昨日の夕方4時過ぎから6時頃までバケツをひっくり返したような集中豪雨が襲いました。5時過ぎに仕事を終え車で帰路につく際、大柳生の交差点から国道369号で奈良市内に向ったところ、フロントガラスに打ちつける豪雨で前は見えない、道路は側溝から溢れいたるところで冠水しており、さすがの飛ばし屋の私も時速30キロ~40キロのノロノロ運転せざるをえないような恐ろしい豪雨でした。コースで被害がなければ良いがとの思いで雨中、帰路につきました。
本日、鈴木グリーンキーパーの報告によると昨夕の集中豪雨の雨量は1時間に60ミリというとんでもない豪雨だったとのこと。コース内はどこも問題はなかったようですが、バンカー内に雨が流れ込むと同時にバンカー壁の砂まで流れ落としており、このためニコといわれる泥化した砂がバンカーに堆積しているとのことでした。
バンカー内の排水は問題なく排水工事をしたバンカーに水溜りはなく正常に排水ができていました。しかしこの堆積したニコをこのまま攪拌してバンカーを整地してしまうと排水の目詰まりを起こしてしまいます。このため面倒ですがミニユンボでニコの除去作業にかかっています。
1台のミニユンボで順次行っているため3、4日かかる予定です。週末の土・日曜日には間に合わすべく全力で作業を進めていますが、この間のプレーヤーの皆様にはニコが堆積したバンカーでプレーしていただくことになります。ご容赦ください。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
日本ゴルフ協会などゴルフ関連20団体では、3月11日に発生した東日本大震災で被害に遭われた方々を支援するために、ゴルフ界合同の震災復興プログラム「グリーン・ティー・チャリティー」をスタートさせ、ゴルフ界共通のシンボルマークとスローガンのもと、活動しています。
このほど、そのシンボルマークをモチーフとしたチャリティ・グッズを販売しゴルファーの協力を得て復興支援に役立てるとのこと。チャリィテー・グッズを購入するとチャリティー分が含まれているので、購入することによりチャリティーができる仕組みになっています。
チャリティー・グッズは3点で①クリップマーカー(写真右)1500円 ②バッジ(写真左)1000円 ③ウッドティー1缶20本入り525円、袋入り10本入り210円です。皆さんの協力をお願いします。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
日本ゴルフツアー機構(JGTO)主宰の来年度のツアー出場資格を得るためのクフォリファイングトーナメント(QT)のファーストステージが西日本と東日本の2会場に分かれて8月に実施されます。
奈良柳生カントリークラブは例年QTのセカンドステージの会場としていましたが、今年は西日本のQTファーストステージを引き受けたことは、すでに本稿で紹介しました。
本日はQTファーストステージに出場する選手用に、コースの詳細ヤーデージブックを作成をするためにJGTO委託のジョー・エドワーズさんが来場し鈴木グリーンキーパーを交えて3人で打ち合わせしました。
本日の最終スタートを終えた後から早速、日没まで各ホールの詳細データを記録しています。明日も日の出の5時前から詳細データの取材をし、プレーヤーがラウンド中はクラブハウスで収集したデータを起し、パソコンに落とし込んでいくそうです。予定では3~4日間で仕上げるとのこと。
ヤーデージブックといってもピンとこないかもしれませんが、トーナメントで各選手がピンを狙う際にクラブ選択の前に、ポケットからヤーデージブックを取り出してキャディと相談しているシーンを見かけると思います。あのヤーデージブックのほとんどを作成しているのがJ・エドワーズさんです。
ちなみに1冊2,000円で販売してるそうです。プロ御用達の本格的なヤーデージブックでコース攻略をしようとお考えのメンバーで購入希望の方はお申し出ください。頒布します。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
今週(8月2日号)の週刊パーゴルフを見ていて今年の夏の酷暑対策は「芝を長くして夏枯れを防ぐゴルフ場が続々」とあり、やはりゴルフ場関係者は同じ思いで今年の夏の酷暑対策を考えているなと安堵しました。
昨夏の猛暑、酷暑で多くのゴルフ場がグリーンを枯らすなどの被害を被りました。45ホールある某ゴルフ場は8月に公式競技を行うにあたり高速グリーンに仕上げるため、3・5ミリ以下の低刈りにローラーをかけるなどしたため、その後グリーンは枯れて使いものにならず全18ホールをクローズして芝の張替えをしたとか。
またあるゴルフ場は数年前にコウライ芝のグリーンから高温多湿に強いニューベントに替えたものの、一部のグリーンは夏枯れし急遽グリーン手前に臨時のグリーンを設けてしのいだものの不評をかったそうです。昨年の夏は猛暑酷暑により水不足や湿気などでグリーンを枯らしてしまったゴルフ場は関西でも数多くありました。
当クラブでも昨年の7月上旬の梅雨明けと共にグリーンの状態が一気におかしくなりました。幸い手当てが早かったのと、8月末までグリーンの刈高を5ミリくらいに上げるなどの対処をしたことによりお盆以降、急回復し9月の日本ゴルフツアー機構のQTセカンドステージに間に合わせることができました。
刈高を通常より高目にするということは当然ボールの転がりが悪く遅くなります。上級プレーヤーからは「遅い、遅い」とクレームが寄せられましたが、夏場のグリーンを守るために聞く耳をもたないようにしました。結果、9月以降の秋のゴルフシーズンには良好なグリーンを提供することができました。
週刊パーゴルフの記事にあるように、ゴルフ場関係者の酷暑対策に頭を悩ました結果、グリーンの刈高を上げることがベスト対処法であると思います。記事にあるように、今年は芝を短くしないことで夏枯れの被害を極力抑えようとする傾向にあり、夏のプレーは「遅めのグリーンでラフはきつい」という状況を想定しておいた方が良いと結んでいる通りです。ご理解下さい。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
今日21日は「土用の丑(うし)の日」です。立秋の前18日間を夏の土用と呼びます。この期間の丑の日に鰻を食べると夏バテ防止、暑気払いができると、平賀源内の発案で鰻重や鰻の蒲焼を食べる習慣が定着したなど諸説あります。
夏バテに鰻が良いというのは平賀源内の思いつきやはったりでなく、実際に鰻にはビタミンAやBなどの栄養が豊富に含まれており夏のスタミナ料理としては最適だそうです。
当クラブのレストランで提供する鰻料理(鰻重、おひつまむし=写真下)は、国内産の養殖鰻を生きたまま仕入れ料理長自らがさばいてお出ししています。これからの暑い夏を乗り切るスタミナ作りに鰻を召し上がってみてはいかがでしょう。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
大型で強い台風6号が昨日、今日と四国・近畿地方を暴風域に巻き込み激しい雨や風に見舞われています。昨日19日は、久しぶりのクラブ休場日で「台風襲来も休場日で良かった。助かった」と胸をなでおろしていたのですが、この台風6号、なんともへそ曲がりで時速15キロ~20キロの自転車並みの遅さでノロノロ移動。その割りに勢力が強く各地で総量800ミリという豪雨が襲い土砂災害や河川の洪水など警戒が必要となっています。
大型でひじょうに強い勢力を保ちながら日本の南海上を北上しているのですが、異常にスピードが遅く、本来なら昨日19日に四国・近畿の太平洋沿岸を東海・関東へ通り抜けていたという思いでいました。ところが今朝になっても紀伊半島周辺で和歌山・奈良全域で激しい雨が降るとラジオ、テレビで警報が発せられ、エントリーされていた方からキャンセルの電話ばかり。結局、エントリーゼロとなり事実上の休場日になってしまいました。
コースの被害状況を確認するため、コースを巡回しましたが全く被害はなく、枯れ枝などが折れて散乱してる程度でした。雨も予想外に少なく昨日で15ミリ程度、激しい豪雨でもなく降ったりやんだりで土砂崩れなどの心配も全くありませんでした。
朝から雨も風も予報を裏切るような天候でプレーに全然支障がない曇天で爽やかな風が吹く ゛ゴルフ日和゛でした。大袈裟な台風情報が恨めしく思いました。
写真上:クラブハウスの奥には厚い雲に覆われているが、東に流れて行き雨は降らなかった。
写真中・下:昨夜の風で枯れ枝や葉が吹き飛ばされただけで被害は全くなかった。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
今日は「海の日」で祝日です。クラブ競技「海の日杯」に多くのメンバー(17組68名)が参加されています。海の日は1995年(平成7年)に制定され、翌年から施行された国民の祝日です。当初は7月20日でしたが、2003年(平成15年)からハッピーマンデー制度により7月の第3月曜日となりました。ゴルフ場にとっての3連休のハッピマンデーは集客に苦慮しあまり有難くありません。
ところで、この国民の祝日「海の日」、海のない県である奈良県では「海の日」はあるのだろうか?という素朴な疑問をもち調べてみました。
奈良県では、「海の日」と同じ毎年7月の第3月曜日を「奈良県山の日・川の日」とすることを県条例で定めていました。奈良県条例第9号でこう明記されています。
海に面していない奈良県では、山と川が身近な自然であり、歴史と文化の源。山と川の重要性や魅力について理解を深め、奈良の美しい山と川を次世代に残すことを目指して、国民の祝日「海の日」である7月の第3月曜日を「奈良県山の日・川の日」とする。
ということになれば、奈良県にある当クラブの本日のクラブ競技「海の日杯」は「山の日・川の日杯」ということになります。他府県のメンバーが多く「山の日・川の日杯」では ゛?゛となりますので、来年以降も「海の日杯」として行きます。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
昨年の奈良は、平城遷都1300年祭のビッグイベントで全国各地から多くの観光客が奈良を訪れました。今年はその反動もあってか、観光客が激減しているみたいです。そのため奈良県、奈良市をはじめ商工会議所、観光協会など奈良への観光客誘致に夏の伝統行事のPRに努めています。
夏休みももうすぐ、家族ずれのプランを計画されている方も多いでしょう。奈良柳生CCでプレーした後、家族と夕方合流し古都・奈良の夜を彩る「夏の伝統行事」を巡るというプランはいかがでしょう。
「ライトアッププロムナード・なら2011」(7月16日~9月25日 19時~22時)
東大寺、奈良国立博物館・なら仏像館、春日大社一の鳥居、浮見堂、興福寺五重塔、猿沢池、平城宮跡朱雀門、薬師寺など9ヶ所をライトアップで演出されます。
「なら燈花会」(8月5日~14日 19時~21時45分)
世界遺産に囲まれた水面に映えるろうそくの灯りと五重塔が美しい猿沢池など2万本以上のろうそくが美しい灯りを咲かせます。
「奈良大文字送り火」(8月15日 18時50分~)
飛火野会場で慰霊祭が行われ、20時に高円山に点火されます。宇宙を意味するという「大」の字は日本最大級の大きさです。
「東大寺万灯供養会」(8月15日 19時~22時)
大仏様に燈火をお供えして諸霊の供養を祈る万燈供養会。大仏殿へと続く石畳に整然と並べられた約2500の燈籠が幻想的です。ふだん大仏殿の中からしか拝見できない大仏様のお顔を中門から拝むことができ、まさに感動的な光景です。
「春日大社中元万燈籠」(8月14日~15日 19時~21時30分)
800年前の昔から今に至るまで貴族や武士をはじめ一般の方々から奉納された3000基にも及ぶ燈籠に灯りが入ると、王朝絵巻を見るようだといわれてます。
幻想的な風景をつくる奈良の夏の夜の伝統行事。昼間とはまた趣きの違った古都・奈良を再発見することができます。昼間にゴルフを楽しんだ後に、夜の奈良の幽玄の世界に浸ってみてはいかがでしょう。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
昨日15日から開幕した女子プロゴルフツアーの「スタンレー・レディース」(静岡県・東名CC)で奇跡ともいえる偉業が達成されました。スポーツ紙だけでなく朝日や毎日などの一般紙でも写真入りで一面で報じているほど奇跡的な快挙を有村智恵選手が達成しました。
ホールインワン、アルバトロスのどちらでも確率的に難度の高い偉業ですが、これを1ラウンド中に両方、しかもプロトーナメントの最中に達成したのですから盆と正月が一緒に来た騒ぎどころではありません。
この二つの偉業がどれほど確率的に難度が高いか各紙で紹介しています。日本女子プロゴルフ協会によると、過去10年間のホールインワンは148回、アルバトロスは5回記録されているそうです。女子プロのホールインワンの確率は604ラウンドに1回、アルバトロスは1万7896ラウンドに1回の計算で、同一ラウンドで両方出るのは何と1080万9184ラウンドに1回だそうです。
ホールインワンはアマチュアでも技量に関係なくビギナーでもゴルフの女神が微笑み、まぐれのホ-ルインワンを達成することがありますが、アルバトロスはそう簡単にできるものではありません。ショットの正確性はもちろん、ロングホールを2オンさせるだけの飛距離が必要とされるため、シングルクラスの腕前がなければ実現できません。皆さんのゴルフ仲間でもホールインワン達成者は何人かおられると思いますが、アルバトロス達成者はあまり耳にしないのではないでしょうか。
事実、奈良柳生カントリークラブが平成8年にオープンして以来15年目に入っていますが、「アルバトロス」達成は1回のみ。それも2年前の日本ゴルフツアー機構のクォリファイングトーナメントの2ndステージで中西信正プロが11番ホール(535ヤード)で達成したのみです。
一方、ホールインワンは年に4回~15回記録されており、トータルで112回出ています。最も多いのは平成20年の15回です。1年平均で見ると当クラブでのホールインワンの出る回数は7・4回ということになります。ちなみに今年は6回ホールインワンが出ています。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
ゴルフ場によってはコース状態が良くないためにローカルルールで「6インチプレース」を表示している所があります。またプライベートコンペでも「6インチプレースOK」などのルールで競技していることがあります。これはティーショットOBの場合はプレイング4で前進して特設箇所からプレーするようにという日本独特の悪しきローカルルールの一つです。
ゴルフというゲームはいかなる状況でも、ティーオフしたボールはグリーンにオンするまではボールに触れてはならない。「ボールはあるがままにてプレーせよ」がゴルフのルールの基本です。基本的にはこれさえ守っていればルール違反をすることはありません。
ただゴルフというスポーツは厄介なもので、何が起るか判らない。自然相手のスポーツだけに打ったボールが池に入ったり、カラスにボールを取られたり、木の上の枝にボールが挟まったり、ブッシュや林に打ち込みボールが判らなくなったり・・・・と、プレーが続行できない状況に遭遇することがあります。こうした時に、ルールで「救済措置」を設けてプレーが公正に続行できるようにルールが制定されています。
ところが自分の打ったボールが過酷な状況下に転がり込んだ場合、ルールに記されたルール処置を、悪智恵?を働かせ、よりルール上許される最も有利な解釈で救済処置をするものですから、問題が起りトラブルに発展してしまうのです。ルールの解釈と適用については、基本的には「自分に厳しく」をモットーとすべきで、そのような箇所に打った自分が悪いと自らの技術の拙劣さを反省すべきです。
ゴルフというスポーツは技量とともに運、不運にかなりの部分、左右されます。フェアウェーど真ん中のナイスショットでも無惨にも砂の入っていないディボット跡に止まっていたり、逆にミスショットが木に当たってフェアウェーに戻ってきたり・・・・・想像の及ばないハプニングが多々あります。自分のボールを打つのは自分自身であり、その飛んで行ったボールの行方に責任をもつのは当然、打った本人なのです。プレー続行不可能の状況でない限りは、グリーンにオンするまではボールはあるがままでプレーするようにしましょう。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇