日本ゴルフツアー機構(JGTO)のクォリファイングトーナメント(QT)2ndステージを過去3年、当クラブで引き受けてますが、今年度はQTファーストステージを引き受けることになりました。QTとはシード権を持たないプロがツアートーナメントへの資格を得るための予選会です。
ファースト、セカンド、サード、ファイナルを勝ち抜いて来年度のツアーの出場資格を得る狭き門です。ファーストステージは西日本と東日本の2ヶ所の会場で行われます。西日本は奈良柳生カントリークラブ、東日本は房総カントリークラブで開催されます。
本日、JGTOの規則部の古山聡競技委員が打合せのため来場されました。今年度は8月23日(火)~25日(金)の3日間(指定練習は8月22日)にわたって行われます。
大会期間中、トラブルのないように入念に打合せを行いました。とくにコースセッティングについては総距離7150ヤード、パー72。グリーンの刈り高4ミリ、スティンプメーター10フィート、コンパクション(硬度)24くらいにすることを決めました。
スルーザグリーンの刈り高については、ティーインググランド10ミリ、フェアウェー13ミリ、セミラフ25ミリ、ラフ50ミリとします。バンカー、打球練習場、練習グリーンの確認なども行いました。
過去3年、QTセカンドステージを実施した経験、ノウハウもあるので「過去の競技委員からコース、設備、クラブのスタッフのどれをとっても問題がない。心配ないよといわれてますので、安心してます」とのことでした。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
当クラブの60歳以上のシニアの会「緑友会」(野田秀雄会長)は毎月1回、第3木曜日に定例会を開催し、昨年8月に50回の記念大会を開催するなどゴルフを通じて健康と親睦を図られています。競技目的でなく競技後のティーパーティで楽しく歓談されるなど和気藹々としたシニア会として活動されています。
今回、野田会長よりKカントリークラブのシニア会と交流を図るべく相談を受けました。たまたまKカントリーの総支配人とは支配人会などを通じて10年来の知人でもあり、こうしたシニアの会がともすればマンネリに陥り易く、参加者も減少して行く可能性もあるので、会の活性化のためにも趣旨に賛同し協力することにしました。
野田会長はシニア会の活発で楽しく有意義なものにするためにいろいろ知恵を絞られ、記念大会やら遠征ゴルフや種々企画を提案していただいています。今回の他クラブのシニア会との交流も互いのシニア会にとって刺激にもなり、何よりもシニアゴルファー同士、ゴルフを通じて親睦の和が広がり会の活性化にもなるのではないかと期待しています。今回提案された企画が具体化するよう協力したいと思います。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
第3回奈良柳生レディースオープンが7月5日(火)に開催することを告知していますが、募集組数16組に対して、すでに11組のお申し込みをいただいています。このレディースオープンコンペの最大の売りは、低料金で参加していただけることと、何よりもお昼の食事が口の肥えたレディースの皆様を満足させる点にあります。
すでにお知らせしているように七夕にちなんだお昼のメニューを大串料理長に依頼していましたが、このほどその献立が出来上がりましたのでお知らせします。
●涼風手桶弁
・鰻蒲焼 ・夏野菜煮物 ・鱧ちり ・豆腐田楽 ・そば寿司 ・八幡巻き ・出汁巻玉子 ・子鮎有馬煮
●麦飯
●冷やしとろろ
●吸い物(三輪素麺)
●デザート(天の川仕立)
口の肥えた食通のレディースの皆さんにも十分満足いただける献立です。ぜひご賞味ください。
定員16組の内、すでに残り5組となっていますので、ゴルフ仲間お誘いの上、お早めにお申し込みください。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
第111回全米オープンが米国メリーランド州のコングレッショナルCCで6月16日からいよいよ始まります。日本からは石川遼、藤田寛之、久保谷健一の3選手が出場します。テレビ観戦が楽しみです。
今年の全米オープンの開催コース・コングレッショナルCCはこの大会のためにコース延長など改造し7574ヤード、パー71の難コースに仕立て上げたそうです。パワーゴルフ全盛のゴルフに対応するために大会史上2番目の長いコースで争われます。
パワーゴルフに対応するためにコースの総距離を延ばすかと思えば、一方で「TEE IT FORWARD(前方にティーアップしよう)」というキャンペーンを全米ゴルフ協会(USGA)など米国のゴルフ団体が進めています。
クラブやボールの進化でコースの総距離が大幅に延び7000ヤードを超えるコースが多い米国では、一般ゴルファーの技量では太刀打ちできずゴルフの楽しさが半減し、ゴルフ離れが進んでいるらしい。日本も米国も同じようにシニアゴルファーは増えているが、若年層のゴルファーは増えずゴルフ人口の減少に悩んでいるといわれてます。
シニアやレディースなど一般ゴルファーが7000ヤードを超えるコースに挑戦意欲が湧くどころか、逆に萎えてしまいます。こうしたことを懸念して米国のゴルフ団体が「前方にティーアップしよう」とキャンペーンをはりアマチュアゴルファーを呼び戻そうとしているそうです。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
昨日、今日と雨予報でしたが、本日は幸運にも雨はなく曇り空でマンスリー競技と理事長杯の準決勝でメンバーが多数来場されました。
本日よりレストランでは土・日曜日限定の「冷麺セット」が登場しました。5月に新しく登場した「つけ麺セット」が大人気で、冷やし付け麺のため今年は冷麺を土・日曜日限定として提供することになりました。
◆ ◆ ◆
本日行われました理事長杯準決勝(27ホール・マッチプレー)は永岡栄さんが2UPで寺川陸三さんを降し決勝へ進出。一方、南憲司さんも田辺耕平さんを1UPで破り決勝進出を果たしました。永岡さん、南さんとも2度目の理事長杯制覇を目指します。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
天気予報通りの雨が昨夕からずっと降り続くゴルフ場にとって最悪の雨パターンです。朝方に雨が降っていなければ当日キャンセルは比較的少なく済むのですが、朝から雨が、しかも豪雨に近い雨の場合、雨覚悟でお越しの皆さんも、チェックインされずに雨の様子を見るためロビーで待機され、20分も小雨にならず降り続くとキャンセルしてお帰りになります。
本日はゴルフ場にとって最悪のパターンでした。前日までで10組ほどのキャンセルがあったとはいえ、38組の予定が21組に減少してしまいました。とくに6組、3組、3組の早いスタートのコンペに参加の皆様、来場されロビーで待機されたものの、7時過ぎから8時過ぎまで1時間に20ミリ以上の降りしきる豪雨を見ていると、正直私もプレーして下さいとはいえませんでした。
ただ8時半頃からは豪雨ではなく時たま強く降る程度のふつうの雨になり21組、79名の皆様がスタートしていただきました。午後からは雨も上がり涼しい高原ゴルフのような爽やかゴルフを楽しんでいただき、気分的には救われました。プレーしていただいた皆様有難うございました。
写真上:豪雨で18番ホールのグリーン周辺も水浸し。グリーンもコアリングしたにも関わらず水が浮いてしまいました。
写真下:豪雨が去った8時半にはグリーン及びその周辺はきれいに水が引いていきました。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
日本ゴルフ協会のJGAハンディキャップが変わると話題になっています。全米ゴルフ協会(USGA)が開発した「スロープシステム」へ移行させて行くとJGAでは計画しています。
ところで、このスロープシステムとはいかなるものなのか?JGAから加盟クラブに具体的なシステムの説明はなく、支配人会でもそういったスロープシステムへの移行計画があるという情報だけで、そのハンディキャップシステムの具体的な査定方法などの説明は一切なく、JGAの機関紙やゴルフ雑誌で見聞する程度だそうです。
現在のJGAハンディキャップは、各コースのコースレートを基に算出されています。このコースレートはハンディキャップ0のスクラッチプレーヤーが回るスコアがコースの難易度、即ちコースレートになっています。
一方、スロープシステムは、コースの難易度を示す数値としてコースレートではなく、スロープレートが用いられます。スロープレートは最低難易度が55、最高難易度が155で標準的な難易度は113と決められているらしい。
このスロープレートの算出には、スクラッチプレーヤーだけでなくアベレージゴルファーのスコアも想定されているので、より公平なハンディキャップが算出されるという謳い文句です。
日本のゴルフ場のほとんどがコースレートを持っていますが、このコースレートからスロープレートの査定をJGAに依頼しなければなりません。JGA加盟クラブのスロープレート導入するにあたっても査定費用(各クラブ負担)と時間がかかるため移行には3年後を目途に移行することを目標にしているそうです。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
当クラブには2番ホールの右ドッグレッグの右上に古墳があります。よくプレーヤーから「どのような古墳があるのですか?」と聞かれることがあります。現状保存した古墳を見に行くには法面を駆け上って行かなければならないので、ボールがこの近くに行った方以外あえて見学しに行かれる方はおられません。
2番ホールにどのような古墳があるのか紹介しましょう。この古墳は「ヲシヨジ1号墳」と呼ばれており古墳時代終末期(7世紀はじめ)のものです。もともとあった古墳は周囲約5㎡の小さな古墳で盛り土は失われていますが、高さも2mほどあったといわれています。
古墳の回りに石が方形に積まれた方墳でした。古墳の中央には遺体を埋葬するための横穴式石室が築かれています。奥行き3・4m、幅1m、高さ1mの真南に開く箱形の石室です。この古墳はこの地域の有力な豪族の墓だといわれています。プレーにお越しの際はぜひ一度ご覧下さい。
※写真は現状保存した古墳の横穴式石室。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
今年の梅雨入りは5月26日でした。台風2号も5月に来襲するなど例年に比べて異常に早く、地球温暖化による異常気象が原因でしょう。
梅雨のシーズンといっても雨の日ばかりではありません。ここ1週間ほど夜から未明にかけて雨がパラつく程度で日中はほとんど雨が降らず晴れもしくは曇りのゴルフ日和が続いています。しかしながら梅雨のシーズンというだけで、この時期のゴルフを避ける方も多くなってきました。
昔といってもバブルがはじける前の20数年前は、雨が降ろうが雪が降ろうが、ゴルフとはエントリーすればよほどの事情がない限りはプレーするものと先輩ゴルファーからきつく教えられてきました。「大自然の中でゴルフをするのだから暑さ、寒さは当たり前、雨が強かろうが、風が強く吹こうがその自然を相手に、戦って行くのがゴルフの醍醐味だ」とよくいわれたものです。
ところが最近のゴルファーときたら「雨が降るから」といとも簡単にキャンセルされます。雨は雨なりにのゴルフの楽しみ方があるはず。雨でも楽しく回われる工夫をすればいかがでしょう。まずは雨の装いからバッチリきめましょう。
雨の日の最も大事なアイテム、傘。今やどこのゴルフ場でも傘をカートに常備していますが、ここはひとつ奮発して自分だけのおしゃれなマイ傘を持参しましょう。「アディダス」「タイトリスト」「ナイキ」「ヨネックス」などカッコいいロゴマーク入りの傘、プロがツアーで持つ傘をさしてプレーすれば、プロ気分が味わえます。
足元は雨専用のゴルフシューズを1足用意しておきましよう。晴れでも雨でも同じゴルファシューズでは、靴の中はびしょびしょでシューズも傷んでしまいます。ここは雨専用の足首までしっかりガードしたゴアテックスのハイカットモデルの完全防水のゴルフシューズにしましょう。これならフェアウェーがカジュアルウォーター状態でも平気で歩いて行くことができます。
レインウェアーも重要なアイテムです。1万円未満の安物はやめてレインウェアーだけは長時間の雨に当たっても中まで浸み込まない高級品を購入してください。ラベルに耐加圧撥水性能とか初期耐水圧23000ミリとか透湿度20000g/㎡/24hなどの表示がありますが、この数字が高ければ高いほど高性能のレインウェアーです。
帽子もふだんのゴルフ帽ではなく雨を通さない雨用のゴルフ帽を被りましょう。布製ゴルフ帽はつばからポタポタとしずくが落ちてきて集中力が散漫になります。
どうです。雨の日のゴルフを楽しむ雨用アイテムは上から下までバッチリ揃っています。準備万端、さあ雨の日でもゴルフが楽しくなるはずです。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
先週の2、3、4日にグリーンの更新作業、コアリングをし目砂入れを行いました。今年は梅雨入りが5月26日からと例年より早くきたため、5月25日過ぎに予定していたコアリングができず梅雨の晴れ間を見て先週行いました。
グリーンのコアリングをすると当然穴を塞ぐために目砂を入れるのですが、少なければポコポコボールが跳ねますし、目砂を入れすぎるとボールの転がりが悪くなりますし、コアリングをしなければグリーンが硬直して排水不良で病気が発生しますし、グリーンの管理はグリーンキーパーにとって最も悩ましい問題です。
最近はグリーンの評価をグリーンの速い、遅いでその評価をする傾向にあります。私はグリーンのスピードが速いから良いグリーンとは考えません。マスターズに代表されるようなトーナメントの10フィート~13フィートをテレビで観て、そのイメージと実際のプレーしているグリーンスピードをダブらせて、ここのグリーンは無茶苦茶遅いとクレームされる方がいます。
グリーンのスピード偏重の考え方はトーナメントコースを物差しに遅い、速いにこだわっているように思います。多くのゴルファーはツアープロがプレーしているトーナメントのグリーンをイメージしています。実際にトーナメントを開催したコースでさえ、トーナメント開催期間のグリーン状態(硬くて速いグリーン)を何日も維持することは不可能であることを皆さんは理解されてません。
トーナメント開催に合わせて、その期間だけ特別硬くて速いグリーンに仕上げているのだということをもう少し判っていただきたいと思います。スティンプメーターで測定した数値が7フイート、8フイート、さらには13フィートと、そのゴルフ場によって様々ですが、グリーンの評価はスピードで決まるのではなく、芝に病気がなく健全な状態であり、透水性がよく、かつ全てのグリーンにおいて均一に転がるグリーンが゛良いグリーン゛なのです。
この゛良いグリーン゛を年間通して維持するためにコアリングやフォーキング、バーチカルなどを敢えて行う必要性があるわけなのです。グリーンが病気で禿げたり、枯れたりしていない健全な芝のグリーンこそ評価されるべきなのです。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇