7番ホール池に棲む白鳥のヒナ、親鳥の手厚い庇護をうけてスクスクと成長しています。このヒナが成長して飛び去らないように羽根きりをしなければということで、白鳥をいただいた飛鳥カンツリー倶楽部の川北前グリーンキーパーに時期と方法等を問い合わせました。
「時期は生後1・5ヶ月~2ヶ月頃で羽根を切る場所は第一関節のところに輪ゴムを巻きつけておけばいいです」とのことでしたが、はたして第一関節がどこにあるのか輪ゴムをどの程度の強さで巻けばよいのか聞いただけでは判りません。こちらの不安な様子を察して「一度見に行って、できるなら私がしてあげます。」との有難いお言葉を頂戴しました。
早速、昨日魚を掬うタモ網を持参で駆けつけてくれました。鈴木グリーンキーパー共々3人で7番の池へ。鈴木グリーンキーパーが毎朝、エサを与えてるせいかエサをチラつかせると親子で岸に近づいてきました。すばやくタモ網でヒナを掬い上げると親鳥は一旦逃げたものの羽根を広げてヒナを返せとばかりに怒りの形相で羽根をバタバタ。
タモ網から取り出し、右の羽根の一部分に輪ゴムを手際よく巻きつけて池へ戻すと母鳥は背中にのせて池の奥へ一目散に逃げていきました。川北さんいわく「右の羽根だけで良いのです。左もすると不思議なことに羽根がまた生えてくるんです。今日はうまくできましたので多分大丈夫です。」とのことでした。この後、白鳥の習性やヒナの飼育法など懇切丁寧にレクチャーしてもらいました。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇