最近、近隣ゴルフ場で貴重品ロッカー荒らしが発生しました。東近畿地区支配人会の防犯委員会でも今春から大阪地区のゴルフ場などで貴重品ロッカーが荒らされているとの情報があり、貴重品ロッカーの監視体制など注意をするよう喚起していましたが、ここにきてまた横行するようになってきました。
昨日も須川町の駐在所の巡査が来訪し、その手口などを説明するとともに、貴重品ロッカーの監視体制の強化、不審者がどさくさに紛れて入場しないように注意するよう指導を受けました。
貴重品ロッカー荒らしの手口は、ゴルファーを装った複数の者がそれぞれの役割を決め、入力キーボードの上部に小型のビデオカメラを接着し離れた場所から遠隔操作で入力した番号を受信撮影するという、以前からある犯行手口だそうです。
こうした犯行を防ぐために貴重品ロッカーの周辺を監視するビデオカメラを設置しているゴルフ場が増えていますが、設置していないゴルフ場やビジターの多いゴルフ場が狙われているようです。当クラブでは犯行防止のための監視カメラを常時まわしてDVDに収録していますし、入力キーボードの上部に小型カメラなどを接着できないように工夫しています。
とはいえ、これで防犯体制は十分とは思いません。スタート室に設置しているテレビ画面で、防犯監視カメラから写し出す映像をチェックしながら不審者や挙動不審な者がいないかさらに注意するよう、指示しました。
最近はゴルフ場にあまり多額の現金を持参する人は少なくなりましたが、財布に入れたキャッシュカードやクレジットカードだけを盗み出し現金を引き出されるケースが多いようです。貴重品ロッカーの暗証番号はキャシュカードやクレジットカードと同じ番号を入力しないようにしてください。いずれにしても挙動不審の人物を見かけたらスタート室やフロントのスタッフにお知らせください。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇