昨日、今日とかなりの雨が降っています。シーズンオフのバンカーの排水不良の工事を行いましたので、水が浮き出す心配がなく至って良好な状態です。グリーンも3月にコアリングなどの更新作業をしましたので、こちらも水が浮くことなく雨中のプレーでしたが、スムーズに回っていただいております。
バンカーというハザードはゴルフが誕生して以来、ティーグランドからグリーンに到るまでのゴルファーを悩ませるハザードとして存在してきました。本来的にはプレーヤーのミスショットしたときの懲罰的な意味があります。
最近は設計者もバンカーを修景的にうまく取り入れるとともに戦略性において大きな役割と機能性をもたせています。奈良柳生カントリークラブでいえば17番ホールの左サイドの池際を白砂のビーチバンカーとして美観、景観とともにプレーヤーに左サイドは避けねばならないというプレッシャーを与える個性豊かなホールになっています。
ことほど左様にホールの印象を決める上でグリーンと同じくらいバンカーは重要な意味をもっています。単にミスショットをしたときの懲罰的ハザードと思わず、そのホールの景観を意識した上でレイアウトされているということを理解してプレーしてみてください。設計者の意図が分かるとと思います。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
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