本日はクラブ競技「親睦競技会」で多数のメンバーのエントリーがありましたが、台風17号の接近情報で前日からキャンセルが相次ぎましたが、それでも朝方は小雨がパラつく程度であったため、32組119名の方がスタートして行かれました。
しかしながら気象庁の予報通り強い台風17号は四国高知沖を通過する11時過ぎに奈良県も昼前から暴風雨域に入りました。前が見えないくらいの大雨でグリーンも水が浮き、バンカー内は見る間に池のような状態になってしまい。さすがに皆さん、ハーフで上がらざるを得なくなりました。当然、競技も悪コンディションで競技不成立となりました。
30日午後3時頃、台風17号は和歌山県の潮岬付近を通過したころは奈良県の奈良市や大和郡山市でも大雨洪水警報が出るなど非常に激しい雨と風に見舞われました。グリーンキーパーがコース内を巡回したところ倒木や崩落がないとの報告で一安心しました。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
今年の台風は今日現在18号まで数えていますが、16号までは近畿地方に全く影響がなくラッキーな年だと思っていました。台風18号も日本沿岸から遠く離れた太平洋上を北上し安堵していましたが、ここにきて台風17号が沖縄の南海上を北上し9月30日から10月1日にかけて西日本や東日本に接近する恐れがあると気象庁では発表しています。
この台風18号、大型でひじょうに強く最大瞬間風速70メートルで、中心から半径190キロ以内が25メートル以上の暴風域となってるそうです。このまま進路を北上すると奈良県で強風域に入るのは30日の昼頃からで最接近は10月1日明け方になる見込みと奈良地方気象台では予報しています。
9月の来場者は低調でしたが、30日の明日・日曜日はクラブ競技「親睦競技会」があるため、9月には珍しいキャンセル待ちが出るエントリー状況と喜んでいたところ、よりによって台風接近による暴風・大雨警戒予報が出て愕然としています。すでにキャンセルの電話が鳴り始めており、なんとか台風17号が進路を九州西側をそのまま大陸方面へ抜けてくれないかと勝手な期待をしています。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
フロント横の装花が替わりました。背丈2メートル近いパンパスグラスを中心に大きな花輪と色鮮やかな花色と咲き方が特徴のダリアに、「撫でし子」と語意が通じることからしばしば子どもや女性にたとえられる可憐ななでしこ、そして最も多くの人に愛されているバラで秋らしさを演出しています。
パンパスグラスは別名ソロガネヨシよも呼ばれ8月から10月にかけて、垂直に立ち上がった茎に長さ50センチ~70センチの羽毛のようなややピンクがかった白銀色の花穂をつけています。ダリアは花の形が牡丹に似ているところから天竺牡丹とも呼ばれるお馴染みの花です。なでしこは夏から秋にかけて開花し秋の七草の一つでもあります。和歌などで「撫でし子」を掛詞にすることが多く、当時の貴族に愛玩された花であったことがうかがえます。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
5番ホールのグリーンの良好な維持管理のためにグリーン左サイドの檜林を伐採し風通しと日照を確保するようにします。ご存知のように冬場は檜林に日照を遮られ5番グリーンの4分の1しか太陽が当たらず、ほぼ4分の3が凍結グリーンのままとなっています。寒冷紗を敷いても霜がかからないだけでグリーンは凍結したままで、ダイレクトにグリーンを狙った球は大きく跳ねてOBになるなどクレームが寄せられていました。日照確保と風通しをよくするため樹木を伐採した跡に低木を植栽し景観を保つように工夫します。伐採作業はプレーに支障のないように作業を行い、10月中には完了する予定です。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
本日は関西学生男子・女子月例大会が当クラブで開催されました。男子月例大会には大阪産業大学、大阪学院大学、甲南大学、同志社大学など8大学39名、女子月例大会には近畿大学、龍谷大学など7大学9人が参加して行われました。
前日の指定練習日が激しい雨でしたが、この日は午前7時のスタート時こそ濃霧が出ていましたが、風もなく晴れの好コンディションに恵まれ熱戦が繰り広げられました。男子は小西祥平選手(大阪産業大学3年)が35、36、71の好スコアで優勝。2位には立石健太選手(関西大学3年)が38、34、72で入り、3位に中塚逸人選手(大阪学院大学4年)が37、35、72で入賞しました。女子は福田里奈選手(近畿大学2年)が39、37、76で優勝しました。2位は長谷川萌選手(大阪産業大学2年)が39、40、79で、3位に高橋舞選手(同志社大学4年)が同じ39、40、79で入賞しました。
関西学生ゴルフ連盟主催競技で思い出すのは2000年6月に当クラブで行われた第1回関西女子学生選手権で立命館大学の永井奈都選手が69、72、通算141で優勝。この永井選手が翌年プロ入りし、雌伏11年先日(16日)の女子プロトーナメント「マンシングウェアレディース東海クラッシック」で佐伯三貴、イ・ボミ、全美貞らの強豪を降して初優勝を飾ったのは嬉しい出来事でした。
※写真上:右から2位・立石、優勝・小西、3位・中塚 写真下:右から3位・高橋、2位・長谷川、優勝・福田
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
公益社団法人・ゴルフ場緑化促進会と日本ゴルフ場支配人会は、ゴルフ場でどのような動植物が生息しているかを調査・分析する目的で「ゴルフ場の生物多様性と重要木等の調査」を平成20年10月に全国2320コースに第1回アンケート調査を行い、今回、第2回アンケート調査の依頼がありました。
第1回のアンケート調査では424コースから回答があり樹木401種、動物475種の計876種が確認されました。そのうち42種が絶滅危惧種であることも判ったそうです。こうしたデータによりゴルフ場には多種多様な動植物が生息・生育していることが判りました。このことからゴルフ場は生物多様性の保全に大きな貢献を果たしていることも証明されました。
平成20年の第1回調査から4年を経て第2回のゴルフ場の樹木・生きものアンケート調査の依頼がこのほどありました。アンケート記入するにあたり、グリーンキーパーと当ゴルフ場に生息・生育する動植物をリストアップすると、数え切れないほどの多種多様な動植物が生息・生育しており驚かされます。
動物でいえばタヌキ、キツネ、イタチ、リス、キツツキ、イノシシ、シカ、アライグマ、モグラ、ウグイス、トンビ、ヤマガラ、カラス・・・・・等々。植物でも赤松、黒松、テーダ松、檜、杉、クヌギ、樫、桜、メタセ、欅、山茶花、椿、山桃・・・・・等々書ききれないほど数多くの動植物が生息・生育しています。
ゴルフ場は乱開発し自然を破壊、さらに無秩序に農薬を使用しているなどと誤った情報が喧伝されていますが、ゴルフ場は緑の再生に大いに寄与しています。多様な樹木・芝生・草花等による植生と池、砂地などが景観・美観を重視しつつ良好に維持管理され、周辺の自然と相まって多様な環境が保全されていることを証明しています。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
本日、関西電力奈良営業所のお客様センターの担当者が来られ、7月2日~9月7日までの使用電力の節電要請期間中の協力に対する謝意と当クラブの節電状況の結果報告がありました。
政府は関電管内で10%以上の節電を求めていましたが、奈良県内の使用電力量は2010年夏比で14・4%(関電管内10・9%)の削減率であったとのこと。当クラブでも今夏の節電要請に対して空調の温度調整やクラブハウス内の照明のLED化、チェックイン後のフロントロビーの照明の消灯など徹底した節電で7月14・5%、8月14・4%の電力量の削減を実現することができました。
当クラブの目標、15%にはわずかに届きませんでしたが、政府や関電が要請した10%節電をクリアすることができました。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
本日9月11日は奈良柳生カントリークラブが平成8年に正式オープンした記念日です。毎年この日を開場記念日として「植樹祭」を開催しています。当日は会員の皆様を無料ご招待し、昼食も月日亭がご用意し提供します。その代わりとして参加会員の皆様には植樹基金として1万円をご寄付いただき、コース改造や植栽等に充当させていただいてます。
開場して丸16年を経てコース内に植樹された木々も大きく育ち各ホールの美観とともに戦略的効果も高めるなど年々風格が感じられるようになってきました。コースもオープン当初に比べますと随分変貌してきました。お陰で当クラブも奈良県下でも有数のゴルフクラブと評価されるようになってきました。これも偏に会員の皆様のご助力のお陰と感謝しております。
※写真は開場16周年記念植樹祭の寄せ書きにサインをするメンバー。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
ゴルフそのものをレジャーすなわち遊びとして捉えるのか、スポーツとしての側面を重視するかは議論の分かれるところであり、随分前から今日まで議論されてきました。ゴルフはその成り立ちから老いも若きも男も女も同一ステージで楽しめることが今日のゴルフの隆盛につながってきています。
老若男女が一堂に会して楽しむために、ハンディキャップが生まれました。しかしながらこのハンディキャップがなかなか曲者で、ゴルファーの技量に応じたハンディキャップが査定されているかといえばノーといわざるをえません。日本ゴルフ協会のハンディキャップ査定システム(JGAのホームページのハンディキャップ欄をご覧ください)も、より本人の技量に応じたハンディキャップを査定するかに腐心されていますが、はっきりいって正当かつ正確公正なハンディキャップなんて査定できると思いません。
プロゴルファーですら5アンダーパーをマークすることもあれば10オーバーも叩くこともあるのですから、アベレージゴルファーなら上下20くらいのストローク差が出て当たり前。ハンディキャップ競技でネット65とか60とかが出ると必ず出てくる声が「ハンディキャップ甘いのと違う?こんなスコアが出たら私ら優勝できるわけないわ。」
ならば、参加者全員プライベートコンペでよくやるようなダブルペリア方式にするかですが、こちらも隠しホールにはまるかはまらないかで出るハンディキャップは大きく変わります。
ハンディキャップ委員会でもよく話題になるのが、自分のハンディキャップを上げたい(維持したい)人もいれば、下げたい人もいるということ。前者はAクラス、とくにシングルゴルファーに多く、いわば見栄っ張りに多いと思います。一方、自分のハンディキャップは少しきついので下げて欲しいという方は、シニアゴルファーに多く齢とともに実力がおちてきて競技でも上位に入賞すらできなくなったので、自分の実力を過大評価せず実力通りの査定をしてもらい競技での優勝争いのひとつもしてみたいと本音を漏らす人も。
数多くあるスポーツの中で老若男女が同一のステージでハンディキャップにより一緒にプレーして争える競技はゴルフだけです。それだけに自分の技量・実力が正当に評価査定されるハンディキャップシステムがあればと思うのですが・・・・・・。
今日は9月のマンスリー競技です。Aクラス75名、Bクラス88名が参加。カンカン照りの天気ではなく時おり爽やかな風が吹き抜ける絶好のコンディションの中で熱戦が繰り広げられています。さて、本日の優勝スコアはどれくらいのアンダーが出るのでしょうか。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
インの13番ホールのグリーン横に安置さているている磨崖仏をはじめお地蔵様を一ヶ所にお集めしてお祀りしています。これらはゴルフ場の造成中に出土したものです。ゴルフ場の開場した平成8年から毎年、東大寺の筒井寛秀長老(第212世別当)と当クラブの理事長である筒井寛昭東大寺上院院主をお迎えして供養してきました。
今年も本日午前9時より筒井寛昭導師により厳かに法要が営まれました。法要には遠山彩子代表取締役、阪口勇総支配人をはじめコーススタッフが参列しクラブの益々の隆盛と安全などを祈念しました。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
朝晩、夏から秋の気配が日に日に感じられるようになってきました。季節の移り目らしくフロント横の装花も季節を感じる花で飾りつけられました。夏から秋にかけて開花し大きな花輪と色鮮やかに咲き誇るダリアと桃色・白・赤などの花を咲かせる可憐なコスモスがより季節を感じさせてくれます。
ダリアとコスモスに混じって「ソーセージ」「フランクフルト」のような茶色の花穂が目立つ珍しい花が生けられています。これはガマ(蒲)と呼ばれています。「因幡(いなば)の白兎」の話に出てくるように花粉には止血効果があり、生薬として用いられているそうです。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
8月28日~31日までの4日間、日本プロゴルフ協会の今年度プロテスト最終戦が片山津ゴルフ倶楽部白山コースで予選を通過してきた138名が出場し行われました。当クラブの研修生・松田高明君が69、71、74、75通算1オーバーの289の好スコアで見事合格し、晴れてプロゴルファーの仲間入りを果たしました。
松田プロは1981年生まれの31歳で、6年前に村岸プロの門下に入り当クラブの研修生となりました。1メートル73、体重68キロと大型化するプロの中では華奢な部類に入りますが、強靭なバネから繰り出すショットは平均280ヤードと大きな武器ですが、反面ショットの安定性に欠けるところもあります。ショットの安定性、正確性を高めるという課題をテーマにさらに練習に励み次なる飛躍を期待したいと思います。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇