと思います。プレー中、トラブルに見舞われた時や逆に好スコア続出の絶好調の時に、ふと自分の振る舞いが紳士に足る行いであるかどうか見つめていただければ・・・・。
最後にエッセイストの夏坂健氏と鈴木康之氏の文章を紹介しておきましょう。
夏坂健氏は「もっと楽しく、もっと正しく、己に有利に振る舞わない。ゴルフを通して人生を学ぼう」といわれてます。
また鈴木康之氏は「アマチュアのゴルフは社交のゲームである。技量よりも先にだいじなものがある。それさえあれば大丈夫、それがないと困る、というものがある。自分の愉快、不愉快を考える前に人の愉快、不愉快に気づくこと。これが私たちのゴルフにおけるだいじな順番である。」と。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
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