鰻の値段が暴騰しているそうです。鰻の稚魚であるシラスが激減し養殖、天然はおろか中国、台湾産まで鰻の収穫量が減り仕入れ値がハネ上がり鰻専門店や鰻料理店は悲鳴をあげています。当レストランでも以前、鰻が値上がりし鰻重などの鰻料理は若干値上げしましたが、あれからさらに文字通り仕入れ値は「うなぎ上り」で鰻重などメニューから下げざるを得なくなったと大串料理長から申し入れがありました。
「現在の鰻の稚魚・シラスの相場が金相場の半額、夏前になると金の相場にさらに近づくでしょう」(大串料理長)とのこと。このままだと鰻重を3千円に値上げしても追いつかないとのことで、今月で仕入れの予約在庫がなくなるため、3月1日以降、鰻メニューを下げることになりましたので、ご了承ください。当レストランの名物料理の一つで、人気のあった「鰻のおひつまぶし」など鰻メニューが消えるのは残念です。
鰻の稚魚・シラスの収穫が増えても鰻に成長するまで2年はかかりますので、2年以上は鰻の暴騰が続くとのこと。鰻好きの方にとっては夏の土用の丑の時しか口にできない高級料理となってしまいました。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇