いよいよ今日から女子プロゴルフツアーが開幕しました。沖縄県の琉球ゴルフクラブで行われている「ダイキン・オーキッドレディース」が今季の開幕戦です。2年連続賞金王のアン・ソンジュ(韓国)を阻止し3年ぶりの賞金女王奪還を目指す横峯さくらをはじめ上田桃子、有村智恵といった日本選手の活躍が期待されています。
テレビ中継でもそうですが、日本選手が優勝争いしているのと、していないのでは視聴率は全然違うそうですし、何よりもゴルフトーナメントが盛り上がりません。米国女子ツアーでは宮里藍が開幕戦から優勝争いしゴルフファンのみならず国民の耳目を集めているだけに、国内ツアーも日本人選手の活躍を期待したいものです。
今季の女子ツアーではスロープレーに対して選手に警告としてイエローカードを導入することになりました。スロープレーにペナルティを課すのは競技委員も選手も曖昧で釈然としないことがあります。今まではスロープレーした選手に競技委員から口頭で警告するのですが、それが警告なのか、注意なのか、お願いなのか判りにくいため、目に見える形でのスロープレーに関する警告を導入したようです。
具体的に1)前の組との間隔が14分以上空いた場合。2)パー4で前の組と1ホール空いた場合は、その組全員がイエローカード(警告)の対象となるそうです。そしてイエローカードを渡されると計測の対象となり、組の選手は1打30秒×スコアに11秒を加えた所定秒数を超えると2罰打が課されます。
つまりスコアが4なら、30秒×4(ストローク)=120秒、これに11秒をを加えると131秒となり、これを超過するとペナルティが課されます。初回と2回の違反は2罰打、さらに違反を重ねると競技失格になります。スロープレーは意外に本人の自覚は乏しい。プロに限らずわれわれアマチュアゴルファーもショットまでの1ストロークが30秒以内ということを頭に入れてラウンドしてみてはいかがだろう。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇