朝からグリーンキーパーと更新作業の打合せを行いました。本来ですと2月下旬にはフェアウェーのバーチカル作業を終えているのですが、今年は日本プロゴルフ選手権予選会が一昨日まであったため、明日から開始することになりました。PGAの競技委員と2月に打ち合わせをした際、2月下旬にフェアウェーのバーチカル作業をしても良いかどうか、伺いを立てたところ「ノー」といわれ大会の終わるのを待って行わざるを得ませんでした。
バーチカル作業とはフェアウェーをバーチカルモアという機械で15ミリ~20ミリ切り込んで行き、サッチ(枯草)を取り除き芝の茎や地際に陽射しを当て地温の上昇を促し芝の萌芽を促進させます。また土壌を改善する効果もありラージパッチ(葉腐病)などの病害や拡大を防ぐ効果もあります。春先の萌芽を促進することにより芝の緑色もより際立たせる効果もあります。
バーチカル作業、ティ-グランドやグリーンのコアリングなど遅れ気味の更新作業のほか、除草剤の散布、施肥など遅れている作業にピッチを上げて行きます。春のゴルフシーズンに向けてベストターフ、ベストコンディションで皆様をお迎えするためコーススタッフはフル稼働して行きます。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
第80回日本プロゴルフ選手権予選会が昨日、無事終了しました。PGAの前田新作副会長や山本千秋競技委員長から「素晴らしいコースコンディション、とくにグリーンはツアー開催コースに負けない最高のクォリティだった。いつでもツアーが開催できます。」と太鼓判を押していただきました。これに安住せずさらに精進して行きたいと思います。
2日間、114名のプロが日本プロゴルフ選手権の出場権を目指し鎬(しのぎ)を削りましたが、中西直人選手が68、68通算8アンダーで見事トップで本戦出場を決めました。中西選手は日大出身で2008年の日本学生選手権3位、2009年関西アマチュア選手権優勝などの実績をもつ新鋭のプロです。日本プロゴルフ選手権出場というチャンスをものにしてさらに飛躍するよう期待したいものです。
予選会の公式記録を見ると、2日間でトップが8アンダー、2位が4アンダーで以下9位タイの13人がアンダーパーでした。イーブンパーの5人を含めて114名中18名で、オーバーパーは96名、出場選手の84%がオーバーパーということになります。初日の平均スコアが76(75・99)、最終日が74(73・88)のデータが出ました。当クラブのコースレーティングが73・9ですから難易度の高いコースであることが証明されました。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
※中西選手(赤のスラッス)は18番でバーディを奪い同組選手のホールアウトを待つ。
第80回日本プロゴルフ選手権・日清カップヌードル杯予選会のファイナルラウンドが行われました。初日68でトップに立った中西直人選手がこの日も安定したティーショットと好調なパットでスコアを伸ばし4アンダー、通算8アンダーの136で2位に4ストロークの差をつけてトップ通過しました。2位には大井手哲選手が通算4アンダーで、3位には三宅寛史選手が入り、上位3選手が念願の本戦の出場権を獲得しました。
2日目最終日は、未明から寒さが一段と厳しく零下2度と下がりグリーンが凍った状態のため、コース整備をし、ベストの状態でプレーしてもらうためスタート時間を30分遅らせて8時30分からスタートしました。風も比較的穏やかで気温も15度に上がるなど絶好のコンディションの中、最終18ホールで争われました。
初日トップの中西選手はほとんどドライバーを使わずスプーンでフェアウェーを外さない堅実なプレーで、前半(イン)1バーディ、1ボギーのイーブンで折り返しました。アウトに入って2番、4番、8番、9番でバーディーを奪い32でホールアウトし4アンダー68をマークし通算8アンダー136で2位に4ストロークの大差をつけてトップ通過しました。
2位の大井手選手(写真上)はこの日1ストローク伸ばし通算4アンダー140で通過。3位には3アンダー141のスコアで三宅、貞方章男、李京勲の3選手が並びましたが、規定(最終日カウントバック)で三宅選手が本戦出場枠を獲得しました。
イン10組でスタートした白倉渉平選手(写真下)が4番ホール(194ヤード)を5番アイアンで打った球がそのままカップインするホールインワンを達成しました。白倉選手にとって4度目のホールインワンだそうです。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
明日からいよいよ日本プロゴルフ協会主催の「第80回日本プロゴルフ選手権予選会」が行われます。本日はその指定練習日とレジストレーションになっているため出場する選手のほとんどが来場された結果、30組118名が参加して明日から2日間、36ホール・ストロークプレーで本戦の出場枠を目指して熱戦が繰り広げられます。
明日からの熱戦を控えて入念にパッティングの練習に余念のない出場選手たち。
選手の技量を存分に発揮してもらえるよう、コーススタッフ総出でバンカーの整備を行っている。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
会員の伊丹正人さんが「仕事に使える!同窓会人脈術」という著書を角川書店から今年1月に出版(1,100円)されました。伊丹さんはインターネットを活用するというビジネスモデルで日本初の同窓会企画ベンチャー(株式会社 同窓会ネット)を立ち上げ全国展開し、この業界のパイオニアとして新聞・雑誌・テレビなどのメディアから注目を集めている気鋭の経営者です。
伊丹さんは「幹事代行」ビジネスを通じて蓄積したノウハウと経験を生かして、具体的な人脈構築術を事細かに紹介されています。今流行の異業種交流会よりも役立つ同窓会こそが人脈の宝庫だと説いています。同窓会はいわば異業種の集まり。違うのは同窓生だけに遠慮は無用で再会してすぐに当時の仲間に戻れるところにあると書いています。同窓会で再会した仲間はいろいろな分野で活躍されているだけに、異業種交流会のように堅苦しくなく仲間意識が強い分、気軽に情報交換やビジネス上の相談もでき人脈ネットワークも構築できるとのこと。詳しくは本書をお読み下さい。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
東日本大震災からちょうど1年が経ちました。1年前の今日、雪がチラつく寒い日でした。午後2時46分、宮城県沖を震源とするマグニチュード8・8の大地震。遠く離れた奈良でも地震を感じました。ロビーのテレビに映し出される津波の恐ろしさに絶句、これは大変なことになると全身鳥肌が立ったことを覚えています。思い出したくありませんが、生きてる限り忘れてはなりませんし、後世に語り継がなければなりません。今なお復旧・復興が進まない被災地や被災者に支援の手を差し伸べるために何ができるのか自問自答しています。
大震災から1年が経過したのを機に、義援金募金箱をフロントに再設置しました。未曾有の大災害に被災地や被災者の復旧・復興は遅々として進んでいません。被災地や被災者に思いを馳せ一日も早い復興を願わずにはおられません。精算時のつり銭など募金箱にご協力をお願いしたいと思います。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
いよいよ第80回日本プロゴルフ選手権予選会が来週の14日の指定練習日から始まります。そのため本日、鈴木グリーンキーパーとコース等について種々打合せしました。
2月3日に主催者の日本プロゴルフ協会の前田新作副会長(担当競技委員長)や山本千秋競技委員らと打合せしたメモを基にコースセッティングの準備などを点検、確認して行きました。
出場選手:128名。コース全長7150ヤード。刈り高:グリーン4mm、ティーグランド10mm、フェアウェー13mm、セミラフ25mm、ラフ50mm。グリーンのコンパクション22、スティンプメーター10フィート。指定練習グリーン3面使用、1面にカップ4~5コ用意。打球練習場や練習バンカーの準備など。
PGAから委託を受けたジョー・エドワード氏が本トーナメントの公式ヤーデージブック(写真)を制作するために来場し各ホール入念に実測踏査して行きました。このヤーデージブックも届き、すでに練習ラウンドに来た選手がこれを手にしながら、どう攻略して行くかプレーしながら真剣に攻略法を探っています。
出場を予定しているほとんどの選手が練習ラウンドに来場しており、地元近畿以外に関東、中部、中国四国、九州から参戦する128名の内、上位5位前後の入賞者が「日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯」に出場できる狭き門だけに、それぞれの技量を存分に発揮できるコースセッティングをしてお迎えしたいと考えてます。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
ゴルフ場事業者(経営者)の団体である社団法人・日本ゴルフ場事業協会(安倍晋三理事長)から2012PGS「ドリーム・エイジゴルフ大会」のポスターと案内申込書が送られてきました。この日本ゴルフ場事業協会は、会員制ゴルフ場だけでなくパブリックゴルフ場も加盟している関係で、日本パブリック協会が主催するこの「ドリーム・エイジゴルフ大会」を盛り上げるため加盟ゴルフ場に送付されたものです。
日本ゴルフ協会や日本ゴルフ場事業協会など関連団体による「ゴルフ市場活性化委員会」も後援するこの「ドリーム・エイジゴルフ大会」は、なかなかユニークな競技なので本欄でご紹介しましょう。
65歳以上のゴルファーを対象とし、年齢と歩数を加算したハンディキャップ(HDCP)でエージシュートならぬドリーム・エイジシュートを目指す「遊び心」を取り入れた新しい競技方法です。
ドリーム・エイジHDCP方式とは「年齢」と「歩数」に応じたHDCPを加算したHDCPのことです。歩数HDCPを出すための「歩数ハンディキャップテーブル」が定められています。例えば10000歩~10499歩までは10。10500歩~10999歩は10・5と500歩単位で0・5づつ加算して行きます。歩数はスタート時に全員に歩測計を配付し計測します。
この歩数HDCPと年齢を合算した数字がエイジHDCPとなるそうです。年齢が70歳で歩数HDCPが10だった場合、合算した80がエイジHDCPなのでラウンドしたスコア(グロス)から差し引いたネットスコアで順位をきめるというものです。ゴルフの楽しさと元気で長生きとの健康の保持増進の思いを結びつけた新しい競技です。
この大会は「北海道・青森地区」、「東日本地区」、「中部日本地区」、「西日本地区」の4地区のパブリックゴルフ場でそれぞれ開催されます。ちなみに近畿では5月22日に大阪パブリックゴルフ場、6月7日に西神戸ゴルフ場、6月21日によみうりゴルフウェストコース、7月6日に青野運動公苑アオノゴルフコースで開催されます。65歳以上の同年代の仲間と遊び心を取り入れた新たな競技方法でゴルフを楽しんでみてはいかがでしょう。
問い合せは、公益社団法人 日本パブリックゴルフ協会(電話03-3563-2388)へ。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
昨日のクラブ休場日に施工したアスファルトの舗装工事の写真です。
スタート室前からバンカー練習場、打球場へ向う道(写真下)。打球場付近から流れてくる排水管の移設も従来の練習グリーン下から道路下に排水管を移設しました。
1番ホールのティーグランドに向う道もきれいにアスファルトで舗装しました。(写真下)
スタート室前のカートへの積み込み場所周辺もアスファルトで全面舗装しました。(写真下)
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
本日はクラブ休場日。スタート室前から1番ホールと10番ホールへのスターティングホールに向かう管理道のアスファルト舗装の工事を行いました。2、3日前の天気予報では雨の予報のため舗装工事は順延せざるを得まいと覚悟していたのですが、朝のうちに雨も上がりましたので予定通り工事を施工しました。
15年前のオープン当初はまだまだ鉄鋲のスパイクシューズが全盛でしかも乗用カートではなく歩いてスターティングホールに向かっていましたので、鉄鋲のスパイクシューズでアスファルト舗装の上を歩くと滑って危ないためゴムマット?を敷き詰めていました。
15年を経てゴムマットも疲弊・老朽化し破損や捲れたりして、躓いたりして危なくゴムマットを取り除きましたが、アスファルト舗装面は凸凹で見た目も悪くしかも危険なため費用はかさみますが思い切ってアスファルト舗装することにしました。先ほど午後8時前に舗装工事は無事完了しました。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇