明日(9月28日)は、関西学生ゴルフ連盟の「関西学生月例大会」が行われます。その指定練習日として、今日26名の選手がラウンドしています。
学生の競技といえば、一般のスタート前の7時過ぎからキャディバッグを担いでラウンドするセルフプレーです。この大会は当クラブでは7年ほど前から毎年秋に引き受けコースを提供しています。当時、学生のゴルフ競技はスタート前に、クラブハウスに立ち入らず、裏からこそっと一般のスタート前にセルフでスタートして行き、プレー後の表彰式も外の駐車場でするという扱いでした。
当クラブがこの大会を受けるにあたって、こういうゴルファーとしての扱いをしない、言葉は悪いですが盗人ゴルフのような扱いをすることに疑問をいだきました。確かに学生ゴルフですから贅沢なゴルフをさせてはならないのは当然ですが、彼らが将来、大学を卒業して社会人となった時、他の社会人ゴルファーとゴルフをすることになります。その時に技量もマナーも優れた模範ゴルファーとして範を示してもらわなければなりません。そういう思いから彼らにはお客様として玄関から堂々と入ってきてもらい、フロントで正式にチェックイン、そしてロッカー室で着替えてスタートしてもらうようにしました。プレー後の表彰式もクラブハウス内のコンペ室を提供するようにしました。支配人会でもこうした趣旨を説き他のゴルフ場でもほとんどがちゃんとしたお客様として迎えるようになりました。
それだけに学生ゴルファーの彼らには、スポーツとして勝つため、人一倍の練習量もこなし努力することは当然ですが、ゴルフの本質を忘れずにゴルファーとしての品格を磨くよう切望しています。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
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