7月26日から始まったロンドン五輪もいよいよ終盤に近づいてきた一方で、夏の高校野球全国大会が昨日、甲子園で開幕しました。当クラブでも8月22日~24日までの3日間、日本ゴルフツアー機構(JGTO)のクォリファイングトーナメント(QT)の1stステージ開催が近づいてきました。2週間後に迫ったQT開催までコース管理等万全を期していますが、本日JGTOのQT1stステージの責任者・岩井英生競技委員長が来場され最終の打ち合わせを行いました。
JGTOのQTとはご存知の通りシード権を持たないプロがツアートーナメントへの資格を得るための予選会であり、ファースト、セカンド、サード、ファイナルを勝ち抜いて来年度のツアーの出場資格を勝ち取る競技大会です。ファーストステージは西日本と東日本の2ヶ所の会場で行われます。西日本は奈良柳生カントリークラブ、東日本は房総カントリークラブで開催されます。
日本プロゴルフ協会が主催するプロテストとは違い、JGTOのQTは腕に自信があれば自ら「プロ宣言」をしてこのQTの1stから出場し勝ち上がっていけばツアーの出場資格を得ることができます。今年のツアーで活躍している新人の藤本佳則や浅地洋佑などはPGAのプロテストを受けずにツアープロへの道を選択しQTファイナルを勝ち上がり、今年のツアー資格を勝ち取りました。
海外からも日本のツアーの出場資格を得るために韓国や中国、タイなどの海外から参加する選手も多く、毎回上位で頑張っています。こうした海外の選手は練習ラウンドでもひじょうに真剣ですし、プレー料金などにもひじょうにシビアでハングリー精神に溢れています。このハングリー精神こそ韓国に代表される外国選手の強さだと実感します。
本日の岩井競技委員長との打ち合わせでは大会期間中、できるだけトラブルが発生しないように入念な準備を行うことを確認しました。コースセッティングについては総距離7150ヤード、パー72。グリーンの刈り高4ミリ、スティンプメーター10フィート、コンパクション(硬度)24くらいにすることを決めました。スルーザグリーンの刈り高については、ティーインググランド10ミリ、フェアウェー13ミリ、セミラフ25ミリ、ラフ55ミリとします。
当クラブでは過去4年、QTの2ndステージや1stステージを実施しており経験もありますので、岩井競技委員長から「私も何度も奈良柳生さんでのQTで競技委員を務めてますのでコースには何の問題もなく安心してます。後は天気だけです。」というように豪雨や雷などの悪天候はなく良好な天気の下、熱戦が展開されるよう祈念しています。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇