アーカイブ: 4月 2012, 19

2012/04/19

15:20:32, 著者: 阪口 メール , 0 語, 2080 回閲覧   Japanese (JP)
カテゴリ: 事務局からのお知らせ

USGAハンディキャップシステム説明会に出席してきました。

 昨日4月18日、日本ゴルフ協会(JGA)主催で「USGAハンディキャップシステム説明会」がホテル阪急エキスポパークで関西ゴルフ連盟加盟クラブの支配人、ハンディキャップ委員長などが出席して行われました。JGAからは永田圭司常務理事、三宮藏常務理事、諸戸精孝ハンディキャップ委員長などが出席して2時間半にわたってJGA/USGAコースレーティングシステムに基づくUSGAハンディキャップシステムの概要説明が行われました。

 ゴルフにおけるハンディキャップとは「いつでも」「どこでも」「誰とでも」「公平に」ゲームが楽しめるというのが他のスポーツにない利点であることは皆さんご承知の通りです。ところがこのハンディキャップが「すべてのゴルファーが公平に競える」ものでなければならないし、「すべてのコースで公平に競える」ものでなければならない。そのためにUSGAハンディキャップを新たに2014年から導入すると、加盟クラブに一方的に通告があり、その説明会があったわけです。

 従来のJGAハンディキャップシステムはスクラッチゴルファーの想定スコアを表わしたJGAコースレーティングと実際のスコアとの差(ディファレンシャル)に基づいてハンディキャップを算出しています。この査定方法ではコースレートの違うコースの難易度が反映されないし、それぞれのクラブのハンディキャップ査定された数字が公平でないため、同じハンディキャップでありながら技量差が生ずるため公平に競えないというのが変更理由です。

 このスクラッチゴルファーを想定したコースレートにハンディキャップ20前後のボギーゴルファーの想定スコアを表わすボギーレーティングを加味して二つのレーティング差を標準化することにより全ての技量のゴルファーに汎用できるスロープレーティングを算出してゴルファー個々のハンディキャップをインデックス(指標値)とし、プレーするコースのスロープレーティングに基づいて適切なハンディキャップに換算するというもの。

 詳しいUSGAハンディキャップシステムはJGAのホームページなどでご覧いただくとして、このハンディキャップをいきなり2014年から導入する。よってその説明会を行うというお役所顔負けの上意下達ぶり。しかもこのシステム導入に6000万円超の費用が必要であるので、ハンディキャップ発行に伴う認定料?かなにかの名目で加盟クラブの会員に課金して徴収しようという目論見です。このため、全国の支配人会は新ハンディキャップシステム導入を拙速として反対の意向を表明しているところです。昨日の説明会でも質疑の大半は負担金、課金に対する考えを質す論議ばかりでした。
 
 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

奈良柳生カントリークラブ

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