ようやく夏らしい暑い日が続いています。ウェザーニュースなどを見るとここ1週間、各地で真夏日、猛暑日を記録するとのこと。くれぐれも熱中症には気をつけてください。
団塊の世代である私の小中学校の時代、少年野球に明け暮れていましたが、「練習中は一切水は飲むな」とカンカン照りのグランドで猛練習しましたが、熱中症で倒れたり救急車で運ばれたという記憶はありません。また熱中症で亡くなったなどというニュースもあまりなかったように思います。
50年前の気象状況と現代の気象状況が変わったのでしょう。そういえば当時の暮らしといえばエアコンなどはなく扇風機で涼をとったり、夕方には縁側で風鈴の音を聞きながらスイカを食べたりしましたが、今みたいに各家庭にエアコンが付けられ、冷房するモーター熱で外気の温度が上がったり、アスファルトジャングルともいわれるほど道路がアスファルト敷になってしまい、この太陽熱の反射で異常高温となるなど地球環境が悪くなっているのは間違いありません。
さらに花粉症ではありませんが、人間の体も随分弱くなってきているのでしょう。四季を問わず冷暖房で快適な室内で過ごす生活は人間の基礎体力を確実に低下させているのではないかと思います。
ところで暑さが体にこたえる日が続きますが、熱中症対策として手軽な自衛手段?を紹介します。熱中症対策はまず脱水症状にならないように水分補給を欠かさないこと。水分も水、お茶のほかアクエリアスやポカリスェットのようなスポーツ飲料、最近では塩分やミネラルを入れたスポーツ飲料が出回っています。
飲料のほか小梅や塩あめなどのお菓子も有効な熱中症対策です。「おいしく塩分補給」「スポーツや真夏の作業の後に気軽に塩分チャージ」「汗をかいた後の塩分補給に」というようにいろいろなキャッチフレーズをつけた塩あめが発売されています。ゴルフのときにスラックスのポケットに塩あめをしのばせておけば安心です。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇