当クラブの開場記念競技も10月8日に盛況裡に無事終わりました。この競技は参加者全員ダブルペリア方式で競っていただきました。オフィシャルハンディキャップによるアンダーハンディ競技ではなく、参加者全員ダブルペリア方式にしたのは、ホールアウト後に自分のハンディキャップがいくつになるか判らないため、ネットスコアも当然判らず自分の成績順位が上位なのか下位なのかも判らないという面白さがあります。好スコア(グロス)が出て喜んだものの、ダブルペリアによるハンディキャップが9と出て下位の成績だったり、スコアは悪かったが、ハンディキャップが31のハイハンディが出て上位入賞になるなど悲喜こもごもの楽しさ、面白さがあるためこの記念競技に取り入れた次第です。
ところで、このダブルペリア方式によるハンディキャップの算出方法はどう計算されるのかという問合わせがありました。私も全てスコアをコンピュータに入力して自動的に算出されているため、詳しい算出方法は曖昧にしか理解していませんでしたので、これを機会に調べてみました。
ダブルペリア方式は別名、新ペリア方式とも呼ばれています。18ホールの内、12ホールの隠しホール(パーの合計が48になるように選ぶ)を使って計算されます。この隠しホール(12ホール)の合計スコアを1・5倍し、出た数字からパーの72を引き0・8を掛けて出た数字がハンディキャップとなります。
例えば当クラブで、あるパターン(6パターンあります)の隠しホールと仮定の打数を次のようにすると。2H(7打)、3H(5打)、4H(5打)、5H(5打)、6H(5打)、9H(6打)、10H(6打)、13H(4打)、14H(3打)、15H(5打)、17H(5打)、18H(7打)の12ホールの隠しホールの打数合計は63打です。これに1・5倍すると94・5となり、これをパーの72で引くと22・5となります。この22・5に0・8を掛けると18という数字が出ます。この18がダブルペリアで算出されたハンディキャップとなります。
隠しホールもワンパターンでなく6パターンあり、参加者全員のスコア入力をして隠しホールの6パターンの中からひとつをアトランダムに決めてスコアを出しています。隠しホールで好スコアを出したり大叩きすることでハンディキャップは大きく変わるだけに実力以上に運も大きく影響されます。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇